#67 【新しいわたし】 “太るで”と刺す男と“食べや”と笑う男
旅好きな元夫。
日常を旅に変えてくれる彼氏、山田さん。
元夫と私の唯一の共通の趣味は、旅行だった。
行き先は北海道、沖縄、海外。
聞くと豪華だけど、問題はそこじゃない。
結婚してから分かったが
元夫の旅行の目的は
「🚃移動そのもの😂」
現地では徹底的にお金をケチり、
「数をこなす」ことに命をかける。
当然ながら単価は下がる。
まるで、値引きの回転寿司😡
“非日常を味わう旅行” ではなく、
“休暇の消化試合”。
競馬🏇が始まる時間にはホテルに入りたがる。
私の思う「旅行」とは、違った。
「安物買いの銭失い」みたいな旅行が続き、
どんどん家計を圧迫していった。
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⭐️山田さんとの共通項は
もっと小さくてもっと優しい
それは──
“食べること”。
私は舌が肥えているわけじゃない。
美味しいものは好きだけど
知らない世界も山ほどある。
😂いや、そらそうよ? 許して?
結婚してた頃、ファミレスで「高い😑」
言う男と一緒に暮らしてたんやから。
貧乏舌にもなる😂
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🤍豚まんの食べ歩きデートという、新しい旅
山田さんに
「豚まん?551ぐらいしか…」
と言ったら、驚いていた。
そんな彼が提案してくれたのが
🥟豚まんの食べ歩きデート。
豚まんって、こんなにお店あったんや。
並んで、買って、歩きながら食べる。
👀「いかがですか、お嬢様」
👄「皮が甘めでおいしいですわ
具も味が濃いめで好みです」
👀「食レポ上手いな」
山田さんが選んだ3軒をめぐりながら
笑って、また歩いて。
地元なのに、小さな旅行みたいに楽しかった。
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🧋タピオカと、アラフィフのリアル
山田さんは、コンビニのタピオカしか飲んだことないらしい。
「🧋本物に触れなあかん、行こ!」
と私が誘った。
アラフィフのおじさん“タピオカ🧋初体験”。
私は最後の4粒を一気に吸い込もうとして
無言で格闘していた。
横から、彼が急にガチトーン。
「そんなんやめとき。喉に詰まるで。危ないで」
「そんな歳ちゃうわ!」
と言いかけて、黙る。
いや、そんな歳やわ、私。
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⭐️1,100円の幸せ
これ、昔の私なら気づけなかったやつ。
私はパスケースが欲しかった。
文具屋へ寄った。
「安いのでええねんけど」
と言ったけど、心の中では
(20代の私、韓国免税店でヴィトン買ってたな…)
と無駄に遠い記憶を思い出していた。
ハイブランドが“普通”だったあの頃の私😂
山田さんは
「僕も買おうかな」
と言い、100均で買ったヨレヨレのパスケースを見せてくれた。
ヨレヨレすぎて、逆に味があった。
色違いで1,100円のパスケースを購入。
そしたら彼が言う。
「交換してお金払おう、
プレゼントし合う形にしよか」
“お揃い”が恥ずかしかったらしい。
私は「ああ、お揃いやな」
くらいしか思わなかった。
(…感性🍂枯れとる…💦)
でも、昔の私なら、絶対こう思ってる。
「え、買ってくれへんの?」
「貧乏くさいな、高校生かよ」
でも今は違う。
彼は私に負担をかけず、
「買ってあげる」と“与えて恩を着せる”
にもせず「一緒に共有できる形」にしてくれた。
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⭐️派手な旅行じゃなくても、心は満たされる
元夫との旅行は華やかだった。
飛行機✈️に乗って
サクララウンジ🍷に行って
ホテルに泊まって
「旅行っぽい」ことをして終了。
山田さんとのデートは、
🥟豚まんと
🧋タピオカと
🚃1,100円のパスケース。
「幸せってこれでよかったんや」
って、やっと分かった。
遅いな😂
地元の商店街でも、相手次第では旅になる。
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⭐️そして、太る😱
その後、ジンギスカン🐏(支払いは山田さん)を食べて、バー🍹(割り勘)で軽く飲んで、
駅まで手を繋いで歩いた。
楽しいと、なんぼでも食べられる自分が怖い😱
でも山田さんは、元夫みたいに
「🐷太るで」→元夫は太っている。
「⚡️食べすぎやろ」→私の分を取る口実。
なんて絶対言わない。
私が「あっ…食べすぎやんな💧やめとくわ」
と謎の遠慮をしても
「いや、食べたらええやん。
これ気に入ってるやん」
って、平然と言う。
……太るやつ🐷運動せな。
正直、よく分からない。
山田さんが普通で、私がバグっているだけなのか、山田さんが稀有な人なのか。
どっちなん?
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