【保存版】名作オープニング大全|691作品の「ド頭」を、一冊で引ける辞典にしました
こんにちは。だんごぶっくです。
大全シリーズ、第3弾です。『名作ログライン大全』で物語の芯を、『名作キャラクター大全』で人物の芯を辞典にしてきました。
今回はいよいよ、「ここに命をかけてほしい」と言い続けてきた場所。
冒頭です。
『名作オープニング大全』。
映画・ドラマ・アニメ・漫画・小説の名作691作品の「最初の数分(第1話冒頭・書き出し)」だけを分析して、辞典のように引ける一冊にまとめました。
「ド頭に命をかける」
コンクールの下読みは最初の数ページで読む姿勢を決める。
配信の視聴者は冒頭数分で再生をやめる。
つまり冒頭は、作品の中で唯一「全員が読んでくれる場所」です。
だからこそ、そこに命をかける。
詳しくはこちらの無料記事をご覧ください。
冒頭には、仕事が渋滞しています。
主人公の紹介、世界の説明、事件の予感、そして「先を観たい」と思わせる掴み。
全部を数分でやるのは不可能に見えますが、名作はやっている。
しかも、調べてみるとそのやり方には共通の「型」があるんです。
掴みの型は、10に分けられる
①事件先行型:主人公より先に脅威を見せる(ジョーズ)
②結果先行型:最悪の瞬間から始めて遡る(ブレイキング・バッド)
③犯行先行型(倒叙):全部見せて「どうバレるか」で引く(古畑任三郎)
④日常提示型:壊される前の世界を刻む(千と千尋の神隠し)
⑤人物の所作型:動作でキャラを立てる(セブン)
⑥小道具語り型:物に主題を語らせる(バック・トゥ・ザ・フューチャー)
⑦伝説先行型:世界を起動するプロローグ(ONE PIECE)
⑧ルール提示型:掟の説明が予告になる(イカゲーム)
⑨語り出し型:一人称の声で掴む(人間失格)
⑩仕掛け型:見せ方そのもので掴む(カメラを止めるな!)
本書は、691作品すべてにこの「型」のラベルを付けました。
つまり「自分の企画をどの型で開くか」から逆引きできる辞典です。
事件先行型の名作だけを続けて読む、なんて使い方ができます。
この一冊の中身
・A4のPDF(記事末尾からダウンロード・有料)
・691作品=映画341(邦画・洋画・韓国映画)/ドラマ200(日本・海外)/アニメ75/漫画50/小説25
・章は媒体別、章内は五十音順。「あの名作はどう始まっていたっけ?」で引けます
・巻頭に「ド頭の技術」ミニ講義+型カタログ、巻末に自分の冒頭を書くテンプレ&チェックリスト付き
1作品につき、4つの視点
❶ 一行:「〇〇が、〇〇のために、〇〇する話。」物語全体の文脈をまず一息で。
❷ ド頭:開幕数分で実際に起きることの再現。※冒頭部分のネタバレを含みます(後半・結末には触れません)
❸ 型:その冒頭がどの「掴みの型」か。
❹ 分析:なぜ掴めるのか+自作にどう応用するか。
たとえば『ジョーズ』ならこうです。
ド頭|夜の浜辺。焚き火のパーティーを抜け出した若い女が、一人で夜の海へ泳ぎ出す。次の瞬間、水面下からの視点に切り替わり、彼女は見えない「何か」に引きずり回されて消える。襲った者の姿は、最後まで一度も映らない。
▷ 型|事件先行型(脅威のチラ見せ)
▶ 分析|主人公が登場する前に、観客にだけ「この海には何かいる」と教えてしまう。以後、登場人物がのんきに海へ入るたび、観客は勝手に緊張する。この一手が、残り2時間ぶんのサスペンスの前払いになっている。
この調子で、『七人の侍』から『鬼滅の刃』、『ブレイキング・バッド』まで691本。実際の紙面はこんな感じです👇

こんな使い方を想定しています
① 型から逆引きする:自分の企画に合う型を決めて、同じ型の名作の開き方を並べて読む
② 直しに使う:冒頭が弱いと言われたら、同ジャンルの名作のド頭と自作を並べて、負けている要素(画の強さか、問いの強さ)を特定する
③ 筋トレする:作品名だけ見て「どの型で開いていたか」を思い出し、本書と答え合わせする
④ 鑑賞ガイドにする:観る前に読むと、最初の5分の設計が見えて、名作が“教材”に変わります
ログライン大全が「芯」、キャラクター大全が「人」、そして本書が「入口」。
3冊で、企画書と脚本の最初の10ページに必要なものが一通りそろいます。
正直にお伝えしておきたいこと
本書の「ド頭」は各作品の冒頭部分の内容に踏み込んでいます(物語後半や結末の核心には触れていません)。
まっさらな状態で観たい作品は、観てから引いてください。
そして分析は「唯一の正解」ではなく、一人の脚本家が691本の冒頭をこう読んだ、というサンプル集です。
「私ならこの型で開く」と反論しながら使ってもらえたら、それが一番の使い方です。
同シリーズの、お得なまとめ買いもございます。
こちらもご検討ください。
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