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マクロとミクロで進めるデータ民主化

note社では、会社の中の様子を社外の人に知ってもらうための取り組みとして、「オープン社内報」という企画を行っています。

オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。

今回は「バリューバトン」ということで、note社のバリューにそって、一緒に働いているメンバーをご紹介する企画となっています。前回はエンジニアのkihayaさんに、不肖わたくしエンジニア・エンジニアリングマネージャーのga9jiを紹介していただきました。

ありがたいです。そんな退勤に全力をかける男から、今回はデータユニットのマネージャー、久保田さんをご紹介しようと思います。


データの民主化

久保田さんがマネージャーとして率いる開発本部のデータユニットは、note(社)の意思決定をデータの力で支えることを目的としています。具体的には、主にデータの基盤の構築を担うチームと、データ分析を担うチームから成り立っています。

そんなデータユニットが掲げる目標のひとつに、「データの民主化」というものがあります。

そもそもデータの民主化とはなんでしょうか?
色々な考えがあるかと思いますが、僕は
ユーザーの知識に依存せず、正しくデータの抽出・分析ができる環境
と定義しました。

ある程度のサービスへの知識がある社員であれば、SQLを書かずに誰でもデータ分析ができたら夢の環境ですよね。

https://note.com/littlekbt6/n/n2aba7eb967b2

ひとくちに「データが重要」といっても、分析のための基盤があること、それにアクセスできること、分析のための技法(SQLを書ける、とか)、など、さまざまなレイヤーで課題があります。そんな無数にある課題を、基盤やBIツールの構築やフローの整備、教育支援などを通して粘り強く解決してきたのが、データユニットのみなさんです。

データ+AI プロジェクト

その中から、久保田さんが主導した、AIを使ったデータ民主化の取り組みをご紹介します。

これは社内ではシンプルに@data-aiと呼ばれている仕組みです。ごくごく簡単にいうと、Slackで@data-aiというbotに対して自然言語でデータ抽出や分析の依頼をすると、クエリを発行したり、分析を実行してくれたりするものです。こんな感じです。

Slackで@data-aiに対してクエリの生成を依頼する様子
@data-aiの応答例

ざっくりした指示でも、ちゃんとSQLを発行してくれます。問題なければ実行、もし修正したい場合は再度メンションしてあげれば修正してくれます。めっちゃ便利。

これにはText2SQLという技術が使われています。詳細は久保田さんが書かれた記事をお読みいただければと思います。

久保田さんが書かれているように、LLMはSQLを書くことはできます。しかし、分析したい対象の正確なクエリを書くためには、LLMが、あるいは指示を出す人が、ある程度noteのデータ構成(テーブルがどうなっているか、どのデータがどこに入っており、どのデータと結びつくのか、などなど)を知っている必要があります。これはエンジニアや日々データ分析に関わる方以外からすると大変なことだと思います。

上の記事ではそれを解決するためのアーキテクチャについて、(自分から見ると)わりとさらっと説明されているように思います。が、エンジニアとしてnoteに関わる身からすると、あの巨大なデータたちに対してこれをやったのか……!と頭が下がる思いがします。さらに、そんな大変なシステムを、システムに馴染みのない方がSlackから簡単に使えるようにするということも、まさにデータの民主化だなと思います。

とはいえ、個人的には、これはエンジニアこそめちゃめちゃ恩恵を受けているんじゃないかと思っています。たとえばサポート対応などでエンジニアが実装を確認し、説明する、というような場面がしばしばありますが、じゃあ実際データはどうなってんの?という裏付けが必要なときに、@data-aiにさっと問いかければ、結果がすぐ返ってきます。「これはこのテーブルだから、クエリは……」みたいな作業が限りなく減ることで、対応のスピード感が増します。エンジニア(だけ)が把握しているシステムと、エンジニア以外の方々をつなぐ役割として、データが活用される。これもデータの民主化なのかなと思ったりもします。

草の根民主化

さて、ここまで社内全体に関わるシステム構築の話をしてきましたが、久保田さんの日々の動きもご紹介します。僕が久保田さんとやりとりをするときにいつも思うことが、とにかく久保田さんは対応が速く、丁寧、ということです。

先程の@data-aiのSlackチャンネルを見てみると、社員が@data-aiとやりとりするスレの中で、久保田さんが出現しているのをよく見かけます。そこでされているやりとりはさまざまなのですが、例えば@data-aiが吐き出すクエリが正しくない場合には修正したり、あるいはより効率的なクエリを提案したり、バグの対応をしたりしています。リアルタイムに@data-aiとやりとりしている最中にも姿を現してアドバイスしてくれるなど、本当に神出鬼没だなと思います(褒めています)。

筆者と久保田さんのSlackでのやりとり
ゴマをする筆者と褒めてくれる久保田さん

このチャンネルに限らず、質問にはすぐに答えていただいたり、技術的な相談をしたときもすぐ「やりましょう」といった感じで進めていただいたり、本当に頼もしいです。いつもありがとうございます。

マクロな仕組みづくりと、ミクロなサポート。その両輪が、データの民主化を進める原動力なのだなと日々実感しています。


今回のバリュー

・クリエイティブでいこう / Be Creative
クリエイティブというのは、ある状況に対して、前向きに楽しく問題を解決しようとする姿勢を指します。どんなに困難に見える課題でも、クリエイティブに解決する糸口は必ずあります。note株式会社のメンバーはそれを追い求めます。

・つねにリーダーシップを / Leadership
note株式会社のメンバーは、あらゆることに当事者意識を持って、率先して行動します。傍観でも、感想でも、批評でもなく、まず自分が行動することを重視します。どんなときも問題を解決する意志を持ってことに臨みます。

・すばやく試そう / Try First
新しいことに取り組む時、まず、すばやく、小さく、試すことからはじめます。大きな問題は分割し、議論が長引きそうなときには、どんどん手を動かして、動くものを前に議論します。大事なのは事業を具体的に前にすすめることです。


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ga9ji 💯

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