【実録】ComfyUIで作ったLINEスタンプを初めて審査提出して分かった3つの課題
1. はじめに
ComfyUIを使って「自分のオリジナルスタンプを生成してみたい!」「初めて審査に出してみよう!」と意気込んでみたものの、いざ出力した画像をそのままLINEクリエイターズマーケットに登録しようとすると、想像以上に多くの壁にぶつかりませんか?
この記事は、私が初めてComfyUIでLINEスタンプの画像を作成し、実際の審査提出まで進めた過程で発覚した「リアルな失敗と課題」をまとめた実践録です。
これから初めてスタンプ審査に挑む方が、私と同じように時間を溶かさないための「失敗回避のヒント」としてお読みください。
なお、この記事では主に「初めて審査提出して分かった課題」に絞ってまとめています。
ComfyUIでLINEスタンプを作る全体の流れを先に知りたい方は、こちらの記事もあわせて読むと流れがつかみやすいです。
▶ 【初心者向け】ComfyUIでLINEスタンプを作る手順まとめ|生成から申請まで5ステップで解説
また、ComfyUIの導入や基本的なエラーでつまずいている方は、先にこちらを読むのがおすすめです。
▶ 【初心者向け】ComfyUIで99%詰まるエラー4選と解決まとめ
2. この記事で分かること
この記事では、初めてComfyUIで作ったLINEスタンプ画像を審査提出まで進める中で見えてきた、次のポイントをまとめています。

審査提出前に確認したい、ComfyUI出力画像のつまずきポイント
背景透過や白フチ対応で実際に詰まりやすかった点
LINE指定フォーマットに合わせる時に感じた手間
表情差分を作るときに感じた課題と改善の方向性
初めて審査提出する前に、どこを確認しておくと手戻りを減らせるか
この記事は、特に「初めて審査に出す直前・出した直後に見えた課題」を中心にまとめています。
すでに制作を進めていて、
「差分・透過・余白・申請前チェックをまとめて確認したい」
という方は、こちらのチェックリスト記事も参考になると思います。
▶ AI画像をLINEスタンプ販売まで進める実践チェックリスト|差分・透過・余白・申請の詰まりどころ
3. 前提と当時の状況
今回の前提は、以下のような状況です。
使用ツール:ComfyUI
目的:AI画像でLINEスタンプ用の画像を作成し、実際に審査提出まで進める
対象読者:ComfyUIでキャラクター生成まではできたが、実際の「商品」としてLINEスタンプ化する手順で止まっている初心者の方
私自身も、最初は「かわいいキャラクター画像が作れれば、そのままスタンプにできるのでは?」と思っていました。
ですが、実際に進めてみると、画像生成そのものよりも、
生成後にLINEスタンプとして使える形へ整える工程
でかなり詰まりました。
特に大きかった課題は、次の3つです。
4. 審査提出で見えた3つの大きな課題
課題①:背景透過の罠
謎の暗いフチと、白い服の透過事故
ComfyUIから出力された画像を、ただ背景削除ツールに通しただけでは、実用に耐えないケースがありました。
LINEのトークルームは、使う人によって背景色が異なります。
白っぽい背景の人もいれば、黒系・ダークモードの人もいます。
そのため、白背景で確認した時は綺麗に見えていた画像でも、黒い背景に乗せると輪郭の周囲に黒いフチやゴミが目立つことがありました。
逆に、白い服のハイライト部分まで透過されてしまい、胴体に穴が空いたように見えるケースもありました。
特に初心者のうちは、白背景で確認して「きれいに透過できた」と思ってしまいがちです。
でも実際には、
黒背景で見た時にフチが出ていないか
白い服や明るい髪の一部が欠けていないか
まで確認しないと、スタンプとして使った時に違和感が出やすいと感じました。
透過まわりは、実際にやってみるとかなり沼でした。
特に、次のような問題は初心者がかなり詰まりやすいポイントだと思います。
白背景では綺麗に見えるのに、黒背景でフチが出る
白い服や明るい髪の一部まで透ける
スタンプとして使うと輪郭の違和感が目立つ
透過処理後に、キャラクターの一部が欠けて見える
修正しようとして手作業がどんどん増える
透過後の白フチや欠けの原因・対策については、別記事で詳しくまとめています。
▶ 【初心者向け】ComfyUIで透過後に白フチや欠けが出る原因と対策
また、実際に私が透過PNG作成で詰まった体験談はこちらにまとめています。
▶ 【実録】ComfyUIでLINEスタンプ用の透過PNGを作ったら白フチと欠けで詰まった話
課題②:LINE指定フォーマットへの対応の手間
余白・サイズ調整を後回しにすると手戻りが増える
LINEスタンプには、画像サイズや余白に関するルールや推奨があります。
申請時にはこのあたりの考え方も意識する必要があり、ここを後回しにして出力後に一枚ずつサイズや余白を調整しようとすると、手戻りが増えやすいと感じました。
特に、8個〜40個のスタンプセットに対して、生成のたびにこの手作業の微調整を繰り返すのは、控えめに言ってかなり大変でした。
最初は、
「画像ができてからサイズを整えればいい」
と思っていました。
でも実際には、表情差分を作るたびに、
キャラクターの大きさが少し違う
余白の取り方がバラバラになる
文字を入れるスペースが足りない
透過後に上下左右の見え方が変わる
スタンプ一覧で見た時に統一感が弱くなる
といった問題が出てきました。
この時に感じたのは、LINEスタンプ制作では
「かわいい画像を作ること」と「販売できる形に整えること」は別作業
だということです。
画像生成だけに集中していると、あとから
サイズは大丈夫?
余白は足りている?
透過ミスはない?
表情差分の統一感はある?
申請前に何を見ればいい?
という確認が一気に押し寄せてきます。
そのため、制作前からチェック項目を決めておくとかなり楽になります。
申請前の確認項目をまとめた記事はこちらです。
▶ AI画像をLINEスタンプ販売まで進める実践チェックリスト|差分・透過・余白・申請の詰まりどころ
課題③:表情差分の「同一性」担保と顔の崩れ
LINEスタンプを作る時は、同じキャラクターでいろいろな表情やリアクションを作りたくなります。
例えば、
ありがとう
ごめん
了解
おつかれさま
うれしい
しょんぼり
びっくり
おやすみ
のように、日常的に使える表情差分を作りたくなります。
ただ、ここで大きな問題になったのが、
表情を変えようとすると、キャラクター自体が別人っぽくなってしまうこと
でした。
「同じキャラクター」で「喜怒哀楽」のバリエーションを作りたいのに、表情を変えるためにプロンプトを少し弄ると、途端に別人のような顔つきになったり、服のデザインが変わってしまったりしました。
LINEの審査自体は、多少顔が違っていても通る可能性はあるかもしれません。
ただ、スタンプセットとしてのクオリティを考えると、
「これ、さっきのスタンプと同じキャラ?」
と思われるのはかなり痛いです。
特に、オリジナルキャラクターとして見せたい場合は、表情差分ごとに顔立ちや髪型、服装の印象が大きく変わると、セット全体の魅力が弱くなってしまいます。
LINEスタンプでは、表情差分がかなり重要です。
「ありがとう」
「ごめん」
「了解」
「おつかれさま」
のように、感情やリアクションごとに表情を変えたい一方で、キャラクターの顔が毎回変わってしまうと、スタンプセット全体の統一感が弱くなります。
私もこの部分でかなり悩みました。
表情差分で顔が崩れやすい原因と、改善の考え方はこちらの記事で詳しくまとめています。
▶ 【初心者向け】ComfyUIの表情差分で顔が崩れる原因と対策
5. 私のつまずきポイント
時間を溶かした最大の失敗
私が一番時間を溶かしたのは、
「完璧な生成画像を出そうと、後処理にこだわりすぎたこと」
です。
出力された画像とにらめっこして、画像編集ソフトで数時間かけてフチの汚れや透過漏れを消しゴムツールで直しては、
「最初から別の画像を生成し直した方が早かったのでは?」
と気づき、結局またComfyUIに戻る……という作業ループに入りました。
手作業の介入が増えるほど、再現性も失われていきました。
1枚だけなら、手作業で直すのもまだ現実的です。
でも、LINEスタンプは複数枚のセットです。
8個、16個、24個、40個と数が増えるほど、1枚ずつ手作業で直すのはかなり厳しくなります。
さらに、1枚を直しているうちに、別の画像の違和感が気になり始めます。
そうすると、
画像を生成する
透過する
フチや欠けを確認する
手作業で直す
サイズと余白を調整する
他の差分と見比べる
気になる部分が出てまた修正する
というループに入りやすくなります。
現時点で私が有効だと感じているのは、
「ComfyUIのワークフロー内でできるだけ工程をまとめ、背景透過、白フチ追加、サイズ調整、余白調整までをなるべく一本道で再現できる形に寄せること」
でした。
ここで大事だと感じたのは、
「手作業で直す前に、どこまでComfyUI側の工程で再現できるかを考えること」
です。
もちろん、最後の微調整に画像編集ソフトを使うこと自体は悪くありません。
ただ、毎回手作業で直す前提にしてしまうと、スタンプ数が増えた時に一気に苦しくなります。
ComfyUIでよくある基本的な詰まりポイントについては、こちらの記事にもまとめています。
▶ 【初心者向け】ComfyUIで99%詰まるエラー4選と解決まとめ
6. 初めて審査提出して感じたこと
初めてLINEスタンプを審査提出してみて感じたのは、
AI画像生成は「画像が作れたら終わり」ではない
ということです。
むしろ、LINEスタンプとして販売することを考えると、生成後の工程の方が重要でした。
特に、次のような視点が必要だと感じました。
透過後に黒背景でも違和感がないか
白背景だけで確認して満足していないか
キャラクターの一部が欠けていないか
サイズや余白がバラバラになっていないか
表情差分を並べた時に、同じキャラクターに見えるか
スタンプセットとして統一感があるか
申請前にまとめて確認できるチェック項目があるか
最初から全部を完璧に整えるのは難しいです。
ただ、何も知らずに進めるよりも、
「どこで詰まりやすいか」
を先に知っておくだけで、かなり手戻りを減らせると思います。
7. まとめと次のステップ
初めてのLINEスタンプ審査提出は、「可愛いキャラクターを生成して終わり」ではなく、むしろ
「生成された画像をどうやってスタンプの規定に落とし込むか」
が最大のハードルでした。

今回、私が特に大きな課題だと感じたのは次の3つです。
背景透過の罠
黒背景でフチが出る
白い服や明るい部分が透ける
透過ミスの確認に時間がかかる
LINE指定フォーマットへの対応
サイズや余白を後から整えると手戻りが増える
複数枚のスタンプで統一感を出すのが大変
申請前チェック項目を決めておく必要がある
表情差分の同一性担保
表情を変えると顔が崩れる
服装や髪型が変わる
スタンプセットとして同じキャラクターに見せる工夫が必要
もしあなたが今、私と同じように手作業の透過処理やサイズ調整で時間を溶かしているなら、まずは制作フロー自体を整理して、毎回同じ順番で確認できる形にすることから始めるのがおすすめです。
次に読むなら
ここまで読んで、今の自分の状況に近いものがあれば、次の記事もあわせて読んでみてください。
これから制作を始める方
ComfyUIでLINEスタンプを作る全体の流れを知りたい方はこちら。
▶ 【初心者向け】ComfyUIでLINEスタンプを作る手順まとめ|生成から申請まで5ステップで解説
ComfyUIのエラーや導入まわりで止まっている方
まずはComfyUIの基本的なつまずきを先に潰したい方はこちら。
▶ 【初心者向け】ComfyUIで99%詰まるエラー4選と解決まとめ
表情差分で顔が崩れて悩んでいる方
同じキャラクターで表情差分を作ろうとして、顔が別人っぽくなる方はこちら。
▶ 【初心者向け】ComfyUIの表情差分で顔が崩れる原因と対策
透過PNGの白フチ・欠けで詰まっている方
透過後に白フチが出る、キャラクターの一部が欠ける、黒背景で確認すると違和感が出る方はこちら。
▶ 【初心者向け】ComfyUIで透過後に白フチや欠けが出る原因と対策
実際に透過PNG作成で詰まった体験談はこちらです。
▶ 【実録】ComfyUIでLINEスタンプ用の透過PNGを作ったら白フチと欠けで詰まった話
申請前のチェック項目をまとめて確認したい方
透過・余白・差分・申請前チェックをまとめて確認したい方はこちら。
▶ AI画像をLINEスタンプ販売まで進める実践チェックリスト|差分・透過・余白・申請の詰まりどころ
LINEスタンプで初収益を出すまでの失敗談も知りたい方
審査提出後、実際に初収益まで進める中でハマったポイントはこちらにまとめています。
▶ 【実録】初心者がLINEスタンプで初収益を出すまでにハマった3つの罠と回避方法
最後に
このnoteでは、
ComfyUI初心者がAI画像を使ってLINEスタンプ販売まで進める過程でつまずいたこと・試したこと・改善したこと
を実録ベースでまとめています。
きれいごとの成功談だけではなく、
「ここで詰まった」
「ここを直したら進めた」
「初心者目線ではここが分かりにくかった」
という部分も、できるだけ具体的に残していく予定です。
同じように、AI画像生成やComfyUI、LINEスタンプ制作に挑戦している方は、よかったらフォローしてもらえるとうれしいです。
今後も、制作ログや失敗談、改善メモを少しずつ更新していきます。
