点字note #9│「得てして」と「ものだ」─ 理屈屋なりのやり方で小説を…
原本記事
点訳後記
なんともまあ、理屈っぽさ全開でしたね。
でもこの理屈っぽさが、後に始めた点訳ボランティアに役立っているような気がしています。
リライトかぁ……
当時はまだ「物語を書くこと」への警戒心が強く、書き始めたところで数行で力尽きる未来しか見えなくて、人さまの文章を土台に推敲の真似事をして「書きたい欲」を満たしていました。
それを続けているうちに、ふっと、そのリライト中の物語の舞台裏のようなストーリーが思い浮かんだことがきっかけで、自ら物語を紡ぐことに一歩を踏み出せたんです。
その内容がまた、理屈っぽい私にぴったりで……
物語の中で「こいつら二人、いつの間にか裏で結託してるじゃん」というツッコミどころを見つけまして。一方(策士)がもう一方(要人)をどのように説き伏せたのかを、いっちょ書いてみてやろうと。それこそ理詰めで(笑)
初期条件と到達目標を定め、それぞれの登場人物の性格を頼りにその間を矛盾無くつないでいく。
何だか、物語を紡いでいながら、数学の証明問題でも解いているような感覚。
理屈っぽさは案外小説を書く推進力になってくれるらしいということを学びました。
気がついたときには、約三千字のワンシーンが出来上がっていました。
数行しか書けないはずだった私が、三千字……
胸に迫るものがありました。
これに味をしめ、さらにうまいタイミングで『善人長屋』と再会し、『八丁堀のおゆう』とのコラボ小説の執筆に手を出して……
そのコラボ小説でクライマックスに据えようと考えた展開をベースにオリジナル作品を書いてやれと欲張った……
これが、「書けない」と諦めきっていた私が小説を書くに至った経緯のすべてです。
「執筆挑戦記」の続編を、書こう書こうと思いながらずっと後回しにしていたのですが、この「得てして…」を点訳したお陰で何やらソレラシイものを書くことができました。
ということで、この点訳後記を「執筆挑戦記《完結編》」とさせていただきます。
点字note企画と別のシリーズものをごっちゃにするな!と言われそうですが(笑)
点訳者のつぶやき
点字note企画で公開しているnote記事の点字版は、原本記事をベースにしながらも、自分の書いたものだからという気楽さから細部を自分の好みに合わせてちょこちょこ改変してあります。
著者本人としてはそれで満足なのですが……
スクリーンリーダーなどで誤読が疑われた際の確認用途や点訳の学習素材として、原本記事と点字版とを照らし合わせていただくのには適していないということに、遅ればせながら思い至りました。
点訳ルールに則った純粋な点訳版がやっぱりあって然るべきですよね。
それに私もまだまだ新米ですから、点訳の同志に私の点訳ミスや勘違いを指摘してもらうことで、お互いの点訳スキルの向上につなげられたらいいなと思うのです。
ということで、今回から著作者特権を排除したまともな(?)点訳版として「純点訳版」の点字データ(BESファイル)も追加していくことにしました。
なお、「純点訳版」は原本記事の点訳のみとさせていただきます。点訳後記まで盛り込んでいたら、きっと挫折する……(汗)
新たに追加した「純点訳版」ファイル、校正の練習台にちょうどいいかもしれません。
ぜひビシバシご指摘くださいませ!
✩ Special Thanks: きぬとらさん
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点字note まとめ記事(凡例あります):
https://note.com/gesund_fumika/n/n3dd6a7fcc744
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https://note.com/gesund_fumika/m/mc95de0aecf8e
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