公務員を辞める決断ができた5つのきっかけ
前回の記事はこちら↓
「公務員を辞めるなんてもったいない。」
退職を決めてから、一番多く言われた言葉です。
確かに、皆が思うように公務員は安定した仕事です。
給与や福利厚生、特に産休育休制度も整っていたり、将来への不安も少ない職業だと思います。
それでも私は、13年間勤めた公務員を辞める決断をしました。
今回は、その決断に至った5つのきっかけを書いてみようと思います。
① 子どもとの時間をもっと大切にしたい
1番の理由はこれです。
子どもが生まれてから、仕事に対する考え方が大きく変わりました。
朝は慌ただしく保育園や小学校へ送り、夕方中途半端でも仕事を切り上げて迎えに行き、帰宅したら風呂、夕ご飯、寝かしつけ‥
目まぐるしく毎日が過ぎます。
「今日もゆっくり話せなかったな。」
「もっと一緒に遊びたかったな。」
そんな日が何度もありました。
そして、衝撃的な事件が起きました。
小学校に上がった子どもが学校で習った引き算の勉強をしていました。
なんと、引き算を全くもって理解できていなかったのです。
たまたま時間休暇を取り、早めに帰宅していた時だったので、マンツーマンで2時間教えました。
宿題は出来ていたのに、なぜわからないんだろう‥?
後から知りましたが、学童で宿題をしていた時に上級生が答えをこっそり教えていたのです‥
そんなことあるのーーーー?!
家でしっかり勉強も見ないといけない‥!!
と改めて実感しました。
それだけでなく、子どもはあっという間に成長します。
今しかない時間を大切にしたい。その思いが、退職を考える一番の理由になりました。
② 生活に余白がなく、毎日ギリギリだった
毎朝時間に追われ、仕事では締切や電話対応に追われる日々。
家に帰れば家事と育児。
休日も平日にできなかったことを片付けるだけで終わってしまうことが多く、「休めた」という感覚はほとんどありませんでした。
朝は栄養剤、日中はビタミン剤。
気づけば「元気を薬で補いながら働く」のが当たり前になっていました。
体調を崩して初めて、「これは普通じゃない」と気づいたこともあります。
忙しい毎日を過ごしているうちに、「私は何のために働いているんだろう」と考えるようになりました。
心にも時間にも余白のある生活を送りたい。
そう思うようになったことも、大きなきっかけでした。
③ 新しいことに挑戦したい
「もっと自分の力を試してみたい。」
そんな気持ちは年々強くなっていきました。
思い立って、まずは簿記3級の勉強を始めてみました。
その時の記事はこちら↓
朝早く起きてテキストを開く時間は、公務員として与えられた仕事をこなすだけの毎日とは違う手応えがありました。
1回目の試験は思うようにいかず悔しい結果でしたが、それでも「自分で決めて、自分の力で進んでいる」という感覚は、想像以上に大きな支えになりました。
もちろん、公務員の仕事にもやりがいはあります。
でも、一度きりの人生だからこそ、色んなことを自分で挑戦し、道を切り開いてみたいと思うようになりました。
④ 好きな時に旅へ出かけたい
旅行は私にとって、最高のリフレッシュです。
でも公務員は、長期休暇を自由に取ることが難しい場面もあります。
大型連休は混雑し、旅行代も高くなります。
「平日にゆっくり旅行できたらいいのに。」
そんなことを何度も思いました。
働き方を変えれば、旅のスタイルも変えられる。
家族との思い出をもっと増やしたいという気持ちも、退職を後押ししました。
⑤ 一度きりの人生。やりたいことをやりたい
最後は、とてもシンプルな理由です。
人生は一度きり。
このまま「安定しているから」という理由だけで働き続けて、何十年後かに後悔しないだろうか。
そう自分に問いかけたとき、答えは決まっていました。
失敗するかもしれない。
思い通りにいかないかもしれない。
それでも、自分で選んだ道なら納得できます。
「あの時挑戦しておけばよかった。」
そんな後悔だけはしたくありませんでした。
おわりに
私は、公務員という仕事が嫌いだったわけではありません。
たくさんの経験をさせてもらい、多くの人と出会い、成長できた13年間でした。
だからこそ、感謝の気持ちは今でも変わりません。
それでも、自分らしい人生を歩むために、新しい一歩を踏み出すことを決めました。
「もったいない」と言われるたびに、正直揺れなかったわけではありません。
それでも今は、この選択を「もったいない」ではなく「自分らしく生きるための一歩」だったと思えています。
もし今、公務員を続けるか悩んでいる方がいたら、すぐに辞める必要はありません。
でも一度だけ、自分に問いかけてみてください。
「本当にこの働き方で、10年後も笑っていられるだろうか。」
その答えが、あなたにとっての正解なのだと思います。
次回、公務員を辞めると決めた今の私が感じている不安についてお話しします。
