【育児】高校3年で覚醒しても間に合わない「学力」について、元教師ママが思うこと
◾️「お受験」トークで思い出した「今から磨くべき資質」について
元高校教師のharukaです。
今日は突然、大学受験のお話です🤣
(と見せかけて、最終的には育児の話です)
最近、ママ友との
お受験トークの流れから
「手遅れの高3生」の存在を
思い出すことが多いんですが🥹
(残念ながら毎年います🥲)
高3の2学期ごろから
ようやくエンジンがかかって
問題集とか参考書とか
揃えちゃったりして
な ぜ か 授 業 中 に
こそこそ受験勉強を
しちゃったりする彼ら😇
(全部見えとったわ!!!!)
それでも間に合う
生徒諸君はいますし
特に現役生は
ミラクルもたくさん
起こったりするのですが
それでも、たかだか数ヶ月程度では
絶対に埋められない差
というのが、あったなぁ……と
◾️高校3年で「埋められない差」とは「勉強量」ではない
本格的な受験シーズンに入って
残酷なほどに明らかになる
「埋められない差」
「積み重ねたものの違い」
これは単純な
「勉強量」「知識量」のことでは
ありません。
端的にいうなら、それは
「教養」や「思考力」といった世界です。

どうとでもなるものは存在します
英語に限っていうと
ぶっちゃけ、単語や文法は
短期間でもまずまず
なんとかなります🤫
⚪︎×が明快な問題は
反復練習も素早くできますし
ゲームのようにやりこめば
そこそこ完成度高く
仕上がるからです
なんとかならないのは
「熟成に時間がかかる」領域。
「読解問題」や「作文問題」で
ここぞとばかりに発揮される
「これまで関心を向けてきた世界の総量」
「正解のない問いに向き合ってきた時間」
正直に申しまして
このあたりの蓄えというのは
高校3年生でようやく覚醒した奴が
そう簡単に手に入れられる
類のものではありません😇
◾️わかりやすい「学力」が、難関大学でそこまで通用しない理由
例えば、こんな英文。
There is no doubt that one of the major issues of contemporary U.S. history is corporate propaganda.
<拙訳>
企業によるプロパガンダが現代アメリカ史の大きな問題の一つであることは、疑いようがない。
松濤舎HP
単語も文法も
高校3年生としては
ごく標準的なレベル感で
和訳も比較的簡単です。
でも、この文章の内容について
「企業の広告って影響すごいもんなー」と
と、瞬時にイメージを持てる人と
「何の話をしてるんや……?」となる人とでは
想像力、理解力、洞察力、
そこからくる、解答の精度とスピード感は
明らかな「差」となります。

なかなか勝てない
どんなに高難度の単語を
大量に暗記し
複雑怪奇な文法を
解読できる力がついても
その文章が指す
内容を理解するための
読解力、教養、自分なりの思考が
セットになっていないと
「和訳ができても、理解できない」
「和訳を読んでも、理解できない」
そんな珍現象が
腐るほど出てきます🥹
これは別に
「普段から意識高い系として過ごせ!」
「小難しい本を毎日100ページ読め!」
といった「ガリ勉」を
推奨する話ではありません
日頃の授業や、これまで読んできた本
見聞きしてきたニュースについて
自分なりに咀嚼したことがあるか?
自分なりの意見を持ったことがあるか?
誰かと話したことはあるか?
つまり、「受け身で終わっていないか?」
という話です。
◾️「勉強しなさい」という言葉で学力が身につかない理由
「勉強」というと
「点数化されるもの」
「評価されるもの」と
捉えられがちですが
「点数」も「評価」も「偏差値」も
あくまで
学校や塾、予備校といった
「大量の生徒を相手にする」
教育機関、企業が
生徒の学力を
可視化するために作った
便利な指標でしかありません。
(言っちゃったー🤣🎉)
もちろん、入試を考える上では
大事なデータではありますが
点数とか判定とか自体は
勉強の本質ではありません!!!!!!!!
(論文執筆に苦しみ続けた元研究者の叫び)
そして先ほどから触れている
「熟成に時間のかかる学力」とは
「A=Bである」
というパターンの知識を
いくつ知っているか? という話ではなく
「Aについて、自分なりに説明できるか?」
という、より主体的なアプローチです。
親が「勉強しなさい」と言うとき
その言葉で
指示できるのは、せいぜい
「テスト対策をしろ」
「問題集をやれ」など
「問い」も「答え」も
用意されている世界で
スイスイ泳げるようになりなさい
といった内容のもので
そこから
「Aについて、自分なりに説明する」
というところに行き着くには
もうワンステップ必要です。
もちろん、基礎学力は大事ですし
早くからそうした土台がある方が
有利なのは間違いありませんが
その一方で
長文読解や作文問題で発揮される
「熟成に時間のかかる学力」とは
「自分なりの疑問を持つこと」
「自分なりに探究してみること」
「自分なりの答えを出すこと」の積み重ね。
それはまるで
2歳児の公園遊びのような
非効率的で、有益性も見えなくて
どこに着地するのかわからない
答えのない、遥かなる道のりです😇

わからないけれど、その探究心にこそ意味がある
入試問題が
ある程度の難度を超えてくると
最終的に問われるのは
⚪︎×問題の精度だけではなく
「深い問い」に耐えられる
「深い思考力」です。
そして、その土台となるのは
一見しょーもないことについて
思いを馳せたり、考え込んだり
誰かと意見を交わし合うひととき。
「勉強に無関係」に見えるものを
簡単に切り捨ててしまうと
結果的に
「熟成に時間のかかる学力」を
十分に伸ばせなくなる
リスクすらある、というわけです。
◾️「手遅れの高3」から学ぶ、「学力」の育み方
ほしい答えがすぐ手に入る
このAI時代において
「自分なりの疑問を持つこと」
「自分なりに探究してみること」
「自分なりの答えを出すこと」
この価値の精度、独自性は
今後、別の意味での「差」を
生み出していくかもしれません。
「学力」というと、つい
「学校での勉強」や「テスト」で
「そこそこの評価を得ること」という
わかりやすさに安心しがちになりますが
そのための「勉強時間」や
「評価」だけでなく
一見無駄に見える「好奇心」や
何かに「没頭する時間」も
同じくらい大事だと
私は思います。
シール集めに夢中になったり
ずっとポケモンごっこをしていたり
同じ遊びをなかなかやめなかったり。
そんな時、子どもは子どもなりに
何かを見つけ、検証し
自分なりの納得を
探しているかもしれません。
「すぐに答えが出ない問い」に
思考を巡らせられる粘り強さ。
「古今東西の知識」を
面白がれる感性。
「自分の考え」を言語化し
他人の意見と照らしてみる検証力。
そうした積み重ねは
例えば大学受験や
就職活動の面接といった
わかりやすい場面だけでなく
人生を通して
豊かな気づきを
もたらしてくれるものだと
私は信じています。
というわけで
今日も我が家では
ジブリにハマりまくっている
4歳娘の哲学すぎる問いに
夫婦で頭をひねり
答えのない世界に
研究者時代以来の
悶絶をしているところです。

もはや大学の卒業論文レベルの問いやで
以上、ここまでお付き合いくださり
ありがとうございました!
よろしければ
「最後まで読んだよ!」の合図に
「スキ」を押していただけると
大変励みになります🕊️
このアカウントでは引き続き
意識高い系になりきれない
「ちゃんとしてない系教養ママ」の
旅や育児、カルチャーな発信を
毎日お届けしてまいります🕊️
今後は
世界一周旅行の電子書籍化や
メンバーシップも遂行中🤭
よろしければフォローの上
これからもお付き合いください🫶
【haruka プロフィール】

演劇研究10年、高校教師13年。ぜーんぶ辞めて、家族で世界一周に出た41歳。大阪生まれ、京都育ち。幼少期にアメリカ3年🇺🇸
国際学会、進路指導、国際交流支援……一見ちゃんとしてそうなのに、博士論文を出せずに大学院を単位取得退学。
「どこにも使えなくなった知識と教養」を育児・旅・自分のために注入中。
育児のモットーは、「親のメンタル死守」。自分の心を大事にしつつ、子どもには豊かな世界を見せたい。
そんな「ちゃんとしてない系教養ママ」の日常や育児、旅のお話を毎日発信中🕊️
▶︎Instagram(ストーリーズで世界の面白リールを紹介中!)https://www.instagram.com/haruka_qui_reve/
▶︎threads(日常つぶやき多め)
https://www.threads.com/@haruka_qui_reve
いいなと思ったら応援しよう!
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
皆様の閲覧やフィードバックを励みに、より良い記事を目指して精進中です。
「こういうのが読みたかった!」と思ってくださった方は、チップで応援していただけると嬉しいです。
いただいたご支援は活動費として大切に使わせていただきます。