「自由研究には向かない殺人」を観たかめちゃん 〜誰がために真実を暴くのか?〜 【感想】
どうも、かめちゃんと申します🐢
ついに、ついにやってしまいました...
WBCが開幕するに伴い、Netflixが独占しやがるもんですから契約しましたよ、えぇ!
せっかく契約するんだから野球だけだと勿体無い!ということで、AmazonプライムにもNetflixにも両方入ってるやつならネトフリで観てやるんだから!
でも今回はせっかくなのでネトフリにしかないやつをば。観たのは「自由研究には向かない殺人」というドラマです。
ネトフリってドラマ充実してるんですね、一覧見て懐かしいのがいっぱいありました。
▼過去の映画やドラマの感想はこちら▼
本作はドラマなのですが、まとめて感想を書く都合上、各話の詳細には触れません。
ミステリー作品なのでネタバレはできる限り配慮しますが、気になる方はブラウザバックの自衛をお願いいたします🙇
概要
原作はホリー・ジャクソンの同名小説『自由研究には向かない殺人』。先にも触れ、タイトルからも分かる通りのミステリー作品です。
日本でも評価されている原作で、
○ハヤカワ・ミステリマガジン ミステリが読みたい! 海外篇1位
○このミステリーがすごい!2022年版 海外編第2位
などなど。ミステリー作品としての名著と言えるでしょう。
Netflixで配信がはじまりました「自由研究には向かない殺人」にて、カーラの吹き替えで出演させていただいております!
— 北原沙弥香 (@sayaka_kitahara) August 1, 2024
ドキドキしながらお楽しみください✨https://t.co/pbIPZP6F9P
私がこの作品を観たのは、推しの北原沙弥香さんが吹き替えを担当していると知ったから。
Amazonプライムでは「ニュートピア」や「ANORA」を同様の理由で視聴しましたが、それが2026年の趣味とも言える映画やドラマ視聴につながっていることを考えると、ネトフリでの最初の視聴にこの作品が選ばれるのは必然と言えたでしょう。
本作の題材は5年前に起きた17歳のアンディ・ベルという少女の失踪事件。
交際相手の少年サル・シンが自白を残して遺体で発見されたことで、警察は彼が少女を殺害して自殺したとして事件を終結させました。
少年と親交があった主人公ピップは、事件の真相に疑問を持ち、夏の"自由研究"としてこの謎を追うことになる...という物語。
全6話のドラマで各話45分。
休日1日で完結できるシリーズです。
感想
とりあえず本作の主人公ピップを演じるエマ・マイヤーズが可愛い。その一点において観る価値がある作品です。笑
加えて、北原さん演じるカーラもピップの親友として序盤から最後まで登場するため、非北原(北原沙弥香さんのファン)にもオススメです。
ピップとカーラの関係は若い中でもしっかりと結びつきのある2人で、お互いを大切に思っている深さとそれでも10代ならではの若さ(あるいは軽さ)を両立させているのはならではだなと。
北原さんの吹き替えを聴いてると、親しみ深さもあるのが良いんだよなぁ〜〜しゅき。
あとは文化差についても。
本作はイギリスの町が舞台となっていますが、そのロケーションの異国情緒は見ていて美しさがありました。
その上で、描かれている文化はやはり相当に日本とは異なるものが多かったなと。
セックスやドラッグなど、日本での描かれ方よりもより生活との距離感が違うように思います。まぁ、普通の生活というよりはアンダーグラウンド寄りの描写なので当然と言えば当然でしょうけども。
さて、ここからは本筋について触れていきましょう。
この作品は謎を追うという構造である点においてミステリーに他ならないのですが、かなり泥臭い方法をとっています。
SNSなども駆使しているのは「SEARCH」のような現代性を感じさせます。ただ、ピップは探偵役としては権限もないため触れられる情報に限りがあり、それを補うためには足を使うしかない。
その追い方が、かなりリスクのある追い方をしています。
探偵役としての正当性がない立場だからこそ、リスクを冒して突き進んでいくその様はまさにスリリングで、本作の醍醐味の一つと言えるでしょう。
そうしたリスクテイキングの中で、彼女は真実を暴くことの意味に向き合うことになります。
本作の一つのテーマは「誰が為に真実を暴くのか」であったと言えるでしょう。
客観的に見て、大学進学がかかった自由研究のテーマとして事件の真実を暴くことは、ピップ自身のための行為であるように映ります。
また、ピップにはその謎を証明したい理由として、過去の自分の行動が原因なのかという側面があります。
彼女は真実に近づいていく中で、その真実が他人を傷つけてしまうという側面があることに気づいていきます。
彼女自身も言っていますが、周りが見えなくなってしまうからこそ、そこに至るまで気づいていないんですよね。
さて、真実のためにある意味失礼を働いてしまう、というのは過去に観た作品におけるエルキュール・ポワロとも共通します。
僕は正直、この作品群を観た時に少し憤りを覚えました。疑いをかけるだけに飽き足らず、身近な人を亡くした人の喉元に矛を突きつけるような惨さが感じられたからです。
本作のピップもその行動はあまり差異はありません。ただし、僕がそこまで嫌悪感を持たなかったのは、彼女がある程度誠実な人間であり、その行動と向き合う姿が描かれたからなのではないかと思います。
先の映画と違って、本作は6話にも及ぶドラマです。だからこそ彼女の内面にもフォーカスを当てることができ、彼女の"青さ"も含めてそうした行動を理解できるような構造になっていた点が良かったのだと思います。
そうそう。
ピップは対外的には知的と聡明な女性として描写されていました。それに、クラスの中でもどちらかというと陽キャではない、カーストも高いとは言えないようなグループに属しています。
対して、その中身はというと先述したようなリスクを平々に突っ込んでいく無謀さを持ち合わせています。そうした"若さ"のようなところがピップを瑞々しくも魅力的に描写し引き込むのだろうなと思います。
本作にはこうした二面的なキャラクターが多く登場します。
作中の言葉を借りるなら「良い人」の裏側、など。「ある一面から見えている姿がその人の全てというわけではない」ということもまた本作のメッセージの一つなのだろうと思います。
ミステリー作品として、伏線は確かに前半から張られていますし、その納得感もある程度感じられる作品ですが、謎解きの飛躍感や偶然性も多く、
そうした意味で本作はこうした人間を描くことに注力している印象がありました。
総じて、本作は6話というドラマとしては比較的観やすい構成の中で若さと共に駆け抜ける一夏のミステリーとして、謎解きの爽快感以上に人と人との繋がりの中での成長として描かれたドラマだったなという所感を得ました。
原作は3部作として後の作品もあり、今後シーズン2も制作決定とのことなのでそちらも楽しみにしたいところですね!
さいごに
ドラマなので1話ごとの感想を書いていない分、全体としてまとめるとだいぶあっさりしたなというのがありますね。笑
あとはいつもの自分語りがなかったのもあって短めの内容となりました。
観ていて飽きない作品でしたが、心臓に悪いスリラー的な映画でもあったので、心臓に余裕のある時にご覧頂くのをおすすめします🫀
さて、せっかくのネトフリ生活のスタート。
今日はWBCを見ますが、以降もせっかくなので映画やドラマを観ていこうと思います!
もしオススメがあったら教えてくださいね!
