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「ウェンズデー シーズン1」を観たかめちゃん 〜"のけ者"と人間の壁から差別を考える〜【感想】

どうも、かめちゃんと申します🐢

ネトフリ生活楽しんでますか??
僕はそこそこです!契約初日からWBCだドラマだと観倒しています。

元を取るという概念がサブスクにどこまで通用するかはわかりませんが、かつてのTSUTAYA基準で見てそう思えるように、今日も見倒してやろうと息巻いて手を伸ばしたのは「ウェンズデー」という作品。
概要は後述しますが、ドラマですね。

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現在までに2シーズンある作品ですが、流石にシーズン2まで通しでは無理だったので今回はシーズン1のみで一旦公開します。悪しからず。

それではよろしくお願いいたします🙇


概要

本作は「アダムス・ファミリー」シリーズの長女ウェンズデーを主人公として描かれるドラマシリーズ。先の通り、現在シーズン2まで公開されており、いずれもNetflixで視聴可能です。
1シーズンの話数は8話、1話あたり1時間なので丸一日かかる感じですね。

ジャンルは主にダークファンタジー、ミステリー、ホラーコメディということらしい。
ダークファンタジーというと僕的には「鋼の錬金術師」が印象的です。本作は錬金術でないものの、人狼やセイレーンなどの"のけ者"たちの物語。
だから、今まで僕が見てきたミステリーとは一線を画して、リアリティの世界観ではなくファンタジーの中で物語が展開されています。
それでいて学園ものとしてのストーリーでもあるため、さながらハリーポッターという感じでしょうか。

僕がこの作品を観たのは、とあるキッカケから。
それは我が推し北原沙弥香さんの吹き替え作品である「自由研究には向かない殺人」にて、主人公ピップを演じるエマ・マイヤーズが可愛かったからでした。

ウェンズデーのエマ・マイヤーズがギャルで可愛すぎるのでぜひ見て欲しいです🙏

FFからのリプライより引用

先のnoteを公開したところ、有力筋からのプッシュがあり観るに至りました。
ドラマシリーズということもあり、休日にどかっと観るのが1番良い!というのと
何より鉄は熱いうちに打てということで、先のドラマから連続での視聴となったわけです。


本作の物語は、ウェンズデーが両親の母校であるネヴァーモア学園に転入するところから始まります。
この学園は"のけ者"たちが暮らす学校。ウェンズデーは転入早々から脱走を試みるのですが、失敗。

時を同じくして、学園のある街では不可解な事件が頻発していました。一部では"のけ者"の仕業だと言う者もいましたが、対外的には"熊"によるものとして扱われていました。

ウェンズデーの(不本意ながらの)学園生活と不可解な事件。その2つが交わる時、ウェンズデーは真実の解明に突き動かされます。

"冷血"なウェンズデーが他者と関わりながら真実に近づいていく全8話。
ダークファンタジーらしい舞台設定とそれに見合った雰囲気。そして状況証拠から繋がっていくミステリー的展開。思いのほかあっという間の8時間弱です。


感想

この作品を見る前段階となったのが「自由研究には向かない殺人」。
この作品おける探偵役のピップの役割は当然ウェンズデーが担うことになるのですが、背景は違えど自分の身の安全を二の次にしてしまうようなところは共通しています。

ただし、ウェンズデーはピップと違って「冷血」と自称するように、自分だけではなく他者のことも顧みません。
俺のイーニッドちゃんになんてことするんだ!?と憤りを感じる場面も多々ありました。

それを破綻なく納得させる材料として「アダムス・ファミリー」のぶっ壊れた価値観があります。とびきりの変人である彼らの中にあって、僕自身の持ちうる価値観が通用しない一家なのだなと再序盤から知ることになります。

本作はそんな価値観の中で育ったウェンズデーが、イーニッドを始めとした人々との交流によって少しずつ心理的に変化していくという模様が描かれているのが特色です。
こうした心理的成長、みたいなテーマ自体は普遍的なものではありますが、スタート位置があまりにも自分の人生とかけ離れているからこそ、もはや別物の人生として俯瞰できるのでした。
(まぁそうでもしないとミステリにおけるよくあるテーマに落ち着いてしまうというのはあるでしょうが)

ただし、個人的にはこのウェンズデーへの共感が最後までほとんど生まれなかったために、正直「応援したい」とまでは思えませんでした。
彼女はあまりに痛みに無頓着すぎる。心理的変化は感じても、それが交流の中で発揮されているのはごく僅かです。
彼女は真実に近づいていきますが、それに伴う犠牲が多すぎました。起きたことのいくつかは自業自得どころか、彼女のせいだとすら思えてしまうほどです。

傲慢で迂闊で、人の痛みに無頓着。
僕の中で、この主人公ウェンズデーという少女に対しては怒りが勝る場面が多くありました。正直、本当にウェンズデーがキツかった。
だから、この作品を大好きだと言えない自分がいます。
ポアロ然り、僕はつくづくこう言う人間が苦手なのだなと痛感する数ヶ月です...


それでも最後まで作品を見続けられたのは、いくつかの理由があります。

まずはファンタジーという世界観。
概要でハリーポッター的と書きましたが、まさしくそうした異世界感のある空気と、事件をめぐるダークな空気の調和が闇の引力となって誘ってくれます。
画作りなども邦画ドラマでは味わえないものだったので、そうした没入感はさすがだなぁと感じました。

そしてキャラクターたち!
特筆すべきは、本作を見るキッカケになったイーニッド役のエマ・マイヤーズ
軽薄なところもあるけれど、友達想いで人懐こい。彼女がいるだけで世界が明るく感じられるほど。それでいて人狼として生きていく中での繊細な感覚も持ち合わせているなんて。
モノクロームの世界に生きるウェンズデーの対にいる存在。このドラマの良心です。
FFの報せ通りめちゃんこいいギャルでした。まじで教えてくれてありがとう...
もう彼女の存在、その一点において観る価値があると言えます。

加えて、ハンドも良いキャラクターしてます。
ハンドは文字通り""ですが、なんらかの力で右手単独で行動しているヤツです。
手なので喋れませんが、指で歩いたり感情や意思を表現できますし、小さいからこそ小回りが効いて物語には欠かせない相棒となっています。見た目はアレですが、見た目以上にユーモラスでチャーミングなやつです👍

本作はこうした世界観の上で動くキャラクターたちによって魅力的なドラマシリーズとして成立しているのだと感じました。

さて、本作で描かれているテーマはいくつかありますが、人間と"のけ者"と呼ばれる壁、つまり「差別」がその一つであったと思います。

差別となると「グリーンブック」が思い出されます。まぁファンタジーということもありますが、それよりも過酷な側面もあれば、現代的に描かれている側面もある作品なので単純に比較をすることはできませんが。

で、表では両者は友好関係ということになっていますが、その実、人間側は"のけ者"として差別的に、そうでなくても偏見の対象としてみなしていました。

なんかこういう構図って、今の社会にもあるような気がします。多様性という綺麗な言葉を使っているけれど、反対側にいる人たちを許容しないような。

まぁ、大層なことを言いたいのではなく...
何が言いたいかと言うと、悲しきかな、自分や誰かに利する行動をとれば、対岸にいる相手のことは見えなくなってしまうことが多々あるのではないでしょうか、ということ。
無意識の加害性、というやつかもしれません。

それは僕がウェンズデーに感じた嫌悪の正体でもあると思います。
ウェンズデーは自分の信じるもののために没入していくキャラクターです。その上で、僕には真実に近づくために犠牲になる人や物事への理解や受容がないように見えたのだと思います。
これ自体は差別や偏見とは違うのかもしれませんが、社会においては差別や偏見が生まれる土壌なのだと思います。

だからせめて、僕はその嫌悪感に向き合って、自分の中にもあるはずのそうした心や思考に自覚的でいること、そして内省的であることが大切なのだろうと感じます。
本当の"怪物"はそういう自分自身の加害性に気づかないことなのかも。
その"怪物"すらも受容して、向き合っていく作業こそが生きていく上で大切なことなのかもしれません。

総じて、本作はダークファンタジーとして世界観やキャラクターに魅力がありながら
主人公ウェンズデーに対する共感は期待しづらいという点で人を選ぶ作品であると感じます。
ただ、僕個人としてはイーニッドちゃんを観ることができるという+1億点の加点があるため、結果的に観て良かったなと感じる作品だったと、締めくくることにします。


さいごに

本作はシーズン2もNetflixで観ることができるドラマシリーズです。そのためこのnoteは、先に続く物語の一端を表したにすぎません。
つまり、ここで書いた人物評や感想はシーズン2を経ることで手のひら返しをするやもしれません。

流石に平日に入るとまとめて8話は観れないのでこまめにわけて観ることになろうかと思います。
...が、それこそWBCもありますし、博論の公聴会があるため続きはいつになるやら。

というか本元「アダムス・ファミリー」を観てないや、ということもありますね。これもいつか観たいところ。

なんか北原さんからちょうど良くネトフリで見れる作品のお知らせも来たし!
観たいものは止みません。

まぁ、自分なりにぼちぼち観ていこうと思います!趣味なのでね!
今日はここまで。それじゃ!

▼シーズン2の感想はこちら▼

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