(続)AI創作論
最近、話題になってるのでAI創作論について。
以前に書いたのはこれ。
AIに書けない小説?|切手ゆうひ
結論としては、
どの作品にしても、
「私にしか作れない作品」というのは共通してるんじゃないかな。
他のAIや誰かに作れる作品なら、私が作る必要ないでしょ。
最近、話題になってるのは、公募関連の話だよね。
応募作品が多くなりすぎていて、審査が難しい、と。
実際のところ、どうなんだろうね。
技術革新があれば、応募作が増えるのは当たり前じゃないかな。
AIに限らずそうじゃない?って思うけど。
たとえば、ワープロが普及する前は、ガチで
「紙の原稿用紙」に書いてくるしかなかった訳で。
そのころに比べると、パソコン使えるだけで楽だよね。
さらに、オンラインでの投稿を認める、というのもそう。
なんなら、オンラインでしか受け取ってくれないところもあるよね。
今までなら、プリントアウトして、原稿の体裁をととのえて、
郵送で送っていたものが、メール一つで済むようになった。
投稿サイト経由なら、それこそワンクリックで応募できてしまう。w
AIどうこう、というよりも、単純に
「応募しやすくなったから増えている」という面はあると思うよ。
それを、以前と同じ体制で審査してたら破たんするよね。
あと、単純に
「AIに踊らされた人が応募してる」
これは、普通にあるんじゃないかと思う。w
(私もそうだったし)
あいつらね、何かと言えば創作させたがるのよ。
で、できたら、褒めるのね。
「これは商業レベルです」とか言って。
そうすると、
「え、そうなの、じゃぁ応募してみようかな」
「応募するだけならタダだし」
というように、ポジティブに勘違いする人が増えてるんじゃないかな。w
いや、そんなに甘くないよ……。
でも、どんな作品でもさ。
今まで一度も創作したことない人が創作したのなら、
それって、「自分史上で最高傑作」には違いないのよ。
他と比べるってことができないから、とりあえず応募してみる。
→応募作が増える。
AIの普及によって、(どう使ったかはさておき)
「はじめて創作する人」が爆発的に増えてるんじゃないかな?
それは、創作の民主化、と言えなくもないんだよねぇ。
今までよりも軽い負担で創作できるようになってるわけで。
それ自体は「オンラインで応募できるようになった」ことと、
大差ないように思ったりする。
一番手っ取り早いのは、有料化じゃないかな?
ただじゃなければ、応募数は減ると思う。
なんなら、そのお金で審査する人を増やせばいいし。
AIに審査を任せるってのは、私は反対だな。
それすると、「AI審査対策」みたいな方向にみんな努力するし、
そういう対策が知れ渡るとね、今度は
「『AI審査対策』対策」みたいなカウンターが発動するのよ。
あとは、いたちごっこになるだけ。
テンプレWEB小説なんかだと、AI審査もありかも知れないけど、
たとえばミステリーとかだとそうはいかないのよ。
「一行ですべてをひっくり返す」みたいな作品の場合、
その一行をAIが読めるのか?って話になりそうだし。
例えば乾くるみさんの「イニシエーションラブ」とか、
あれ、AIがまともに評価できるとは思えんのだけど……。
(ただのトレンディドラマとして処理しそうだ)
今週の掌編も、もちろんAI使って書いたけど、
あれ、私以外がAIを使って書いても、
絶対に同じ作品にはならない、と断言できる。
まず、発想の段階から難しいよね。
普通は「論理パズルみたいな掌編小説を作りたい」
って思わないもん。w
「こういう小説を書きたい」というのがスタートラインで、
それがあって、初めてAIが動き始める訳で。
じゃぁ、仮にそこをクリアしたとして。
論理パズル部分は自作のオリジナルだけど、
それを無理やりAIに作ってもらったとして。
そこから、どうやって小説にしていくか、というところで、かなりのオリジナリティーがでる。
創作メモ見てもらえばわかるけど、私が過去に触れてきたたくさんの作品から、いろんな発想をミックスして、(AIに)指示出してるからね。
創作メモで「AIには作れない」って言ったのはそういう理由だ。
今回、創作大賞に参加して、色々な作品にふれたけど、
AI使っていても、普通に面白い作品はたくさんあったと思うよ。
AIが書いたか、人が書いたかなんて、問題にならないと思う。
AI使っても面白い作品は面白いよ。
今後、どういう方向に進んでいくかはわからない。過渡期だから。
ただ、どうやっても「面白い作品」は増えるんじゃないかな?
全体の母数が増えるから。
それは、歓迎すべきことじゃないかな、と思うんだけどな。
