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暑さと熱|臨床メモ⑦

毎年、

強烈な暑さになる日本の夏。

危険な熱中症には注意が必要ですが、

少しずつ暑さに慣れていくことも大切です。

身体には、

熱をつくる力(産熱)。

熱を逃がす力(放熱・散熱)。

その両方が備わっています。

呼吸が、

吐くことと吸うことの両方で成り立つように、

身体も、

「つくる」と「逃がす」のバランスによって、

暑さへ適応しています。



反対に、

暑さを避けて、

涼しい場所でばかり過ごす。

身体をほとんど動かさない。

冷たいものばかり口にする。

汗をかく機会が少ない。

そんな生活が続くと、

身体が暑さに慣れる機会も少なくなります。

暑さが少し落ち着いた頃に、

それまでに蓄積した疲労が、

夏バテのような形で表に出ることもあります。

というより、

すでに身体が、

声なき悲鳴を上げている人も少なくありません。



もちろん、

炎天下での無理な運動はおすすめしません。

でも、

比較的涼しい時間帯に少し歩く。

室内で軽く身体を動かす。

入浴で心地よく汗をかく。

そんなふうに、

無理のない範囲で身体を動かし、

汗をかく機会をつくることも、

暑さに適応していく身体には大切です。



暑さは、

ただ我慢するものではありません。

身体には、

環境へ適応する力があります。

その力を少しずつ引き出していくことも、

夏を元気に乗り切るための大切な準備です。

暑さに勝つのではなく、
暑さと付き合える身体を育てる。

そんな視点も、

この季節には大切なのだと思います。




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