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高校時代、なぜか気になる人がいた③|同窓会で再会

これは、私が高校時代に出会ったある人との、今に至るまでの交流を綴った思い出の記録です。(全8回)

高校時代から、卒業、再会、そして思いがけない形で再び繋がるまで。 当時の記録を振り返りながら、少しずつ綴っていきます。(最初から読む)

こちらの記事の続きです。

卒業後、お互い別々の大学へ進学。

“もしかしたらまだ私の日記見てくれてるかも”

彼の携帯の機種はコメントしてくれた時に把握していたので、たまに足跡がついていないか確認していました。


でも、足跡があったのはコメントしてくれたあの日のみ。

やっぱりただ律儀に返事しただけで、彼は私に全然興味ないんだ…。


連絡先も知らない。

SNS(当時はmixi)で繋がってもいない。

私は、大学で新しい友達や初めての彼氏もでき、彼のことを思い出すことすらなくなっていきました。


そして、高校卒業から約6年後。

初めての同窓会で、彼と再会することになります。



初めての同窓会

社会人2年目の頃、同窓会のお知らせがきました。
私はもちろん出席することにしました。

“彼に会えるかも”というよりかは、久しぶりにみんなに会えるのを楽しみにしていました。


当日、友達と待ち合わせして一緒に行きました。
同窓会の会場は、ちょっと広めのおしゃれなダイニングバーを貸切。

仲良かった友達や、久しぶりの人と会話したり、楽しい空気に包まれていました。


ふと、飲み物をおかわりしようかと視線を変えると、視界に彼が入り目が合いました。

“ちょうど来たところ”というような感じでした。


今までの経験からまた何もないだろうと思っていたら、

なんと、彼のほうから


「久しぶり!」

と、声をかけてきたのです。


まさか声をかけられるとは思わなかった私は、パニックを起こします。
とりあえず「久しぶり」と返し、頭が真っ白に。

パニックの脳内を必死にフル回転させながらも、彼がスーツ姿だったことから

「仕事帰り?」
という言葉をなんとか絞り出しました。


彼は「うん」と答えたあと、「あっ」という表情をしながら何やらガサゴソし始め、名刺を1枚渡してきました。

私は名刺を受け取り「へ〜」という感じで眺めていたら、ちょうど近くに同じクラスだった女の子がいたので3人で話す形に。

何を話していいかわからなかった私は、内心ホッとします。


彼はその子にも名刺を渡すと、その子は「すごいね!」と言いました。

その会社を知らなかった私は、「えっ、そうなの?」と彼女に小声で聞くと「有名なところだよ」と。

彼はおそらくそのやりとりを聞こえていたと思うけど、微笑んでいました。


そのあとは彼もどこかへ行ってしまい、それ以上話すことはありませんでした。

でも、これが彼と初めて言葉を交わした瞬間でした。



Facebookで見つける

名刺をもらうような仕事をしていなかった私は、彼から名刺をもらえた事がなんだかとても嬉しかった。

私はその名刺を大事に取っておきました。


名刺には、会社の電話番号とメールアドレスが載っていた。

“でも、ここに連絡するわけにいかないしな…特に用事とかもないし。”

“というか、どういう意図でこれを渡したんだろう?”

“もしかして調子に乗ってみんなに配ってたんじゃないの!?”

意味なんてないかもしれないのに、ぐるぐる考えずにはいられませんでした。



同窓会から3〜4ヶ月経った頃、仕事帰りの電車の中でいつものようにmixiにログインしました。

mixiも廃れてきてなんだかつまらないな…。
最近はみんなfacebookなのかな。

なんとなく日常を退屈に感じていた私は、ふと思いたってFacebookを登録してみます。

すると知り合いがたくさん出てきました。
とりあえず手当たり次第に友達申請していると、彼のアカウントも見つけました。

“同窓会で少し話したし、申請しても別に変じゃないよね?”

と、謎に自分に言い訳しつつ、友達申請してみました。


わりとすぐ承認されたので、彼の過去の投稿を見ました。

“結構ちょこちょこ呟いてるな”

“なんか友達多そうだし陽キャだな…”


そんなことを思っていると、

「出張から帰ってきたら告白するんだ」

みたいな投稿がありました。


本当なのか冗談なのかよくわからず、コメントを見てみると友達からイジられていたので、私もその過去の投稿にいいねしておきました。


“私のユーモア、きっと彼には伝わるはずだ”

と思いながら。



そこからまた1ヶ月後、彼はfacebookで誕生日アピールをしていました。

たまたまその投稿をすぐ見た私は「誕生日おめでとう」とコメントし、彼からも「ありがとう」と返ってきました。


Facebookではそれ以上のやりとりをすることはなかったけど、なんとなく彼と繋がってる場所があることに安心感みたいなものを感じてました。



二度目の同窓会

前回の同窓会から約3年後、また同窓会が開かれました。
今度はもっと都心のおしゃれなダイニングバー。

今回も一次会から参加しましたが、なんとなく居場所が見つけられずソワソワして過ごしました。

彼は来ていないようです。


一次会だけで帰ろうと思っていたけど、周りに引き止められ流されてちょっとだけ行くことに。

一次会会場を出てみんなで写真を撮ったあと、グループで立ち話していました。


ふと、突然視界に彼が入ってきました。
またもや“今来たところ”という感じでした。

自然に私たちのグループに混ざり、みんなのノリに瞬時に合わせる彼。

「今度みんなでフットサルしようよ!」という話になり、誰かが私に話を振ってきたので、

「考えておく」か「1回持ち帰ります」と言ったら、彼はすごい笑ってくれました。


その流れで、みんなで二次会会場まで一緒に歩いて向かいました。

彼の妹さんの名前が、ある女優さんと同じ名前だという話になり、みんなが「その女優さんに似てるの〜?」と聞いたら

「そうそう、あんな感じ!」と答える彼を見て、なんか適当だなぁと思った私は、

「えっ、本当に?」と、思わずとなりを歩いていた彼に聞きました。

彼はにこやかに「うん」と答えました。


二次会会場に着くと、彼は誰かに話しかけながら自然とフェードアウトしていきました。

その後、二次会が終わるまでお互い別々の場所にいて、それ以上話すことはありませんでした。



その約1年後、高3のクラスのグループLINEができました。
クラスで集まる話があるとのこと。

招待されたので参加すると、そこには彼のアカウントもありました。

私が知っていた他の子たちを何人か招待すると、お礼を言ってくれました。


でも私は、そのグループLINEのトークを見るだけで、集まりや話には参加しませんでした。



Instagramを始める

グループLINEができてから半年後。

Facebookが廃れてきてなんだか退屈に感じていた私は、今度はInstagramに登録します。

ここでは手当たり次第ではなく、仲良い子、気になる子数人にフォロー申請しました。


その数ヶ月後ぐらいでしょうか。

おすすめのところに、彼らしきアカウントが出てきました。

しかしその時の私は、“別にフォローしなくてもいいかな”と思いそのままスルー。



するとしばらく経った頃、彼のほうからフォローリクエストが来ました。

少し驚いたけどリクエストを許可し、こちらからもフォローリクエストして相互フォローになりました。

彼はすでに同じクラスだった子を何人かフォローしていたので、きっと社交辞令とかついでだろうと私は思いました。




高校時代、一度も会話しなかった私たち。

卒業してから少しずつ言葉を交わすようになった。



そしてその頃、

お互いの環境も、少しずつ変わり始めていました。


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