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経理20年は売り物にならない。会社員の普通の仕事をビザスクで売れるプロフィールに変える3ステップ【実例付】

「大手企業で経理を20年やっています」

ビザスクを始めた会社員が最もやりがちな、そして最も依頼が来ないプロフィールの書き方です。

ぼくも売上5兆円規模のJTC(昔ながらの日本企業)で20年以上経理の仕事をしています。
決算、予算、管理会計、システム、監査、他部署との調整など、長く会社員をしていれば、いろいろな経験が積み上がります。

しかし、「経理20年」はあくまで入り口の経歴であり、企業がお金を払って聞きたいテーマそのものではありません。

自社では経験できないこと。
これから経験するかもしれないこと。
実際に経験した人に聞かないと分からないこと。

こうした情報を持っている人には価値があります。

ビザスクのプロフィール作りで大切なのは、すごい実績を並べることではありません。

「自分は何を経験していて、企業から何について相談される人なのか」を具体的に伝えることです。

この記事では、特別な資格や実績がなくても、自分の「普通の仕事」を企業から「この人に聞いてみたい」と思ってもらえるプロフィールに変える方法を紹介します。

▼ビザスク副業のロードマップはこちらの記事をご覧ください。

▼この記事のアイキャッチは以下のテンプレートで作成しています。



「経理20年」だけでは、まだ何を聞けるかわからない


ビザスクのプロフィールを書くとき、最初にやってしまいがちなのが、自分の経歴をそのまま書くことです。

「○○年に入社しました」
「経理部に配属されました」
「現在は○○を担当しています」

もちろん、経歴も必要ですが、それだけでは企業からすると、「結局、この人に何を聞けるんだろう?」となります。

たとえば、
「大手企業で経理を20年以上経験しています。」と書いたとします。

これだけでも経歴としては十分立派です。
ただ、「経理20年」だけでは、相談できるテーマが広すぎます。

同じ「経理20年」でも、

  • 決算業務を長く経験している

  • 管理会計に詳しい

  • ERPや経理システムの導入を経験している

  • 他部署を巻き込んだ業務改善を経験している

  • 海外拠点との経理業務を経験している

など、人によって経験は違います。

つまり、「経理20年は入口であって、売れるテーマそのものではない」ということです。
ここから、自分の経験を企業が質問できるテーマに変えていきます。


経験を「話せるテーマ」に変える3ステップ


ぼくがおすすめするのは、自分の経歴を次の3つに分解する方法です。

①何を経験したか

まず、これまで担当してきた仕事を書き出します。
たとえば、「経理システムの導入を経験した」とします。

②その中でどんな課題があったか

次に、その仕事で苦労したことや、問題になったことを思い出します。

「現場との調整が大変だった」
「既存業務とのすり合わせに苦労した」
「導入後に想定していなかった問題が起きた」

このような経験を書き出していきます。

③その経験について何を話せるか

最後に、その経験を通じて企業に話せることを考えます。

たとえば、

①経理システム導入を経験
②現場との調整に苦労した
③経理システム導入時の問題や課題、現場との調整方法について話せる

ここまで具体化すると、「経理経験」が「企業から質問できるテーマ」に変わります。
プロフィールで伝えるべきなのは、単なる履歴書ではありません。

「自分の経験から、何について具体的に話せるのか」です。


「普通の仕事」の中から、話せるテーマを探す


「自分には売れる実績がない」と思っている方は、いきなりプロフィールを書かないでください。

まず、自分の仕事を棚卸しします。

ポイントは、自分がすごいと思っていること」ではなく、周囲から頼られていることです。

①人から相談されること

同僚や後輩からこんな相談を受けたことはありませんか?

「この処理ってどうやるんでしたっけ?」
「他部署にはどう説明したらいいですか?」
「このトラブルはどう対応したらいいですか?」

自分にとってはかんたんでも、相手にはわからないことがあります。
何度も同じような相談を受けているなら、それはあなたが経験を持っている証拠です。

②トラブル時に任されること

仕事で問題が起きたとき、「この件は○○さんに聞こう」と言われることも重要なヒントです。

顧客からのクレーム、システムトラブル、複雑な経理処理、他部署との調整、新しい業務の立ち上げなど、実際に問題が起きたときに対応した経験は、これから同じ問題に直面する企業にとって価値があります。

特に、「実際に問題が起きたとき、現場ではどう動いたのか」は経験した人だからこそ話せる情報です。

③新人・後輩に教えてきたこと

もう一つは「人に教えてきたこと」です。

  • この資料は、この順番で確認するとミスを見つけやすい

  • この部署に依頼するときは、最初にこの情報を伝えたほうが早い

こうした仕事のコツは、長年働いている人ほどたくさん持っています。
でも、本人はそれを普通のことだと思っています。

長く会社員をやっている人ほど、「普通すぎてプロフィールに書いていない経験」が多いのです。


話せるテーマを10個出して、3個に絞る


棚卸ができたら、自分が話せそうなテーマを10個ほど書き出してみましょう。
たとえば経理なら、

  1. 月次決算・年次決算

  2. 管理会計(原価・損益管理)

  3. 経理システム導入

  4. ERPシステム導入

  5. 会計監査対応

  6. 税務申告・税務調査対応

  7. 資金繰り

  8. エクセル業務(データ集計、ダッシュボード)

  9. 他部門との調整(現場部門やスタッフ部門)

  10. AIエージェント適用に

この10個を出したら、次は、

  • 実際に経験したことがある

  • 具体的なエピソードを話せる

  • 企業から質問されても答えられる

という3つの条件で、3個程度まで絞ります。

「何でも話せます」より、「このテーマなら具体的に話せます」としたほうが、企業も相談しやすくなります。

さらにテーマが広い場合は、「職種×業界×課題」で絞ると考えやすくなります。

たとえば、「経理」ではなく、「ERP導入時の現場との調整について話せる」まで具体化します。

大切なのは、自分を「何の専門家か」と決めることではありません。

企業が「この人には、この質問ができる」とイメージできるところまで具体化することです。


社名や機密情報を出さなくても、経験の深さは伝えられる


プロフィールを具体的にするといっても、会社名や機密情報まで公開する必要はありません。
むしろ、機密情報を出さずに経験の深さを伝えることが重要です。

たとえば「○○株式会社で経理を担当しています」ではなく「大手製造業で20年以上、経理業務に従事しています」とする方法があります。

さらに、「月次・年次決算に加え、原価・損益管理、ERPシステムの導入などを経験しています」と続ければ、会社名を出さなくても経験の内容はかなり伝わります。

数字を使う場合も注意しましょう。

「経理20年以上」のように自分の経験年数を示す数字は使いやすい一方、

  • 新製品の売上・利益率

  • 特定企業との取引額

  • 社内システムの固有情報

など、会社固有の非公開情報は別問題です。
「その情報を公開して問題ないか?」は必ず確認してください。

▼さらに詳しく
経理20年の会社員が実践。ビザスク副業で会社バレと守秘義務リスクを防ぐ3つの安全ルール


企業が「この人に聞きたい」と思うプロフィールへ落とし込む


ここまで整理したら、いよいよプロフィールを書きます。
おすすめは、「相談できるテーマ→経験→具体的なエピソード」の順番です。

たとえば、ぼくの場合なら下記のとおりです。

大手製造業で20年以上、経理業務を経験しています。
原価・損益管理では、月次決算から案件の変動分析、他部門への確認・調整などについて具体的な経験をお話しできます。
また、独自システムからERPシステムへの更新についても、検討段階から実際の導入までの経験をもとに、導入時に起きやすい問題や現場との調整についてお話しできます。

これなら、「経理20年の人」だけではなく、「原価・損益管理について聞ける人」「ERP導入について聞ける人」とイメージできます。

プロフィールを書き終えたら、第三者になったつもりで次の質問をしてみてください。

「このプロフィールを読んだ企業担当者は、この人に何を質問できるだろう?」

「経理経験が豊富な人」としか思いつかないなら、まだ少し抽象的です。

「ERP導入時の現場調整について聞いてみたい」
「月次決算の分析方法について聞いてみたい」

ここまで具体的な質問が浮かべば、プロフィールとしてかなり良くなっています。


まとめ:あなたの「普通の経験」を、企業が聞ける形に変える


ビザスクのプロフィール作りで大切なのは、華やかな実績を作ることではありません。
すでに持っている経験を、企業が質問できる形に変えることです。
そのためには、

  1. これまでの経験を棚卸しする

  2. 相談されたこと、トラブル、教えたことを思い出す

  3. 経験→課題→話せることに変換する

  4. 話せるテーマを10個出して3個に絞る

  5. 機密情報を出さずに経験の深さを伝える

この順番で考えてみてください。

特に忘れないでほしいのが「自分にとっての普通と他人にとって知りたいことは違う」ということです。

毎月やっている仕事。
何度も対応してきたトラブル。
自分では当たり前だと思っている業務のコツ。

こうした経験の中に、企業がお金を払ってでも聞きたい情報が隠れているかもしれません。
ぼく自身も、ビザスクを始めるまでは「20年以上経理をやってきた」ということを、特別な強みだとは考えていませんでした。

でも、20年間働いてきたからこそ話せることはあります。
大切なのは、その経験を「ただの経歴」で終わらせないことです。

「自分は何を経験していて、何について話せるのか」

まずは今日、自分が人から相談されたことを3つ書き出してみてください。
それが、あなたのプロフィールに書ける「最初の3テーマ」になるかもしれません。

プロフィールができたら、次はいよいよ企業へ届ける段階です。

「プロフィールは作った。でも、どの案件に応募すればいい?」
「自分から応募するときは、どんなことを書けばいい?」

次回は、「【初心者向け】ビザスクで最初の1件を取る案件の選び方と応募メッセージの書き方」について解説します。
まずは、「自分の経験で、この質問なら答えられる」と思えるテーマを3つ見つけるところから始めましょう。

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