気合いと泥臭さで10年以上ネットの海を泳ぎ続けた、私たちの生存戦略。ライター・卯岡さんとの往復書簡【3通目】
同期ライターである卯岡さんから往復書簡のお返事をいただいたのが8月16日。
色々とバタバタしており、だいぶ日があいてしまいました。この数週間のあいだに、コッシーさんと共催している「チャレがや杯」の結果集計や(コッシーさんが全部まとめてくださり、私は連絡をもらっているだけなので、本当にコッシーさんのおかげです……!!)
他には、こじえみさん・絵本作家よりみちさんと共催している「本屋さんへ行こう」イベントの告知などもありました。

— みくまゆたん (@mikumayutan) August 27, 2026
☆こじえみさん(サンクチュアリ出版「捨てないレシピ」の著者さんです。最近では、東洋経済オンラインのエッセイが話題です!!)
☆よりみちさん(最近ではクラファンをスタート!「障がいについて考えるイベント」をつくるだけではなく、つくる過程そのものにも、いろいろな人が仕事や役割を持って参加できるプロジェクトにしたいという思いがいいですね。私も応援させていただきました)
さて、いつものように前置きが長くなりました。本日は、卯岡さんからいただいたお手紙へのお返事を書かせていただきます。
40代の体力問題は「負けてたまるか精神」で乗り切る
お手紙の中で「みくさんはわたしよりお姉さんだけど、体力問題にはどう向き合っていますか?」というご質問がありましたね。
正直に言います。体力は年々、確実に減退しています。
子育てに仕事にと駆け回っていると、1日の終わりにはヘトヘトです。ではどうしているかというと、もう「気力」と「負けてたまるか精神」でなんとかしています。もはや、なんの論理的な説明にもなっていませんよね……。
ですが、人生の折り返し地点に突入すると、この「気合いを自分で奮い立たせる」という意識がとても大事になってきます。病は気からといいますが、「明日の自分」も気からできると感じます。ここで「気」のメの部分を「米」にするとスピリチュアル要素満載になってしまいますが、でもそういう意識を持つこと自体が大事な気がしています。
自分が「もうダメだ、疲れた」と諦めたが最後、体力も気力も根こそぎ引っこ抜かれそうになるというか。だからこそ、「そうはなってたまるか!」という見えない恐怖とせめぎ合っているんですよね。
でも、蝋燭の炎が少しずつ弱まっていくのと同じで、「気合い」って水物だと思います。何もしなければ、スッと煙みたいに消えちゃいそう。
本当は「健康のために散歩とか、筋トレとかしなきゃいけないんだろうな」と思いつつ、見事に続きません。こう見えても、昔は腹筋を1日100回していた時期もありました。習慣って、やめると今度は「無理」になるから続けないとダメですね……。
そんな葛藤を抱えつつも、今のところは「気合い」でなんとか乗り切ろうとしています。
インターネット時代に、お金を出しても読みたいと思ってもらえるコンテンツって何だろう
卯岡さんのお手紙の中で、とても共感したのが「インターネットで無料でも素敵な文章がいくらでも読める今の時代において、『お金を払ってでも読みたい!』と思わせるものってなんだろう」という問いでした。
ちょうど私も午前中に出版系の講義を受けていて、全く同じことを考えていました。
ふと、無料で読める記事に出会って「この人の本が読みたい」「もっとこの人の頭の中を知りたい」と思ったのは、一体どんな人だろうと考えてみました。
真っ先に浮かんだのは、ナツイさん、長瀬ほのかさん、望月さん、松浦勝人さん、かんそうさんといった方々でした。
みなさん、切り取る「目線」に独自性があります。そのフィルターを通すと、同じ物事でも違うように見える気がしていて。彼らの目からは、どう映っているのか。そこに惹かれます。
もちろん、著名な方だけでなく、ごく普通に日常生活を送っている方の中にも「この方は、どんな発想をして日々を過ごしているのだろう」と気になって仕方がない人はたくさんいます。
むしろ私の場合は、日々の生活の手触りを大切にしている方の文章に惹かれることが多いです。本当は、ね……。
一昔前は「エッセイストになりたいなら、まずはフォロワーが一定数必要」といった声も大きかったですが、誰もが発信力を持ち、ZINEやKindle出版などが身近になり、デジタルファースト版で書籍を出した私みたいな著者もいる今、少し潮目が変わってきた気もしています。
ナチュラルに本の紹介をするみくさん。今、サマーセール中でKindleなら880円です。
個人の影響力というより、noteという街の中で、人と人が助け合い、チーム戦のように「伝えたいもの」や「居場所」を一緒に育てていく。そんな流れが今、noteで起きているように感じます。
ゲームのワークショップとか、面白そうですね。
美容も仕事も「控えめながらも、無理なくコツコツ」の凄み
今回、卯岡さんに美容のコツをお聞きしたのは、久しぶりにお会いした時、以前よりさらに生き生きとしてお綺麗になったなと感じたからです。造形が変わったというより、内側から発光しているといいますか。イキイキしているというか、そんな印象を受けました。
いただいたお返事には、気まぐれな舌回しストレッチや柔軟、そして楽天市場や無印良品のプチプラ化粧品を愛用していること、湯船に浸かって寝ることなどが書かれていました。
美容について何か努力したことがあるのかというと、気まぐれに口内で舌をぐるぐる回すストレッチをしているぐらいな気がします。あとはこちらも気まぐれな寝る前の柔軟。使っている化粧品は楽天市場で売られているものと無印良品とドラッグストアで買えるオールプチプラ品で、人生で一度もデパコスを手に取ったことはないです。
あとはやっぱり、湯船に浸かって夜寝ること……? 最近はサウナにも岩盤浴にも行けてないしなあ……。
私はそこに「自分にできる範囲の中で無理をせず、でもできることは最大限にコツコツやっていく」という、卯岡さんの揺るぎないスタンスを見た気がしました。それはまさに、10年ものあいだフリーランスとして懸命に働き続けてきた、卯岡さんの生き方が滲んでいたように感じます。
「とりあえずあと10年は走る」の言葉の重み
卯岡さんのお返事には、さらっと「とりあえずあと10年は走らねばならないんです」と書かれていました。
さらっと書いていますが、この激動のAI時代において「あと10年は何がなんでも頑張るぞ」と覚悟を決められること自体に、並々ならぬ芯の強さを感じました。
「役に立てることをしたい。クライアントワークでも、メディアでも、本でも、誰かの役に立てるなら一生懸命書きたい」という思いも、そう簡単に口にできるものではありません。
私なんて、最近は「もうこれからは業務縮小していくかもしれないぞ……」とガクガクブルブル震えながら日々を過ごしていたくらいです。
でも「なんとかしなければ!」と必死な自分もいました。一人で販促活動に駆け回り、地元メディアで著者インタビューをしてくれそうなところを探したりしていました。(※あ……!提案文を出したりメディアに声をかけたりする際には、担当編集の岡本さんにもちゃんと相談して進めているのでご安心ください!勝手に暴走はしていません!!……のはず!!)。
その流れで……なんと!奇跡が起きました。ななんと!!木全さんという女神にインタビューを受けてもらうことになりました!!女神!!少し先になりますが、お楽しみに!!
【「たしかなこと」著者インタビューのお知らせ📚】
— 木全彩花 (@aya19940406) August 24, 2026
「たしかなこと」にて
『書く人生のはじめかた』
著者・みくまゆたんさん(@mikumayutan)に
著者インタビューさせていただくことになりました。
17年間の会社員生活を経て、
未経験からフリーライターへ。… pic.twitter.com/hJ4B16X7ew
……かと思えば、よりみちさんのYouTubeライブで、絵を描いている彼に「私、隣に文章書けるよ?」とド直球の営業をかけてみたりもしました。(針の目も見逃さないのかよ!!)
我ながら、まだまだタダでは転ばないなと泥臭くもがいています。お互い、なんとか生き延びれるといいですね!
よりみちさんのYouTubeにゲスト出演しました。1時間くらいしゃべっています。
卯岡さんへの質問:謙虚なあなたに、ずっと前から聞いてみたかったこと
お手紙の最後に、卯岡さんは「わたしみたいな人間はどうやってこの荒波を泳いでいけばいいのかな。絶賛、人生迷子中だよ!」と書かれていました。
そこで、私から一つご提案です。一度、ご自身を「みくさん(私)」だと思って、自分のこれまでの記事(往復書簡の記事でOK)を客観的に読み直してみてください。
一家の大黒柱として、10年間フリーランスを生き抜いてきたこと。
常にお客様に喜んでもらうために、真摯に仕事に向き合ってきたこと。
夫婦の危機を、仕事と子育てを両立しながら乗り越えてきたこと。
どれだけたくさん動き、どれだけ深く考え、人生の壁を乗り越えてきたのか……。その圧倒的なタフさと人間味に、きっと自分自身で気づくはずです。
そんな卯岡さんに、質問です。様々な経験をされてきた中で、常に謙虚さを大事にされている卯岡さんですが、あえて「自分のここをアピールポイントにしたら、読者さんに興味をもってもらえそう」と感じるネタやエピソードは何だと思いますか?
逆に、「読者さんにすぐには興味を持たれないかもしれないけれど、世の中に絶対に伝えたいこと」や、「心から本当にやりたいと思っていること」はありますか?
意外とこの部分を深く掘り下げて言語化しておくと、今後メディアへ企画を提案する際などの武器になると思ったので、聞いてみました。
お返事、ゆっくりで構いません。楽しみに待っていますね!ではでは!
【完】
