夜中に何度も目が覚めるのは、年齢だけのせい? 今日から見直したい「中途覚醒」の予防法
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
「眠りにはつけるのに、夜中に何度も目が覚める」
「トイレへ行ったあと、なかなか寝つけない」
そんな悩みを抱えている人は、決して少なくありません。
PHPオンラインに掲載された精神科医・保坂隆さんの記事では、特に60代以上に多い「中途覚醒」の原因と、日常生活でできる予防法が紹介されています。
今回は、その内容から押さえておきたいポイントをまとめます。
「眠れない」にはいくつかのタイプがある
不眠というと、布団に入っても眠れない「寝つきの悪さ」を思い浮かべがちです。
しかし、いったん眠ったあと、夜中に何度も目を覚ましてしまうのも睡眠の悩みの一つ。これを「中途覚醒」と呼びます。
途中で起きてもすぐに再び眠れ、日中の生活に影響がなければ、必ずしも深刻な問題とは限りません。
一方、次のような状態が続く場合は注意が必要です。
一晩に何度も目が覚める
目覚めたあと、長時間眠れない
朝起きても疲れが残っている
日中に強い眠気がある
仕事や家事、運転などに支障が出ている
「今夜も目が覚めるのでは」と不安になる
眠れないことへの不安が大きくなると、その緊張がさらに睡眠を妨げることもあります。
眠りを妨げる、身近な生活習慣
記事によると、中途覚醒には加齢だけでなく、日々の過ごし方も関係しています。
代表的なのが、就寝直前までテレビやパソコン、スマートフォンを見る習慣です。強い光や音によって神経が高ぶると、眠りが妨げられる可能性があります。
夜遅い時間の飲食やカフェインも見直したいところです。
そして、特に気をつけたいのが寝酒です。
アルコールを飲むと眠くなるため、「お酒を飲んだほうがよく眠れる」と感じる人もいるでしょう。しかし、その作用は長く続きません。体内でアルコールが分解される過程で眠りが浅くなり、夜中に目覚めやすくなることがあります。
寝つきはよくても、朝までの睡眠全体で考えると、寝酒は逆効果になり得るのです。
寝具が体に合っているかも確認する
意外と見落としやすいのが、枕や布団、マットレスの状態です。
長年使った寝具は劣化し、以前は快適だったものでも、現在の体には合わなくなっているかもしれません。
「低反発ならよい」「高反発が正解」と決めつけるのではなく、自分の体格や寝姿勢に合っているかを確認することが大切です。
生活習慣を見直しても改善しない場合は、寝具によって首や腰に負担がかかっていないか、一度点検してみてもよさそうです。
夜中のトイレは、自己流だけで対処しない
高齢になるほど増えやすいのが、夜間の尿意による目覚めです。
記事では、夜間頻尿への一般的な対策として、次のような方法が紹介されています。
就寝前のアルコールやカフェインを避ける
遅い時間の水分摂取について医師に相談する
ふくらはぎをマッサージするなど、脚のむくみをケアする
腰や足先を冷やさない
塩分の多い食事を見直す
服用中の薬について、かかりつけ医に相談する
ただし、水分を極端に減らすのは危険です。脱水症状につながる可能性があるため、持病や服薬の状況も含め、まず医師に相談することが勧められます。
夜間頻尿の背景には、男性の前立腺肥大症や、女性にも多い過活動膀胱などが隠れている場合があります。
さらに、脚のむくみや息切れなどを伴う夜間頻尿は、心臓の病気と関係している可能性もあります。「年齢のせいだから」と自己判断せず、気になる症状があれば早めに医療機関へ相談したいところです。
今夜からできる小さな見直し
中途覚醒への対策は、特別なことばかりではありません。
まずは次のような点から、無理なく始めてみてはいかがでしょうか。
就寝前のスマートフォンやテレビの時間を短くする
夕方以降のカフェインを控える
寝酒を習慣にしない
夜遅い食事を避ける
寝室の光、音、温度を整える
枕やマットレスの状態を確認する
夜間の尿意が続く場合は、医師へ相談する
大切なのは、「何時間眠れたか」だけにとらわれないことです。
目覚める回数や再び眠るまでの時間、日中の眠気、飲食や運動、トイレの回数などを簡単に記録しておくと、自分の睡眠を乱している要因が見つかりやすくなります。受診する際にも役立つでしょう。
「歳だから仕方ない」で済ませない
年齢を重ねると、若い頃と同じように眠れなくなることはあります。
しかし、毎晩のように目が覚め、翌日の生活に影響が出ているなら、単なる加齢として我慢する必要はありません。
生活習慣や寝室環境を少し変えるだけで改善することもあれば、治療が必要な病気が関係していることもあります。
まずは今夜、寝る前のスマートフォン、飲み物、寝具の状態を見直してみる。そして症状が長く続く場合や、強い日中の眠気、激しいいびき、息苦しさ、脚のむくみなどがある場合は、医師に相談する。
その一歩が、朝の「よく眠れた」という感覚を取り戻すきっかけになるかもしれません。
参考:PHPオンライン「60代以上に多い『一晩に何度も目が覚める』 中途覚醒を予防する方法」
※本記事は公開情報をもとにした紹介記事であり、診断や治療を目的とするものではありません。水分摂取の調整や服薬に関する判断は、医師などの専門家にご相談ください。
#睡眠 #不眠 #中途覚醒 #睡眠改善 #夜中に目が覚める #健康習慣 #シニアライフ #60代からの健康 #夜間頻尿 #快眠法
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!