【本編要約】勇者が二人産まれたら #94〜98
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みそすーぱーです。
本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#94〜を要約したあらすじを掲載いたします。
「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。
お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。
なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。
#95以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。
温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。
以下、«»内の文字は、要約版の他エピソードへのリンクとなっています。
【#94 元老院のジスタム卿】
ガガーニムから «"ダヲジア卿の遺体が見つかっていない"(#83)» と聞いたレピは、続けて"ダヲジア卿含め三人、行方不明の男がいる"事と"それが忘敬者(ぼうけいしゃ)の仕業では、と噂が立っている"事を伝えられ、対立の激化を避ける意図から死亡と偽った事を察する。
重大な秘密を自身やスウォル達に明かした理由を問うレピに、ガガーニムは «"スウォル達の前でロガーメーポに謀殺を仄めかされ、潔白を証明できない代わりに誠意として情報を渡した"(#82)» と語った。
«レピが会いたがっているロガーメーポ(#65)» について、"禁じられた魔法の知識はともかく、人間性に期待するな"と言うガガーニム。
レピは"対立激化がゼオラジム王の目的に反する為、自分達が漏らす事がないと計算した上で情報を渡した"と看破し、"善意の協力者ではなく、自身の目的の為に僕達を利用するつもり"だと断定すると、ガガーニムは"信用に足ると考えたのも確か"としながら頷いた。
レピから"目的は潔白の証明か、元老院内での立場の確立か"と問われ、ガガーニムはいずれも否定。
後者に至っては"荷が重い、ダヲジア卿が生きているなら席を返す"とまで言ってのける。
続けて自らが元老院に加わり、"忘敬のお飾り"と罵られる理由── «対立激化を避ける為、忘敬寄りの考えを持つ自分に白羽の矢が立った(#83)» 事を語った。
その頃、洞窟内でスウォルとリリニシアが仲間に、同様に"ダヲジア卿の行方不明"と"元老院におけるガガーニムの立場"を説明。
シェリルが"聞いていた印象より友好的な理由"に納得すると、リリニシアは同調しながら"ガガーニムの言葉に嘘がなければ"と言いかけ、途中で止めた。
続いて"原理主義者のクレンにも敵意がなかった"と尋ねるシェリルに、二人は"よく分からない"としながら、 «ガガーニムと親しげだった(#77)» 事を伝える。
そんな中、リエネがチラチラと自身を見ている事に気付いたスウォルが"やっぱりクサいか"と問い詰めるとリエネは否定し、辿々しく言葉を途切れさせながら"離れている間に変わった事はなかったか"と質問を返す。
その歯切れの悪さに違和感を抱いたリリニシアは、先程レピが «"既にクレンと会った"(#85)» と語っていた事を思い出し、シェリルがスウォルのニオイを嗅ぐ仕草をしていたのが、"クレンにニオイの事を吹き込まれた結果ではないか"と推測。
黙り込んで"誰が、何を、どこまで知っているのか"を思案するリリニシアの態度は、逆にリエネにも疑念を与えた。
一方、レピとガガーニム──。
カクヨムは↓
【#95 "お飾り"の目的】
洞窟内と同じガガーニムの立場の説明を本人から聞いたレピは、不本意な加入の目的を問う。
対してガガーニムは質問と無関係な、先ほど聞いた «"ボロガブザリ"(#28)» と口にした。
話が逸らされ苛立ちを覚えたレピに対し、"この先はスウォル達にも話しておらず、共有するかはレピに委ねる"と前置きし、推測だとしながらも «"魔物と獣の混血"(#55)» 説を否定。
獣を改造し、人為的に魔物に仕立てた"人造魔物"であり、死後に肉体が朽ちるのは未完成である為、との見解を語った。
狼狽えるレピに、繰り返し"推測"と念押しし、情報を共有する。
"可能なのか"と問うレピに対して、"不可能と断定できない"。
可能性として"個質魔術"か"禁じられた魔法"と続け、後者の正体が"魔物を作り出すモノ"である可能性を提示し、これらを踏まえ現時点で最有力の容疑者としてロガーメーポを挙げる。
あくまで容疑であり、個質魔術の詳細が分からないという意味で"クレン以外の元老院は容疑者"と続け、その目的も"不明"としたガガーニムに、レピは会話の中で度々発された"我々"がクレンを指すか尋ねた。
"勝手に調査し、時々情報を共有する程度"としながら頷くガガーニムに、レピは"クレンと手を結んだ理由"を問う。
ガガーニムは"個質魔術を隠しておらず、魔物の製造には応用できない"点からクレンをシロと見なし協力を要請した事と、クレン側の理由は"おそらく面白そうだからだろう"と語る。
レピは鋭い目つきで二点、質問をぶつけた。
一つ、"推測にも関わらず、混血説を明確に否定できる理由"。
二つ、"人造魔物だとして、マキューロ人によるとモノ決めつけている理由"。
ガガーニムはまず、洞窟内では話に出なかったにも関わらす «"レピ達が道中、人に似た魔術を使う怪物に襲われた"(#74)» 事を言い当てる。
先程聞いた"三名の行方不明者"と、自身が提唱した «"怪物がマキューロ人だった可能性"(#78)» から、レピは"人を素体にした人造魔物"という可能性に行き当たり、ガガーニムは頷いた。
かつてクレンが遭遇し、面白半分で戦闘した際も怪物が魔術を使い、死後に肉体が崩れ去った事を明かし、自然発生説を否定。
レピから"ダヲジア卿も素体にされた可能性"を問われ、否定しなかった。
レピは沈黙するも、ガガーニムは二つ目の質問に対する回答として、"他国を疑う前にマキューロの潔白を証明すべき"との考えを明かし、結果論だが"和睦の為には好都合"と結ぶ。
質疑を終え、ガガーニムは周囲を覆う風の魔術を解いた。
レピはルヴィニケンプから聞いた、若き日のロガーメーポが禁じられた魔法を指した言葉── «"解き明かせば人間に魔法が使えるかも"(#65)» ──を思い出し、"未だ魔物の領域への憧れを捨てられていないのでは"と考えながら洞窟に戻る。
ラツンジパと交代し、ガガーニムと共に洞窟内に消えていく二人を見送ったレピの元に、入れ替わりでリリニシアが現れた。
カクヨムは↓
【#96 リリニシアの"お話"】
レピに中の様子を問われたリリニシアは、シェリルとスウォルは眠り、リエネは起きたままガガーニムを警戒している事を伝え、過剰だと思う反面、 «信用し過ぎる事(#80)» への «危機感(#81)» も滲ませる。
反対にリリニシアがガガーニムと話していた内容を尋ねると、"ダヲジア卿の死について"と、敢えて事実と異なる点を強調した。
リリニシアから"酷い表情"と称されるも、レピは «リリニシアの本題(#88)» である"スウォルについて"の話に切り込み、ガガーニムから学んだ風の魔術の応用で、やはり外部との音を遮断する。
魔術の腕の差を見せ付けられ食って掛かるリリニシアを励まし、互いの背後への注意を呼びかけたレピは、改めて要件を問う。
リリニシアがまず、«"スウォルから妙なニオイを感じない"とした(#91)» のが事実かを尋ねると、レピは"今の自分の腕では何も感じ取れない"と回答。
次いでシェリルとリエネへの違和感から、«"クレンに何を聞いたか"(#85)» を尋ねられたレピは"双子なのに、シェリルからは変なニオイがしない"と聞かされた事を明かした。
リリニシアは覚悟を決めて、"何があってもスウォルの味方でいてくれるか"と問いかけ、レピの肯定を受けると、ついに本題を切り出す。
少し時を遡り、ラツンジパがガガーニムと共に洞窟内に戻った頃。
怪訝な顔で自身を見るリエネに、ラツンジパは"役割を無視したのではなく、レピと交代した"と説明。
レピが一人、外に残っている事を知ったリリニシアは"長話の文句をレピにぶつける"と残し、二人で話す為に外へ向かう。
"レピに悪い事をした"と言うガガーニムに、リエネが二人は軽口が叩ける間柄だと話すと、ガガーニムはヤクノサニユの姫君とマキューロの若者の間柄としては"信じがたい"と漏らした。
リエネが"ハリソノイアの変化よりもか"と返すと、ガガーニムは甲乙つけがたいとしながら"個人としては歓迎したい"と答え、無理をしないようリエネを気遣い、眠りについた。
ラツンジパにも眠るよう促し、リエネは一人、«クレンとの対話(#90)» を振り返る。
"あの子は──"
"スウォルは──"
リエネが思い出したクレンの言葉とリリニシアがレピに告げた言葉は、ピタリと重なった。
"どんどん、ヒトから離れて行ってる"。
カクヨムは↓
【#97 ヒトから離れた先】
"そんな気がしてならない"と言うリリニシアは、«"崖から落ちてどう助かったのか、本当は覚えている"(#69)» と、スウォルや仲間に嘘をついた事を告白。
続けて涙ながらに"クレンの個質魔術に似た、体が変形する音"と"着地後の、盾に取り込まれたような異形の姿"を語ると、«スウォル自身も盾に飲み込まれる夢を見ていた(#72)» 事を明かし、"盾のせい"と断言する。
ガガーニムの言葉を思い出しながら"ヒトでないのなら"と尋ねるレピに、リリニシアは短く、"魔物"と答えた。
レピに"おかしいと思っていたでしょう?"と尋ねるリリニシアは、«旅の途中で目にしてきた(#15)» «スウォルの"再生能力"(#50)» に対し、自身も過去に «"まるで魔物"(#29)» と口にしていた事を悔いる。
"あの盾はなんなのか"と問うと、続けて"シェリルの剣も"と、«主以外を弾き飛ばす特性(#1)» や «魔術の増幅(#30)» 、«魔力核の破壊(#15)» 等の異常性を挙げ、"二人は何を背負わされているのか"を語気強く問い掛けた。
"分からない"と詫びるレピに、リリニシアも八つ当たりを詫びる。
一人で抱えてきたリリニシアに敬意を評したレピは、"これからは自分も背負う"と請け負い、"スウォルはスウォル、違和感はなかった"と励ました。
レピの配慮に笑顔を見せ、見張りの交代を提案するリリニシアを"考えを纏めたい"と退け、洞窟内に戻らせた後、レピは思案に耽る。
巨大生物との戦いの際、«シェリルの剣が二回(#50)» 、«魔物を感知した反応(#53)» を示した事を振り返り、いずれもスウォルが超常的な力を発揮した──魔物と化していた時だと思われる事、再会してからは反応がない事から、時的な変化と推測。
本来はリリニシアに、«離れている間のシェリルの様子(#75)» を話したかったが、過度の精神的負担を避ける事を優先し、次にガガーニムからの情報を検討し始める。
ダヲジア卿が人造魔物の素体に使われた可能性、それが"人が魔物に"という意味でスウォルと同じだと気付き、目を見開く。
素体にされる機会がなかった事から、あくまでスウォルの変化は盾の影響だと仮定。
続けて «巨大生物(#50)» や «人に似た怪物(#73)» に剣が反応しなかった理由を"魔物としての完成度"で劣ると見たレピは、人造魔物の製造主がスウォルに興味を示す事を確信。
一時的な変化、つまり通常時は判別不可能と結論しかけたが、すぐに «"クレンやガガーニムの言うニオイ"(#80)» が魔物化に由来する可能性に気付く。
ガガーニムの"特例"が容疑者の前にスウォルを差し出す事になり、また"特例"自体が製造主を炙り出す餌と疑い、空が白む。
一方、リリニシアがスウォルの魔物化を切り出した頃、洞窟内──。
カクヨムは↓
【#98 リエネとクレン】
"スウォルが魔物に近付いている"とリリニシアがレピに告げるのと同じ頃、洞窟内ではスウォルの寝顔を眺めながら、リエネは «クレンとの会話(#90)» を思い返していた。
スウォルのニオイについて尋ねるリエネに対し、クレンは"取引"としてユミーナの情報を求める。
リエネが"自らの信じている"ユミーナを語るとクレンは"嘘はついていない"と納得し、ガガーニムやレピと同じく風の魔術を纏わせて自らの見解──"スウォルが人から離れている"を告げた。
リエネの追及にクレンは"今はヤクノサニユ人のニオイが強い"としながら、現状を"魔力を帯び始め、ヒトから魔物に変化している"と評する。
即座に否定するリエネだったが、«戦いの度に(#15)» «見せた再生力(#50)» と、リリニシアの言葉 «"どっちが魔物か分からない"(#29)» を思い出し、その場で膝を折った。
続けてクレンは、一行が道中で «ヒトに似た怪物に襲われ、リエネ(#73)» と«シェリルばかり狙った(#74)» 事を言い当て、"その怪物に近くなりつつある"と語り、怪物について尋ねるリエネに対し"役に立ってもらう必要がありそう"と、"対価"として情報を渡す。
ヒトを素体にした人造魔物の実験体と思われ、ガガーニムと共にその製造主を見つける事が目的と言うクレンに、"自身に何を求めているのか"を問うリエネ。
クレンは"勝手に利用する"と答え、創造主の目的を不明とした上で、それが何であれ"手を加えていないのにそうなりつつあるスウォルは無視できない"と餌に使う意図を公言。
怒りを見せるリエネを、"研究が進むのは不本意であり、餌にするが食わせるつもりはない"、"スウォルを守りたい思いは同じ"と宥め、反対に"自分達を利用すればいい"と持ち掛ける。
以上の情報を"対価"とし、"積極的に協力してくれるなら歓迎する"と判断を委ね、"ガガーニムの事だから、すぐ会うことになる"と言い残して姿を消した。
地面を見つめ、動き方を考えるリエネに、«"監視"に現れたラツンジパが声を掛ける(#91)» 。
──スウォルのイビキで意識を引き戻されたリエネは、自身がシェリルに聞かせた «"自分が冷静でない事を自覚する"(#53)» 事から始めた。
仲間のうちレピに相談すべきと結論付けた所に、そのレピと対話を終えたリリニシアが戻る。
その顔に涙の痕跡を見るリエネに"なんでもない"とはぐらかし、無理をしないよう言い残してからリリニシアも眠りにつき…一行の、再会直後の長い夜が終わりを迎えた。
カクヨムは↓
【次回更新の予定】
#99の本編は9月14日 19時に公開予定
要約あらすじは15日 17時頃に以下の記事に追加予定
もし興味をお持ちいただけたようであれば#98から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。
【最後に宣伝とか】
この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。
「小説家になろう」、「カクヨム」での自作のページです。
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