【本編要約】勇者が二人産まれたら #78〜#82
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みそすーぱーです。
本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#78〜#82を要約したあらすじを掲載いたします。
「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。
お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。
なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。
#83以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。
温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。
以下、«»内の文字は、要約版の他エピソードへのリンクとなっています。
【#78 最悪の可能性】
レピの提案に従い腰を下ろすと、ラツンジパは «”人に似た何か”を倒さなかった(#75)» 理由を尋ねる。
レピは”ラツンジパが一度も狙われなかったことを確認すると、その理由が”マキューロの匂い”だと推測した。
曰く、«”他国人であるシェリルとリエネは最初から狙われ(#73)» 、«マキューロ人だが国を離れ匂いが薄れていたレピは、魔術で凍らせるまで放置された(#74) »”。
ラツンジパが”魔物が何故”と首を捻ると、レピはリエネにも聞くよう促し、シェリルが目覚める前に話したい考え事──”魔物ではない”との推測を明かす。
根拠として魔術の使用を挙げ、使用の可否以前に”魔物なら魔法を使えばいい”と語るレピに、リエネはハリソノイアで魔物と戦ってきた経験から”全ての魔物が魔法を使う訳ではない”と食い下がると、レピもその可能性を認めつつも、”魔物が魔術が使う”異常事態に目を瞑った上での話だと譲らない。
続けてレピは”ボロガブザリや巨大生物と共通の特異性”として、剣が反応しなかったことを挙げる。
他の特異性について共通するかは不明な為、”近縁種だと主張するつもりはない”、”あくまで最悪の可能性”とした上で、”元々はマキューロ人だったのでは”と語った。
ラツンジパが混乱しながらも先の話に関連付け、”マキューロらしい匂いはしなかった”と反論するが、リエネは «ラツンジパ自身が”色々混ざったような匂い”と表現していた(#73)» ことを引用し、”その中から嗅ぎ分けられるのか”と尋ねると、ラツンジパは沈黙。
レピの考えを聞いたリエネは”シェリルが起きる前に”という意図を理解した。
シェリルがリエネに人殺しと口走った事に触れ、リエネを気遣いながらも”人だったモノと戦うと聞いて耐えられると思えない”と語るレピに、リエネは文句はない、としながら、”シェリルの為にと隠し事が増える”ことへの抵抗を口にする。
ラツンジパは”マキューロ人が怪物になるなど聞いたことがない、ありえるのか”と問うと、レピは”分からないから、可能性を排除しない”と答えた。
混乱が収まらない中、シェリルが目を覚ます。
カクヨムは↓
【#79 勇者(姉)の本心】
目を覚ましたシェリルはリエネに体調を尋ねられ、問題ないと報告。
次に «”何があったか覚えているか”(#74)» と問われると、”覚えていない”としつつ、体は勝手にカタカタと震え出す。
レピは”まずは落ち着かせるべき”、”リエネが適任”だと推薦した。
困惑するリエネに、ラツンジパが «”スウォルが目覚めた時のリリニシア”(#68)» を語りながら人肌を提案すると、レピは一瞬その話に興味を示すもリエネに諌められ、 ラツンジパの案を支持する。
二人に圧され、シェリルを抱き締めようと腕を伸ばすと、シェリルの脳はその腕に、自らを殴り飛ばした大きな拳を重ねて錯乱し、弱々しく抵抗した。
拒絶に心を痛めながらリエネは抵抗を掻い潜り──かつて腹を減らし泣いている自分に、ユミーナがそうしてくれたように…彼女が掛けてくれた言葉を思い出しながら、シェリルを抱き締める。
本当に”人殺し”になろうと守ると、決意を固めて。
シェリルはすがり付くように抱き返し、”痛いのも、殺すのも、殺されるのも怖い、嫌だ”と、そして”勇者になんてなりたくなかった”と、これまで «スウォル以外に吐かなかった本音(#1)» を吐露し、泣きじゃくる。
シェリルの本心に触れたラツンジパは哀れみ、レピはこれまでの旅路を思い返し、勇者を”演じ”続けて来られたのが、心身ともリリニシアとスウォルの支えがあってこそだと推測、無力感に苛まれた。
先に進むことに抵抗を示すシェリルに、リエネは”二人と合流する為に”と目的を再定義し、シェリルは一先ず、進む意思を取り戻す。
”先延ばしでしかない”と、レピは敢えて指摘しなかった。
同じ頃、その二人は他の元老院と面会する場を設けてもらう為、ガガーニムとクレンにこれまでの旅や «ハリソノイアの変化(#11)» を説明し、同意を得ることに成功。
”集合までに数日は掛かる”と聞き、”仲間との合流の為、好都合”だと答えるリリニシアに、クレンは告げる。
”仲間に男のマキューロ人がいるなら危ないかも”。
カクヨムは↓
【#80 元老院との交渉】
言葉の真意を問われ、クレンは”ここ一年で三人ほど、男が姿を消している”こと、ガガーニムは”民の間で忘敬者の仕業と噂が出ている”と話す。
リリニシアが”噂を信じているか”を問うと、ガガーニムは”今は分からないとしか言えない”と、«レピの言葉 ”何が分からないかを正しく認識する”、”答えをムリヤリ決め付け、分かった気にならない”(#34)» ──を思い出させる回答を出した。
クレンから質問するよう促されたリリニシアが、彼女の個質魔術について尋ねると、”年齢を操る”だと自らの能力を明かす。
”記憶などは継続するが、精神が肉体の年齢に引っ張られる”為、幼い言動も演技ではないというクレンに、リリニシアは続けて”個質魔術を使っている理由”を問うと、”変装代わり”だと答えた。
続けてスウォルが、«無礼と知らずガガーニムに対しても”個質魔術を使えるか”を尋ねてしまい(#66)» 、クレンに対しては”隠していないようだから聞いただけ”とリリニシアを慌てさせるも、ガガーニムは”気にしないが、他の者には気を付けて”と笑いながら、”まだ個質魔術を見出だしていない”と回答。
次の質問を促され、リリニシアは «”スウォルを見て何に気付いたか、クレンが人か否かを問うた(#76)» ことと関係あるか”を尋ねると、クレンの軽はずみな発言に呆れつつ、ガガーニムは”人から感じたことがないニオイがする”と答えた。
その横でクレンが小さく繰り返したのを聞いたリリニシアは、«ルヴィニケンプも"嫌なニオイ"と言っていた» ことを思い出し、クレンが何かを隠していることを確信。
盾の影響を疑うガガーニムに対しスウォルが”レピに何も言われたことがない”と答えた瞬間、リリニシアは目を見開き、強引に話を遮った。
他の元老院が集まるまでの間、そのまま洞窟を拠点にする許可を与えたガガーニムが召集の手配のため席を外すと、クレンも年齢を30歳程度に変異させ同行。
”変身”に呆然とする二人だったが、我に返ったリリニシアはスウォルに対し、”あの二人は怪しい”と語り掛ける。
一方、クレンが手配を進めるガガーニムを”嘘つき”と称すると、ガガーニムは”二人が有益か、まだ分からない”と答え、続けた。
”すべてを明かしていないのは貴方も同じ”。
カクヨムは↓
【#81 "分からない"から】
ガガーニムとクレンを怪しむリリニシアに、スウォルはいい人だと反論。
しかしリリニシアは «祖父への疑念(#37)» を重ね、”ただのいい人じゃ国は運営できない”と食い下がる。
困惑するスウォルに、同じ原理主義の «ルヴィニケンプとの初対面や、ラツンジパが元老院を”老害”と罵った(#61)» ことを引き合いに出し、”友好的すぎる”と主張。
それでも”たまたま話が分かる人と会えた”と懐疑的なスウォルに、«”元老院が個質魔術まで使って森にいた”(#73)» という”たまたま”も怪しいと訝しみ、”未来予知のような個質魔術の使い手がいて、自分達の訪れを知っていたのでは”と疑問を呈する。
話を膨らませ、”勇者の予言”もマキューロ人に拠る可能性を考えつつ、スウォルに”あの二人、特にクレンに過度な信用は持つな”と警告した。
頷いたスウォルに、リリニシアは彼が理解していない «”個質魔術”(#66)» と«”忘敬者・隷我者”(#71)» を説明する。
革新主義・原理主義の蔑称と深刻な対立を聞いたスウォルは、”同じ国の人間が争っているのに、和睦など出来るのか”と弱音を漏らした。
対してリリニシアは”分からない”と答え、続けて”可能性がゼロでないなら排除しない”と «レピの言葉(#34)» を引用し、スウォルも希望を取り戻す。
その後、一人で洞窟に戻ってきたガガーニムは、クレンが”会議に向けた準備を始めた”と語り、召集に加え、二人の仲間が現れたら案内する手配も済ませたと報告。
その頃、シャファルノールへの道中で、ラツンジパがシェリルとリエネに向け、元老院の構成員を古い順に紹介していた。
50年以上も勤める事実上の頂点、100歳近くの老婆”マベレムギリア・マキュラ”。
次に長く、ラツンジパの両親が幼い頃から勤める80歳ほどの老爺”ボォンクレェド・ディアモス”。
その次が10〜15年ほどの歴を持つ70歳前後の”クレン・メジャルカ”。
次いで81歳、«レピにとってのお目当て”ロガーメーポ・ムータオヒカ”(#65)» 。
四人目まで説明したところでレピから”ムータオジカ卿よりもダヲジア卿の方が古い”と訂正が入るも、ラツンジパはそれを否定。
レピが国を離れている間にダヲジア卿は没し、50代の”ガガなんとか”がその後任だという。
歳の若さから原理主義者の中でも考えが柔軟な可能性に、仲間たちが期待を掛ける一方、レピは静かに、ダヲジア卿の死を噛み締めた。
カクヨムは↓
【#82 ムータオヒカ卿】
翌日の夕方、スウォル、リリニシア、ガガーニムのいる洞窟に、杖をついた老爺が現れる。
”就任から二ヶ月立たない小僧に呼び出されるとは”とガガーニムに嫌味をぶつけた老爺を、ガガーニムは動じず”ムータオヒカ卿”と呼び、”招集は歴に拠らない権利だ”と出迎えた。
鼻で笑うムータオヒカ卿──ロガーメーポが見慣れぬ二人について尋ね、まずリリニシア、次にスウォルが名乗る。
スウォルの家名が”ドラベレアル”と聞くとロガーメーポは表情を変え、”予言の勇者”だと言い当てた。
その根拠として”昔馴染みであるワーサックの倅”と語るロガーメーポだが、スウォルはその名を知らない。
改めて父の名を尋ね、”クーヤイ”だと聞いたロガーメーポは、”くだらん男”と呟きながら納得した様子を見せ、”似た名前の別人と間違えた”と話を打ち切る。
他国の使者に対しての口調を諌めるガガーニムに対しては、”わずか52で元老院に加わった天才は違う”など皮肉を繰り返した。
” «ダヲジアがもう少し早く消えていれば(#81)» 歴代最年少もあり得た”と続けるロガーメーポに、とうとうガガーニムが声を荒げるも、ロガーメーポは怯むことなく咳き込みながら笑い、”忘敬のお飾り”と吐き捨て去っていった。
その態度にスウォルが毒づく一方、”いくつか疑問”というリリニシアはまず、”ワーサックが人違いなら、スウォルが予言の子であることに繋がらない”と指摘。
次いでガガーニムに、去り際に吐き捨てた言葉の意味を問う。
ガガーニムは自身が”腕だけで加わった訳ではなく、対立を抑える為の忘敬寄りの人選だった”と明かす。
自らの立ち位置を”中立のつもりだが、元老院内では相対的に忘敬であり、ロガーメーポは強く反対していた”とも加えた。
続けてリリニシアはロガーメーポの口振りが、”ガガーニムがダヲジアを消した”と言いたげだったことを指摘するとガガーニムは頷き、証拠は提示できないとしながら潔白を主張。
証拠の代わりとばかりに、元老院しか知らない機密事項──”ダヲジアの死が確認できていない”──を明かす。
困惑するリリニシアの横で、スウォルが呟いた。
”行方不明、っすか?”
カクヨムは↓
【次回更新の予定】
#83の本編は7月7日公開予定
要約あらすじは10日に以下の記事に追加予定
もし興味をお持ちいただけたようであれば#81から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。
【最後に宣伝とか】
この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。
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