【本編要約】勇者が二人産まれたら #74〜#77

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みそすーぱーです。

本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#74〜#77を要約したあらすじを掲載いたします。

「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。

お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。

なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。

いずれにせよ、まずは#1のあらすじから是非、お気軽にご一読ください。
各記事【次回へ】の項目にて、次のあらすじ記事へのリンクを掲載しております。

#78以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。

温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。

以下、«»内の文字は、要約版の他エピソードへのリンクとなっています。


【#74 背負わされた少女】

 スウォルとリリニシアが出会った少女は、«レピがカロニアをティサン人と断定した時(#34)» と同様、においを根拠に二人が他国人であることを見抜きつつ"強い魔術師のにおいも混じっている"と首を傾げるも、リリニシアがルヴィニケンプの名を挙げると納得した様子を見せた。

 次いでリリニシアが、«ヤクノサニユからの使者として"リリー"と名を偽り"元老院に会う為、シャファルノールに向かっている"と明かす(#60)» と、少女は強調しながら聞かされた名を繰り返し、一面が森の現在地こそ"シャファルノール"と言う。

 名を尋ねられ、明かすかどうかを少し迷った後、"クレン"と名乗った。


 一方、リエネとラツンジパが戦線復帰に向かう中、人に似た"何か"と対峙し剣を握りしめるシェリルの名を、レピが大声で呼び掛ける。

 "何か"もそれに反応しレピに視線を向けたものの、首を捻ると再びシェリルに向き直った。

 再び無視されたレピが"性別で敵を選んでいる可能性"への疑念を口にすると、リエネに聞いたユミーナの過去を想起したシェリルは一言、"気持ち悪い"と吐き捨てる。

 その言葉に激昂したかのように振り上げた"何か"の腕を、駆け戻ったリエネが切り落とし、意識が戦闘から離れているシェリルを一喝。

 我に返ったシェリルは、"何か"の腕が再生しようとしている── «巨大生物(#51)»や、«推測が正しければボロガブザリ(#55)» と同じ、剣が反応しない魔物だと気がついた。

 «グラウムとの手合わせで負った頬の傷の止血(#40)» を思い出したリエネの指示で、レピが氷の魔術で傷口を凍結させ、再生の阻止を試みる。

 リエネに遅れてラツンジパが追い付くのと同時に、"何か"は火の魔術を使用し、傷口の氷を溶かし始めた。

 魔物が魔術を使う状況に四人全員が困惑する中、"何か"は隙だらけのシェリルに拳を振り下ろす。

 ラツンジパは土の魔術で体勢を崩そうとするも間に合わず、拳はシェリルを捉え、弾き飛ばした。

 リエネが怒りのまま、再びその腕を落とす一方、レピがシェリルの救護に向かおうとすると、今度は無視することなく"何か"は土を蹴り飛ばし、レピの動きを妨害する。

 代わりにシェリルの元へ走ったラツンジパはその惨状に、傷のみならず体力も回復させる中級・癒しの魔術の使用を即決。

 回復させたものの、«これまでの旅で(#5)» «常に(#14)» «誰かに(#28)» «守られてきた(#50)» シェリルは、初めて受ける"まともな一撃"に折れてしまった。

 泣きじゃくりながら父や弟に助けを求める姿を見たレピはリエネに撤退を進言するも、リエネは”勇者の剣でなくとも倒せる”と戦闘継続を主張。

 その根拠として、«これまでの(#29)» «特異種の死骸(#53)»と同様、切り落とした"何か"の腕が朽ちて崩れる様を指し示す。

 継続を承諾するレピの脳裏には、一つの疑問が浮かんでいた。

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【#75 三度目の──】

 "何故、シェリルの元に向かおうとする自分は妨害され、ラツンジパはされなかったか"。
 レピは性別以外に条件があると確信し、検討しながら戦いを続ける。

 リエネが傷を与えてはレピが凍らせ、"何か"の魔術は妨害しながら、ついに仰向けに転がすと、レピは土の魔術で胴体と四肢を貫き、地面に縫い付けた。

 リエネに首を落とさせ凍らせたレピだったが、足につけた傷は凍らせず、"シェリルの剣でないなら"と、むしろ再生させ、魔力の枯渇を狙う。

 二人の戦いぶりに感嘆するラツンジパの横で、当のシェリルは嘔吐した。

 «ハリソノイア北東での戦い(#15)» 、«巨大生物との戦い(#53)» に続き、目の前で見る三度目の斬首。
 しかし今回は、違うと理解はしていても、どうしても"人の首を落としたように"見えてしまった。

 その様子を見て戦力としてのシェリルを諦め、自身が"死ぬまで殺す"ことを決意したリエネを制し、レピは"放置して進む"ことを提案。

 "マキューロ人も襲われる"と反対するリエネを、"恐らくその心配はない"と退ける。

 その理由として、レピは"何か"が攻撃する基準がニオイではないか、と推測した。

 マキューロのニオイがしないシェリルとリエネがまず狙われ、他国のニオイが混じるレピは、攻撃を仕掛けたことで敵と見なされた一方、ラツンジパは純粋なマキューロのニオイであり、直接危害も加えていない為、狙われていないのだ、と。

 "まるで魔物が外敵からマキューロを守護しているようだ"と驚くリエネに、レピは"本当に魔物なのか"と視線を落とす。

 先行するスウォルとリリニシアも襲われた可能性に気付くリエネを、"それを確かめる意味でも先を急ぐべき"と説き伏せたレピは、地面に縫い付けた"何か"をまるごと、中級・氷の魔術で氷漬けにし、動きを封じた。

 レピと渋々ながら斧を納めたリエネがシェリルの元に駆け寄ると、錯乱したシェリルはリエネに対し、"人殺し"と言い放つ。

 埒が開かないと見たレピは、威力を絞った雷の魔術でシェリルを気絶させ、ラツンジパに先に進むよう語り掛ける。

 地面に転がる、シェリルにしか触れない勇者の剣をどうにか鞘に納めたリエネはシェリルを担ぎ、ラツンジパと、疑念を抱くレピと共に歩みを進めた。

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【#76 クレンとシャファルノール】

 シェリルが殴られ心折れた頃、スウォルと”リリー”を名乗るリリニシアは、クレンに質問を重ねていた。

 原理主義者のお膝元、シャファルノールに住むというわりに排他的な様子を見せないクレンにについてリリニシアが検討していると、クレンは"敵か味方か見極めようとしてるみたい"と笑う。

 クレンは"元老院に会いたいんでしょ?"と手招きし、答えを待たず背を向けて歩き始めた。

 不気味がりながらも相談の上、付いていくことを決めた二人に、クレンはまたも"敵だったらどうするか、相談してるのかと思った"と笑顔を見せる。

 リリニシアに «"ルヴィニケンプのような、嘘が見抜ける凄腕の魔術師か"(#67)» と問われたクレンは、その質問には答えず、ルヴィニケンプとは"若い頃から知り合い"だと語った。

 年齢の不整合に二人が困惑する中クレンは突然立ち止まり、真顔でスウォルに"人かどうか"を尋ねると、スウォルは言葉に窮し、代わりにリリニシアが力強く人だと断言する。

 即答できなかったスウォルと叱責するリリニシアを見たクレンは、先のやり取りの中でスウォルが"リリー"でなく"リリニシア"と呼んだことを指摘。

 ボロを出した二人を"かわいい"と言い、再び笑顔を見せた後、呼び方以外にも気を付けるよう、スウォルに警告した。

 なんに対しての警告か尋ねるのと同時に、森の奥からマキューロ人の男が姿を見せる。

 ニオイでクレンがマキューロ人、他の二人が他国人だと見抜き警戒を示し仲間を呼ぶ男の前で、リリニシアは敵じゃないことを説明するようクレンに求めるが、その名を聞いた男たちは"元老院のメジャルカ卿の名を騙っている"と怒りを露にした。

 怒りの矛先を向けられ、リリニシアは再びリリーを名乗り、ヤクノサニユからの使者であり、敵意はないことを必死に説明する。

 対応を協議する男たちに対し、クレンは”彼らに決める権限はなく、元老院の元に連行する必要がある”と断じた。

 男は渋々ながら頷き、土の魔術を応用して三人の手首を拘束すると、三人を洞窟の前まで連行し、"元老院・ジスタム卿"に声を掛けると、洞窟の中から50代の男性が現れる。

 使者だと説明を受けたジスタム卿は、続けてクレンが"メジャルカ卿を騙った"と聞くと話を遮り"身柄を預かる"と拘束解除を指示、洞窟の中へと案内した。

 洞窟内でジスタム卿はクレンを"メジャルカ卿本人だ"と語り、個質魔術を使用していることを明かす。

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【#77 "主"の勇者と"従"のお姫様】

 ジスタム卿が幼いクレンを"元老院のメジャルカ卿"と呼ぶ一方、クレンが壮年のジスタム卿に対し気安く"ガガちゃん"と呼び掛け、"それじゃ老け込む"と笑うと、ジスタム卿は"個質魔術で年齢を誤魔化す貴方に言われたくない"と反論した。

 困惑するスウォルとリリニシアに対し、クレンは自身が元老院の一員"クレン・メジャルカ"だと明言し、ジスタム卿も同じく元老院の一人"ガガーニム・ジスタム"と名乗る。

 対するリリニシアは «"元老院に嘘は通じない"(#67)» と本名を明かし、スウォルにも名乗るよう促した。

 "ヤクノサニユから来た"というリリニシアの名を聞いたガガーニムは王の孫娘だと察し、使者の任を請け負うような立場ではない、と訝しむ。

 自ら願い出た、と説明を聞きながら二人を観察するガガーニムは、スウォルから何かを感じ取り、理解できていないスウォルを他所に、クレンは"ガガちゃんも気付いた?"と頷いた。

 それが"クレンが二人を連れてきた理由"と納得するガガーニムに、リリニシアはまず、他の元老院と会う機会を作るよう依頼し、スウォルと不在のシェリルが勇者ルベスの武具を継いだことと、«国王の狙い(#2)» を説明。

 前回の謁見の際に諭された、«"使者として主はスウォルとシェリルであり、自らは従"(#35)» を思い出し、本題をスウォルに譲る。

 引き継いだスウォルが"全ての国に対し和睦を申し入れる"こと、«"既にハリソノイアの合意は得た"(#19)» ことを話すと、静観していたクレンは仰天しガガーニムも同意、ハリソノイアこそ"人間同士の争いの元凶"だと断じた。

 スウォルは頷きながらも «新たな大王ユミーナの方針(#12)» を説明し、その変化に呆然とする二人を見ながら、リリニシアは"あと何度、同じ反応を見るのか"と先行きに思いを馳せる。

 同じ頃、気絶させたシェリルを担ぐリエネは、レピ、ラツンジパと共に先行する二人との合流を目指し歩みを進めていた。

 ラツンジパの"シェリルを担ぐ役目を代わる"との提案をリエネが礼と共に断ると、ラツンジパは"ハリソノイア人に礼を言われるのはムズムズする"と評する。

 "同じ人だとも思ってなかった"というラツンジパから"ハリソノイア人も同じだろ"と尋ねられたリエネは、"国民同士でも、弱者は人と扱われない"と自嘲した。

 それがハリソノイアの"普通"、故にユミーナが"異常"であり、変わろうとしていると訴える。

 口を開かなかったレピは理由を問われ、人に似た"何か"のことを考えていたと語り、シェリルが起きる前の方がいいと、情報共有を兼ねて休憩を提案した。

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【次回更新の予定】

#78の本編は6月2日19時に公開予定
要約あらすじは5日19時頃に↓の記事に追加予定

もし興味をお持ちいただけたようであれば#78から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。

【最後に宣伝とか】

この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。

勇者が二人産まれたら(小説家になろう)

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