【本編要約】勇者が二人産まれたら #66~#69

閲覧いただきありがとうございます。
みそすーぱーです。

本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#66〜を要約したあらすじを掲載いたします。

「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。

お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。

なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。

いずれにせよ、まずは#1のあらすじから是非、お気軽にご一読ください。
各記事【次回へ】の項目にて、次のあらすじ記事へのリンクを掲載しております。

#70以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。

温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。

以下、«»内の文字は、過去のエピソード(要約版)へのリンクとなっています。


【#66 マキューロとハリソノイア】

 ”ハリソノイアの村が襲われた時期や地形に疑問を持てなかったのは、魔術で操作された為ではないか”とレピの問いに、老婆は”現実的ではないが理論上は可能”と答えた。

 ”個質魔術”なる聞き慣れない単語を口にしたレピは、首を傾げるシェリルに”火や氷など、修練により修める基礎魔術”に対し、熟練の魔術師が至る可能性がある、”個人の資質による魔術”、即ち個質魔術と説明する。

 レピが未だ個質魔術に至っていないことを告白し、リエネが”知っている魔術師がレピとリリニシアしかいない”ことを挙げ腕前を疑うと、ラツンジパは”個質魔術は資質がなければ一生使えず、腕前とは直結しない”と擁護した。
 リエネに”個質魔術を使えるか”を問われた老婆は、”マキューロで個質魔術を使えるか、どんな内容か”を聞いてはならないと語る。

 ”使えない者には屈辱、使える者は手の内を探ると受け取られる”と語る老婆に、リエネは”生来の資質ならば屈辱を覚える必要はない”と食い下がるが、老婆はマキューロとハリソノイアを”強さが権力に結び付く国”として並べ、ハリソノイア人のリエネに”自分が聞かれる立場ならどう思うか”を問い、納得させた。

 ラツンジパはハリソノイアと並べられたことに再び怒りを露にするが、レピは «”スウォルにも同じことを言われた”と、その時は不服だった(#9)» と語りながらも、それぞれの精神構造の近さを認める。

 同じマキューロ人である二人の見解にラツンジパが憤る中、老婆は話を戻し、”意識を操る個質魔術の使い手がいる可能性はある”としつつ、”少なくともハリソノイアとヤクノサニユの広範囲に対し、16年維持し続ける”という点に疑問を呈した。

 続けて老婆は、レピに”自分の他に気付く者がいたとは”と驚きを口にし、気付いていて放置した理由を問われると”俗世との関わりを断つことが元老院入りを断る条件だった”と明かし、今まさに関わっていることに対しては”是が非でも従わねばならない義理はない”と笑う。

 次にレピは、”崖の上の集落の住人が避難してきていないか”を問うと、老婆は興ざめした様子でラツンジパに対応を投げた。
 肯定したラツンジパに、レピは”シェリルの剣に触れ、弾く力をスウォルの盾と比較”を依頼。
 痛みが段違いであることを確認すると、レピは質問を終える。

 最後に改めて名を問われた老婆は”面白くないから”と、気に入って名を教えたリリニシアに聞くよう促した。
 三人が出立した後、ラツンジパは祖母に、何かを打ち明ける。

 時を遡ること4日、ラツンジパを追い出した後、リリニシアと老婆は、”女二人で”対峙する。

「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓

【#67 老婆とお姫様】

 二人きりになり、老婆はニヤニヤしながら、リリニシアが”言いたいことがあり、嘘を明かすべきか迷っている”と言い当てる。
 ”元老院も含め、高みに至った魔術師は嘘を嗅ぎ分ける”と聞かされたリリニシアは本名と立場、”使者となることを自ら王に願い出た”ことを明かした。

 続けて”シェリルとスウォルが勇者の武具を受け継ぎ、使者の命を与えられたこと”、”自身が二人と幼馴染みであり、魔術も旅に同行するために学んだこと”を話すと、老婆は勇者本人が遣わされたことを訝しむ。

 リリニシアが”人類団結の好機”と王の言葉を伝えると、老婆は”魔王討伐後の世界を見据え、勇者を団結の象徴に祭り上げること”が狙いだと睨み、リリニシアも頷いた。
 老婆が”ハリソノイアが同意しない”と漏らすと、リリニシアは «既に話を取り付けた(#19)» ことを語り、絶句させる。

 最近大王の座に就いたユミーナがハリソノイアを変えようとしていることを聞くも信じられない様子の老婆に、リリニシアは”ユミーナが不服から挑んできた国民を殺していないこと”、”和睦を訴えた際、国民を納得させる策を講じたこと”を信用するに足る根拠とし、ハリソノイアが変わろうとしていると結論付けた。

 しかし老婆は”あくまでユミーナの方針”であり、彼女が倒れれば元に戻ると指摘。
 否定できないリリニシアに、”強い者が偉いという前提がある限り、安定を求めることは出来ない”と語るも、リリニシアは”ハリソノイア史上初の試みに賭ける価値はある”と譲らず、万が一賭けに負けた場合のことを問われ、”それまでに周辺国が手を結べば、後任者の思想がどうあれ圧力になる”と答える。

 ”結局は武力か”との嘲笑に、毅然として”抑止力と言ってほしい”と答えたリリニシアを気に入った老婆は、スウォルが目覚めるまでの滞在を許した。

 続けてリリニシアは、はぐれた三人の仲間の内、一人はハリソノイア人であることを告白。
 その三人が村に訪れることを断言する老婆に、リリニシアは”レピがリエネの出自を偽るかもしれない”と先んじて謝罪するも、老婆はマキューロ人の反ハリソノイア感情を挙げ、”その程度の腹芸が出来ないようならマキューロの恥”と言い放つ。

 ”時々うっかり口を滑らせる”とレピを評しながら頭を下げるリリニシアに、老婆は風の魔術の指導を買って出ながら、自らの名を”ルヴィニケンプ”と名乗る。
 彼女の指導は、ラツンジパが戻るまで絶え間なく続いた。

「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓

【#68 お目覚めと約束】

 息を荒げるリリーと指導する祖母という状況を理解できず、重たい水瓶を抱え戻ったラツンジパは硬直した。

 祖母が余所者に名を教えたことに驚くラツンジパの前で、不安げなリリニシアを”リリー”と呼びながら、ルヴィニケンプは”現在の腕は及ばないが、筋はリリーの方がいい”と笑う。

 続けてルヴィニケンプは二人の滞在を認めたこと、その間に魔術を仕込むことにしたことを聞き、ラツンジパは不在の間に交わされた会話、祖母の軟化の理由に興味を示す。

 ”女同士の話に首を挟むな”と一括され、ラツンジパが水瓶を定位置に運び込む横で、ルヴィニケンプが”よかったね”と耳打ちすると、”高みに至った魔術師は嘘を嗅ぎ分ける”との言葉を思い出し、”他者の未熟に感謝すること”に複雑な思いを抱きながら、リリニシアは頷く。

 それから指導を受け続けたリリニシアは、丸1日で小規模ながら風の魔術を、2日目にはルヴィニケンプの補助前提ながら媒介を、それぞれ完成させた。

 ”筋は自分より上”という言葉が真実だったことにラツンジパが戦慄する中、とうとうスウォルが目を覚ました。

 リリニシアが駆け寄って抱き締め、ラツンジパに見えない様に口を抑え、”リリー”と呼ぶ様に耳打ちすると、スウォルは困惑しながら承諾。

 今の状況とはぐれた三人のことを尋ねたやり取りから、スウォルは崖から落ちた時の事を覚えていないと見たリリニシアは、三人のことも、どうやって助かったのかも分からないと語り、着地した後に見た «異形の姿(#56)» の事は伏せた。

 現在地がレピの故郷であること、ラツンジパとルヴィニケンプに助けられたこと、丸2日眠り続けていたことを聞いたスウォルは空腹を自覚。

 その様を見たリリニシアは"ちゃんとスウォルだ"と胸を撫で下ろす。

 その意味が分からず困惑するスウォルだったが、リリニシアの手を借りて起こされ、ラツンジパが持ってきた水の美味さに歓喜した。

 食事を用意する為ラツンジパが席を外すと、ルヴィニケンプは"飯を食うくらいの猶予はやる"としながらも、リリニシアに"スウォルが目覚めるまで"の約束を履行するよう求める。

 スウォルが"食事さえ摂れば動けそう"だと確認したリリニシアはそれを承諾、ルヴィニケンプは散歩に出ると背を向け、"仕事が済んだら会いに来る"と言うリリニシアに"無理はするな"と残し、立ち去った。

「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓

【#69 孤独な目撃者】

 ルヴィニケンプの横柄な態度に不快感を滲ませるスウォルに対し、リリニシアは"2日間かわいがられた"と怨嗟を込めつつ擁護すると、ラツンジパは食卓に料理を並べながら"気に入られたから"と笑う。

 リリニシアは詳しい話を後に回すと、ラツンジパは «"床を転がされるのは嫌だろ(#60)"» と語り掛け、動揺するスウォルに肩を貸し、椅子に座らせた。

 リリニシアも必死に誤魔化しながら卓に着き、二人はラツンジパの料理に舌鼓を打つ。

 リリニシアは"ルヴィニケンプがレピ達の到来を断言した"ことを回想し彼女の言葉を信じつつも、何らかの事情で立ち寄る余裕がなくなる可能性を考え、確実に目指すであろう目的地に向かうべきだと判断。

 «媒介にした宝石を取り出し、"レピ達が来たら渡して欲しい、来なければ差し上げる"と、"先に進む"との伝言と共にラツンジパに託し(#62)» 、話の間に料理を全て平らげたスウォルと共に、リリニシアは感謝を述べてラツンジパの家を出た。

 リリニシアはマキューロの森を進みながら、"原理主義者にはよく思われない"と名を偽った理由を説明するが、スウォルに"転がす"について問われると沈黙。

 誤魔化そうとしたリリニシアだったがスウォルのジトッとした視線に屈し、"重くて担げなかったから地面を転がした"と告白する。

 "見捨てなかったことを感謝して欲しいくらい"というリリニシアだが、スウォルが"一人になるのが怖かっただけではないか"と抗議を受けると口を閉ざした。

 改めて"どうやって助かったのか"をスウォルが覚えていないことを明言させると、強引に話を打ち切り先を急ぐ。

 リリニシアは落下する中、スウォルの腕の中で強く目を閉じながら、彼の肉が裂け、血を巻き散らす"音"を聞いていた。

 崩れる岩の塊を足場にしながら飛び回り、着地した時、スウォルの肉体は勇者の盾と一体化していた。

 ヒトのものと思えぬ姿と身体能力に、リリニシアはハリソノイアからヤクノサニユへの帰路でスウォルに投げかけた自らの軽口を、改めて噛みしめる。

 «"どっちが魔物か分かりませんわね"(#29)»

 "一人になるより、スウォルがスウォルじゃなくなる方が怖かった"と、リリニシアは告げないことにした。

「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓


【次回へ】

#70の本編は5月2日19時に公開予定
要約あらすじは3日17時頃に↓の記事にて公開予定

もし興味をお持ちいただけたようであれば#70から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。

#70を「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓

【最後に宣伝とか】

この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。

勇者が二人産まれたら(小説家になろう)

「小説家になろう」、「カクヨム」での自作のページです。
毎週火曜19時に更新しています。

また↓X(旧twitter)

では毎週

  • 月曜19時頃に最新話の冒頭を先行公開

  • 火曜19時頃に最新話公開のお知らせ

  • 金曜19時頃に最新話の要約あらすじ公開のお知らせ

  • 水・木・土・日の19時頃に画像として要約あらすじを公開(本編の話数に追いつくまで。その後は土曜のみの予定)

しています。
フォローいただけると大変嬉しいです。
たまに体重や体脂肪率の記録をしていますが無視してください。

最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。

#勇者が二人産まれたら
#ファンタジー #ハイファンタジー #勇者
#創作 #WEB小説
#要約 #あらすじ #試し読み
#小説家になろう #カクヨム

いいなと思ったら応援しよう!