【本編要約】勇者が二人産まれたら #61~#65

閲覧いただきありがとうございます。
みそすーぱーです。

本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#61〜#65を要約したあらすじを掲載いたします。

「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。

お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。

なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。

いずれにせよ、まずは#1のあらすじから是非、お気軽にご一読ください。
各記事【次回へ】の項目にて、次のあらすじ記事へのリンクを掲載しております。

#66以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。

温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。

以下、«»内の文字は、要約版の他エピソードへのリンクとなっています。


【#61 リリーと名乗る少女】

 ラツンジパに、レピが使者団に加わっている理由を問われ、”禁じられた魔法を探す為に世界を回りたいレピと、使者として世界を回る使者団の利害一致”を挙げたリリー。

 禁じられた魔法については、”分からない、レピの目的には干渉しない”と答えるに留めた。
 続けて使者団の目的を問われ、明言を避けたものの、”害を為すつもりはない”と必死に訴え、助けを求める。

 ひとまずは彼女の主張を認めることにしたラツンジパは、崖の確認を仲間に任せ、自身は”監視”としながら、リリー、スウォルと共に村に戻ることを決めスウォルの体を担ぎ上げようとすると、リリーは”スウォル以外を弾き飛ばすから盾に触れないように”と注意を促す。

 興味本位で手を伸ばし、小さく弾かれたラツンジパを見て、リリーは «”レピがシェリルの剣に触った時のレピはもっと痛そうだった”(#30)» と首を捻った。

 村までの道中、リリーが”東に向かい、元老院に会う”と語ると、ラツンジパは”老害ども”と不快感を滲ませる。
 話を変えるべく名を尋ねられ、”ら行で始まりパ行で終わる”既に形骸化した村のしきたりを明かして名乗ったラツンジパに、リリーは «”レピはそう表現した”(#46)» と語りながら、革新主義者であるかと尋ねた。

 その表現を”言い得て妙”としながら、ラツンジパは自身を含め、若い年代は革新主義者が多く、ヤクノサニユに近い彼の村は特にその傾向が強いとしながらも、祖母は原理主義者であり、若い頃に元老院への誘いを断った経歴を明かす。

 ラツンジパが話を変え、”リリーは傷だらけなのにスウォルが無傷な理由”を問うと、リリーは自身がヤクノサニユ人でありながら癒し、火、氷の魔術を扱い、風を練習中と話し、火の魔術を実演して見せる。
 ”八年の独学で習得した”と聞き驚嘆しながら、ラツンジパはリリーを自宅に案内し、祖母と引き合わせる。

 スウォルを"嫌なニオイ"と言いながら余所者を排除しようとする老婆だったが、ラツンジパに促されたリリーが魔術を披露すると、老婆は態度を変え、二人の滞在を認めた。

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【#62 女二人で】

 ラツンジパに語った内容をそのまま繰り返したリリーに、”元老院への加入を拒んだ理由”を問われた老婆は”興味がなかった”、続いて”魔術の腕で国の権力者を決めるのはバカバカしい”、”国の運営に必要な能力が魔術の腕であるはずがない”と吐き捨てる。
 加えて”ハリソノイアと同じ”とまで言い放った。

 魔物の出現でハリソノイアからの侵攻が止んで16年、やがて戦争を知らない世代が元老院の座に就いた未来を危惧する老婆。

 ”知識としてしか戦争を知らない”と明かす18歳リリーに対し、”痛みを教える為に戦争を”などと言うつもりはないとしながらも、”だからこそ魔術が上手いだけのバカではいけない”、今は変化の兆しが見えてきたとしながら、”自分にそんな能力はない”のが断った理由の半分だと語る。

 もう半分は”面倒臭い”と言う老婆に、”真面目な話をしているから口を挟まなかった”ラツンジパがツッコミを入れると、老婆は”殊勝な気回しが出来るとは”と成長を褒めつつ”まだ青い”と断じる。
 困惑するラツンジパを”滝に水を汲みに行け”と追い出し、老婆はリリーに、”女二人で語らおう”と提案した。

 リリーとスウォルを招いた経緯を語ったラツンジパが一息つくと、スウォルが無傷だと聞いたシェリル、レピ、リエネは、呼び慣れない”リリー”の名をたどたどしく口にしながら、やはり巨大生物との闘いで魔術が使えなかったのは集中力の欠如が原因だったと頷き合う。

 話の続きを促されたラツンジパは、水汲みから戻った頃には二人の話は終わっていて、老婆がリリーに風の魔術を教えていた事を語り、”レピに渡すよう頼まれた”と、懐から宝石を取り出した。

 受け取ったレピは、シェリルとリエネに «”リリーが国家予算を使い込んで買った物”(#47)» だと明かし、動揺する二人に構わず、宝石が”風の魔術の媒介”と化していることに驚嘆。

 一方ラツンジパは、国家予算の使い込みと聞き、”王族でもない使者にそんな権限があるのか”と首を傾げる。

 墓穴を掘ったレピが、比較的に柔軟な思想を持つラツンジパに真実を明かすべきか検討する中、”聞いていた通り”と呟きながら再び現れた老婆は、レピが時々口を滑らせることを”リリニシア”から聞いたと、彼女の本名を口にした。

 三人が愕然とする中、困惑するラツンジパに”リリーが名を偽っていたヤクノサニユの姫”だと説明する。

 理解が及ばないラツンジパに、シェリルは請け負った二つの使命、”使者として各国を回る”こと、”その後魔王を倒すこと”を明かした。

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【#63 感情の板挟み】

 シェリルが自らの剣とスウォルの盾が1000年前の勇者ルベスの物だと明かすと、ラツンジパは盾に弾かれ、触れなかった経験から彼女の言葉を信用したものの、同時に”勇者本人が使者として遣わされること”への疑問を口にする。

 シェリルは王の狙いや、ユミーナ王権によるハリソノイアの軟化をそのまま話すべきかを検討し始めるとリエネが口を挟み、ラツンジパと老婆に”魔王を倒した後の世界はどうなるか”を問いかけた。

 魔物の対処に手一杯で他国への侵攻をやめたハリソノイアが、魔王撃破後にそのまま平和を模索したとしたら、それを受け入れるか。

 ラツンジパは、両親がハリソノイアのせいで死んだことを明かし、”仲良くはないが戦いたくもない”と、消極的に受け入れる姿勢を見せる。

 対して老婆は、”仮の話じゃないだろう”と指摘しながら、リエネを”ハリソノイア人”と呼び、それもリリニシアから聞いており、初対面の時点でヤクノサニユ人じゃないことを知っていたと明かした。
 ”聞いてなくても、自分くらいの魔術師に嘘は通じない”と老婆が笑う中、ラツンジパは怒声を挙げる。

 リエネを庇おうとするシェリルを手で制した老婆は、親の仇であるハリソノイア人を前に、”目の前にいるなら話は変わる”と激昂するラツンジパを、淡々と”ならどうする”と躱す。

 ”余所者を敵視している祖母ちゃんこそ怒るべきでは”と食い下がるラツンジパに、”あくまで個人の思想、国同士の間に持ち込むつもりはない”と語り、”悩め、苦悩が魔術を磨く”と笑った。

 レピが”相手がティサンであっても変わらないか”と尋ねると、ハリソノイア以上の敵の名に怒りを増大させるラツンジパを尻目に、老婆はあっさりと”変わらない”と頷く。
 ”個人の感情としては嫌い”だとしながらも、”もしマキューロがティサンを潰そうとするなら全力で抗う”と続けた老婆は、その理由を問われ、答えた。
 ”戦争の痛みを知ってるからさ”。

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【#64 人間って生き物】

 それ以上なにも言えないレピに、老婆は”魔術師として未完成だ、あんたも悩み、苦しめ”と、レピの実力を正確に見抜いてみせる。

 老婆に”結局どうするんだ”と問われ、ラツンジパはやはり”許せない”と繰り返したものの、”ならハリソノイアと戦争するのか”と追求されると、黙り込むことしか出来なかった。

 ”戦う”と答えることも出来ないラツンジパを”青い”と切って捨てた老婆に対し、リエネは”急いで決めなければならない訳ではない”と庇うと、老婆は”ハリソノイア人が庇ってくれた”と強調しながら皮肉る。
 ラツンジパに睨まれ、口を挟んだのは失敗だったとリエネは詫びた。

 空気に耐え兼ねたシェリルが”各国を回るだけでも時間が掛かる、ゆっくり考えて欲しい”と告げると、老婆は”シェリルの立場なら受け入れろと言うべきなんじゃないか”と驚く。

 ”受け入れるかは強要されるべきじゃない”と言うシェリルに老婆は、”リリニシアとは違う意味で気に入ったからこそ、今教える”と語り、”仮にラツンジパが納得しても、全てのマキューロ人を納得させることは出来ない。人間は二人いれば対立できる生き物だ”と続けた。

 反論しようとしたシェリルの脳に、これまでの旅で直面してきた”対立”の数々と、自らに宿った «スウォルに剣の腕で追い付かれかけていると知った時の対抗心(#24)» がよぎる。

 口ごもるシェリルに、老婆が”誰からも反対されずに対立をなくす方法”として示したのは、”全員を殺す”こと。
 ”でなくば対立は起こる、起こらないなら誰かが我慢しているからだ。人間はそんなに綺麗な生き物じゃない”と、その理想の甘さを哀しげな声で突き付けた。

 否定したいシェリルだったが、 «魔物の首を前に狂喜するハリソノイア人たちを前に、”本当にこの人たちと分かり合えるのか”と疑念を抱いた(#19)» ことを思い出し、沈黙。

 レピやリエネも何も言えずにいた中、”急いで決める必要がないのは同じ”と声を掛けたのは、シェリルに自身と通じる悩みを見たラツンジパだった。
 頭が冷えたラツンジパは三人に、リリニシアから預かった”先に目的地に向かう”との伝言を伝える。

 すぐに追いかけようとするシェリルを制し、レピは老婆に”いつもの質問”として、禁じられた魔法のことを尋ねた。

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【#65 老婆の古い友】

 老婆がレピに”辿り着いたとして、どうするのか”と質問を返すと、レピは自己満足であることを否定もせず、”元から人間には使えない魔法を禁じる不可解が引き付ける”と熱弁し、”見つけること自体が目的”と語った。

 レピを”新手の変態”と称した老婆は、現在レピが知っている知識が”ルベスが作り、自ら禁じたこと”だと聞き、”人間には使えない魔法を人間が作った”矛盾を指摘。
 レピは頷き、二つの仮定を挙げる。

 ”魔法という表現が比喩にすぎない”か、”ルベスが魔物だった”か。
 衝撃を受けるシェリルに、レピは”考えづらい可能性”だとしながら、唯一の魔物の定義が”魔力を有すること”であり、その定義に寄るなら…と老婆の言葉を肯定した。

 老婆は”詳しいことは知らないが、禁じられた魔法に魅入られた、ルベスが魔物だった可能性を信じる古い友人がいた”と懐かしむ。
 魔術が下手だったと言う老婆の古い知り合いが、”解き明かせば人間にも魔法が使えるかも”と研究に明け暮れたこと、未だ存命で魔術を磨いて元老院に加わったことを語り、男の名が”ロガーメーポ”であることを明かした。

 手掛かりを得たレピは質問を変え”魔術で他者の意識に介入できるか”を尋ねる。
 意図が掴めずにいる老婆に、レピは”ヤクノサニユとハリソノイアの国境にある村が滅んだ事件”について問いかけた。

 ラツンジパが15年前と呟くと、シェリルたちは”マキューロでも15年前と教えている”ことに目を見開き、事件の発生が16年前だったことを告げると、老婆は ”16年前なら既にゼオラジムが王位にいた”と違和感を抱く。

 レピからもう一点、”魔物に滅ぼされたことを知っているか”と尋ねられラツンジパが頷くと、レピは重ねて、”魔物は北から現れ南下すること”、”滅んだ村が国の南端に位置すること”と状況を整理した上で、 «”誰一人、北ではなく国の南端の村に魔物が現れたことに疑問を抱いていなかった”(#26)» と告げる。

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【次回へ】

#66以降の要約あらすじは↓

もし興味をお持ちいただけたようであれば#66から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。

#66を「小説家になろう」で読む

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【最後に宣伝とか】

この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。

勇者が二人産まれたら(小説家になろう)

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