【本編要約】勇者が二人産まれたら #70~#73

閲覧いただきありがとうございます。
みそすーぱーです。

本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#70~#73を要約したあらすじを掲載いたします。

「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。

お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。

なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。

いずれにせよ、まずは#1のあらすじから是非、お気軽にご一読ください。
各記事【次回へ】の項目にて、次のあらすじ記事へのリンクを掲載しております。

#71以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。

温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。

以下、«»内の文字は、要約版の他エピソードへのリンクとなっています。


【#70 森と木】

 «スウォルとリリニシアが村を経って2日後(#69)» 、崖の上の集落から避難してきた十人に安全を確保したことを伝え、シェリル、レピ、リエネの三人も村を出た。

 レピから"シャファルノールまでおよそ一週間、道中はほとんど野宿"との見通しを聞かされ、シェリルは肩を落とすが、リエネは"相手が原理主義か革新主義か探らなくていいから気楽"だと前向きに語る。

 «"リリニシアが事前に取り入っていたから話が成立した"と、老婆の当初の態度(#60)» を振り返るリエネに、レピは"それでも原理主義者としてはおおらか"だと語り、リリニシアが取り入ることが出来た理由を"マキューロ人とハリソノイア人の近さにある"…すなわち"魔術"という形で示したからだと推測した。

 そんな話をする三人の背後から、追ってきたラツンジパが声をかけ、«"名を偽り、騙してたリリニシアに文句を言いたい"» とシャファルノールへの同行を願い出る。

 リエネから"ハリソノイア人の自分と行動を共に出来るのか"を尋ねられ、ラツンジパはシェリルに «"リエネがハリソノイア人だと明かされた後に言いかけた内容"(#63)» を問う。

 "人が相手の戦争に参加したことがない"と語ったシェリルは、複雑な表情のラツンジパに対し、"国と個人は違う、森よりも木を見る"という師の言葉を伝えた。

 "リエネという木を見て"と頼まれ、ラツンジパは"自分の目で見極める"と頷き、三人に合流することとなった。

 夜になり手頃な空間で休息を取る中、シェリルはリエネに久しぶりの稽古を願い出る。

 男たちと離れ移動すると、シェリルは"先に話がしたい"と、リエネにユミーナとの関係を尋ねた。

 «"ハリソノイア城を出てまもなく、スウォルがユミーナを美人と称した際の反応に、ユミーナへの配慮を見た"(#22)» というシェリルに、リエネは"自身が三歳の頃、ユミーナに拾われた"と明かす。

「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓


【#71 ユミーナ・クオシャー】

 三歳の頃、当時十一歳の、グラウムと戦った帰りのユミーナに拾われたことを明かすリエネは、当時から圧倒的な強さを持つユミーナだったが、孤立を避けるため、 «物資を得る手段として奪うことではなく"取引"を選んだ(#21)» と歯を食い縛った。

 ユミーナが選んだ"取引"について言及しようとし、必死になって遮るリエネを見て、シェリルの胸の内にドス黒い感情が広がってゆく。

 リエネは"ハリソノイアで生きていく為の力をくれた"と、血の滲む訓練の日々を振り返り、続けて"グラウムと楽しく戦い、気分がよかった"と、ユミーナに聞かされた"拾った理由"を語り、"自分がユミーナの人生を狂わせた"と悔いた。

 "見捨てていれば取引に手を染める必要はなかった"と声を震わせるリエネに、シェリルは"ユミーナの前で言えるのか"と叫ぶ。

 "何が分かる"と返すリエネに、シェリルが"ユミーナがリエネを愛していて、リエネがユミーナを愛していること"と答え、続けて"何故ユミーナに挑んだか"を尋ねると、リエネはその理由を、シェリルにだけ明かした。

 同じ頃、ラツンジパがレピに"ハリソノイア人と受け入れる理由"を問うと、レピは «"自らの加入の経緯から、新たに他国人が加入することは想定していた"(#7)» こと、«"加入するまでにしばらく行動を共にし、なんとなく人間性を把握できていた"(#19)» ことを、ユミーナの"異常性"に絡めながら答えた。

 シェリルの言葉を引用し、"森より木を見たから"と纏めたラツンジパに対し、"自らも完璧に出来ている訳ではない"と、«ティサン人への対応についてシェリルに怒られたこと(#58)» を明かし、シェリルの言い分に理があると分かっていても、内心納得できていないことを語る。

 同じ悩みを抱えていることを知ったラツンジパに、レピは"時間をかけて見極めればいい"と、自らに対しても、同時に言い聞かせた。

 ひとまず納得したラツンジパが、我を捨て自然に隷属する"隷我者(れいがしゃ)"、自然への敬意を忘れた"忘敬者(ぼうけいしゃ)"という表現があるにも関わらず、"元理主義・革新主義"という表現を当てた理由を尋ねると、レピは"互いを罵り合う言葉だから"と答える。

 しばらく後、リエネとシェリルが戻ると、ラツンジパは既に眠っていた。

 二人の様子が暗いことから、シェリルがリエネの抱える"何か"に触れたこと、それが二人に影を落としたことを察したレピは見張りを請け負い、二人に休むよう提案しながら、二人で話す機会を与えたことを悔いた。

「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓


【#72 侵食】

 四人に先行するスウォルは、どこか暗い様子でリリニシアに"崖から落ち、どうやって助かったか覚えていないのか"を尋ねる。

 リリニシアが"気が付いたら地上にいた"と、既に聞かせた説明を繰り返すとスウォルは項垂れ、大きく息を吐いた。

 訝しんだリリニシアの追求に、スウォルは"何がかは分からないが怖い"と答え、続けて目覚めた直後にリリニシアが言った、«"ちゃんとスウォルですのね"(#68)» の意味を問いただす。

 目を見開くリリニシアに、スウォルは"眠る前か最中か、俺は俺じゃなかったのか"と質問を重ねた。

 目を覚まし、"らしさ"を見せた安心から迂闊なことを口にしたと悔いながら、必死に誤魔化すリリニシアに、スウォルは"盾に飲み込まれるような感覚の夢を見た"と語る。

 «崖から落ちて助かった際に見た、盾と一体化したような異形の姿(#56)» と符合する夢を、リリニシアは努めて明るい声で、"ただの悪い夢"だと切って捨てると、不安がるスウォルを優しく抱き締めた。

 情けない声で自身を呼ぶスウォルを"らしくない"と笑いながら、"うなされたら叩き起こす"と、眠るよう促す。

 スウォルはリリニシアの胸の中で、彼女の言葉──"ちゃんとスウォル"、"らしくない"を思い返し、"らしくなければ、俺じゃないのか"と自問しながら、眠りに落ちていった。

 スウォルが眠るとリリニシアは、盾に侵食されたような異形の姿と無関係と思えぬ"夢"について思案する。

 これまでの戦いで見せてきた異端の能力の数々や、そもそもスウォルにしか触れないことも含め、まともな盾ではない。

 それがシェリルの剣も同じだと気付き、"勇者"とは何か、二人は何を背負わされているのか、と呟いた。

 一方、後発の四人のうち、シェリルが眠ったのを見計らったリエネが体を起こし、レピに"失敗したかも知れない"と漏らす。

 自身とユミーナの過去を話したことを明かし、"あそこまで話すべきではなかった"と悔いるリエネに、レピは"自分の責任でもある"と懺悔した。

 困惑するリエネに、レピはユミーナとの関係が"単なる大王と敗れた戦士"ではないとは分かっていたと告げる。

 «ハリソノイアでリエネが外している間にユミーナが語ったリエネ評(#13)» を聞かせ、«"それが正確ではない"こと、"シェリルも察している"と気付いていた(#23)» ことを話し、"自分よりシェリルが適任"と楽観視していたと明かした。

 声を震わせ詫びるリエネに、"逆にシェリルが侵食される可能性に思い至らなかった。自らも罪を背負う"と、二人でシェリルの支えになると誓う。

 肩の荷が下りたリエネは、今度こそ眠りに落ちた。

 「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓

【#73 それぞれの邂逅】

 翌朝、目を覚ましたスウォルは、リリニシアが寝ずに見守っていたことを察して詫びた。

 "レピのように小さい魔術で起こしてくれれば"と言うスウォルに、リリニシアは «"ルヴィニケンプの修行で半分程度の大きさになった"(#61)» としつつ、"未だ繊細な制御はできない"と、顔の半分ほどの火球を作り出して見せ、申し訳なさそうなスウォルに、豪快に笑いかける。

 "お姫様として"その言動に苦言するスウォルに対し、リリニシアは"ちょうどいい"と、"自ら名乗るまで、姫ではなく使者団のリリーとして扱う"ことを求め了承を得ると、二人はシャファルノールに向けて移動を開始した。

 それから4日後の昼、シェリル、レピ、リエネ、ラツンジパの四人は、気まずく重苦しい空気の中、二人を追う。

 シャファルノールについて尋ねられたレピは、全員が原理主義者である元老院のお膝元を、"一言で言えば樹海"と形容し、それを聞いたリエネとラツンジパは"気が滅入る"と意見を合致させた。

 会議の際は"洞窟で、見張りを立てて"とレピが警備体制を語る中、ラツンジパは音で、何かの接近を感じとる。

 シェリルの剣は魔物接近の反応を示さず、獣か、また反応しない特異な種か、と警戒する一行の前に姿を現すと共にリエネに殴りかかったのは、人とよく似た怪物だった。

 レピとラツンジパが咄嗟に鼻を手で覆う中、その姿に動揺し反応が遅れたリエネは、拳を斧で防いだものの、強く弾き飛ばされる。

 同じく動揺するシェリルだったが、拳を振るう怪物の足元を、ラツンジパが土の魔術で崩したことで回避に成功。

 レピが"獣にしろ魔物にしろ、人に近い姿の相手をシェリルに斬れるのか"を思案していると、怪物が自身とラツンジパを見ていることに気付いた。

 しかし怪物は、警戒する二人を無視し、再びシェリルに視線を戻す。

 "性別で相手を選んでいるのでは"と困惑しながらラツンジパにリエネの救護を任せ、レピはシェリルの元に走った。

 ふらつきながらも自力で立ち上がったリエネの元に急行したラツンジパが、不意に現れた脅威を"色んなモノが混じったニオイ"だと言い表しながら魔術で傷を癒すと、二人は互いの力量を皮肉交じりに認め合った後、戦線に復帰すべく駆け出した。

 その頃、歩みを進めていたスウォルとリリニシアは、マキューロの森の中で、6〜7歳ほどの少女と出会う。

「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓


【次回へ】

#74の本編は5月6日19時公開予定
要約あらすじは8日19時頃に↓の記事に追加予定

もし興味をお持ちいただけたようであれば#71から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。

#74を「小説家になろう」で読む

カクヨムは↓


【最後に宣伝とか】

この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。

勇者が二人産まれたら(小説家になろう)

「小説家になろう」、「カクヨム」での自作のページです。
毎週火曜19時に更新しています。

また↓X(旧twitter)

では毎週

  • 月曜19時頃に最新話の冒頭を先行公開

  • 火曜19時頃に最新話公開のお知らせ

  • 金曜19時頃に最新話の要約あらすじ公開のお知らせ

  • 水・木・土・日の19時頃に画像として要約あらすじを公開(本編の話数に追いつくまで。その後は土曜のみの予定)

しています。
フォローいただけると大変嬉しいです。
たまに体重や体脂肪率の記録をしていますが無視してください。

最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。

#勇者が二人産まれたら
#ファンタジー #ハイファンタジー #勇者
#創作 #WEB小説
#要約 #あらすじ #試し読み
#小説家になろう #カクヨム

いいなと思ったら応援しよう!