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ハンドルを取られていた変動費を、自由に動かせるお金にした話 | モリポットの暮らしのタネ007

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最後の引き出し

003から006にかけて、お金の流れを見直してきました。

来ると分かっている支出は「これから費」
備えのためのお金は「そなえ費」
毎月決まって流れていくお金は「きまりごと費」

それぞれに居場所を作ってきました。

そして最後に残ったのが、「やりくり費」です。

家計簿を見ているのに不安だった

以前のぼくは、家計簿を見ながらこう考えていました。

今月は使いすぎたな。
先月より増えているな。
赤字になっているな。

家計簿をつけているのだから、
お金のことは見えているつもりでした。

でも実際には、
見えていたのは数字だけでした。

お金が、
どんな役割で流れているのかは、
見えていませんでした。

旅行に行った月は支出が増えます。
家電を買った月も増えます。
イベントが重なれば、さらに増えます。

そのたびに家計簿の数字は大きく動きます。
そして、その数字を見て不安になっていました。

毎月見る必要がないお金まで、毎月評価していた

今振り返ると、不安の原因は別のところにありました。

本来は役割の違うお金を、
全部まとめて評価していた
のです。

住宅ローン。
保険料。
通信費。
旅行。
帰省。
食費。
日用品。

全部まとめて見ていました。

でも、これらは同じではありません。
住宅ローンは、今月だけ減らすことはできません。
保険料もそうです。
旅行や帰省も、その月の日常で調整するものではありません。

それなのに、
「今月は使いすぎた」
と評価していました。

今振り返ると、
問題だったのは、お金そのものではありませんでした。

毎月見る必要がないお金まで、毎月の中で評価していたこと
でした。

だから数字が動くたびに不安になっていました。

最後に残った引き出し

これから費。
そなえ費。
きまりごと費。

それぞれに居場所を作っていくと、
最後まで残ったのは、毎月見る必要があるお金でした。

食費。
外食。
日用品。
光熱費。
など

今月の暮らしの中で動くお金
です。

それが、やりくり費でした。

やりくり費には、他のお金にはない特徴があります。
それは、自分たちでコントロールできることです。

今日は外食するか。
今週は買い置きを増やすか。
少し節約するか。
体調が悪いからお惣菜を買うか。

そうした判断が、
そのまま反映されます。

やりくり費だけが、
毎月自分たちで調整できるお金
でした。

もうひとつ、わが家では「自由枠」も残しています。
暮らしの中には、きれいに分類できない支出があります。

子どもの急な持ち物。
予定していなかった買い物。
ちょっとした家電の買い替え。

そうしたものまで細かく分類しようとすると、
今度は管理すること自体が負担になります。
だから、ある程度までは自由枠から出しています。

大切なのは、正しく分類することではありません。
暮らしを無理なく回せることです。

流れが似ているなら同じ場所でもいい。
違和感があれば後から移動してもいい。

わが家では、そんなふうに考えています。

流れごとに、見る場所を分ける

以前は、家計全体をコントロールしようとしていました。
でも、思い通りにいかずハンドルを取られてばかりでした。

でも今は違います。
ハンドルを握れる場所が見えてきたのです。

流れごとに見る場所を分けたことで、
家計全体を評価し続ける必要がなくなりました。

収入は変わっていません。
支出も大きくは変わっていません。

変わったのは、
お金の流れの見方
でした。

以前は、旅行も帰省も家電の買い替えも食費も、
全部「今月の変動費」だと思っていました。

だから、毎月大きく数字が動き、そのたびに家計のハンドルを取られていました。

でも、
「これから費」「きまりごと費」「そなえ費」に
居場所を作っていくと、
毎月本当に動かしているお金だけが、
最後に残りました。

それが、やりくり費でした。

最後に

毎月見る必要のある場所が分かると、
家計全体を毎月採点することはなくなりました。

そう考えられるようになってから、
毎月の家計簿を見る時間が、ずっと気楽になりました。

家計を管理したいと思っていました。
でも、本当に知りたかったのは、
自分で動かせる流れと、そうではない流れだったのです。

わが家の4つの引き出しは、
そのための仕組みだったのだと思います。

暮らしには流れがある。
流れを変える小さな気づきが、次のタネになる。
モリポットでした。

【次回のタネ】

4つの引き出し、それだけではうまく回らなかった話です。

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