映画【スタンド・バイ・ミー】ストーリーテラーと追悼 海外ドラマ【ストレンジャー・シングス】絆の範囲|Stand by Me: A Storyteller’s Tribute ーStranger Things: My Source of Strengthー

-There is an English translation at the bottom of the text-
映画を観て文章を書く時のマイルール

noteに初めて映画のことを書いた文章【サブスタンス】はたまごと鶏とシャイニング🍳でも軽く触れたのだが…
映画を観てnoteの文章を書く時のわたしのマイルール》は…
ー文章を書くときー
・ネタバレなしの感想を書くときは140字以内
・ネタバレ〈あり〉の感想を書く時もあらすじは細かに書かない
・映画のはなしの前にのちのち映画と関連してくる《わたしのはなし》を自己紹介代わりに〈毎回〉書いている
映画のはなしのまえに〈わたし〉のはなし
10年間のドラマの最終回

日本時間の2026年1月1日10時Netflixでたった1話の【ストレンジャー・シングス】のファイナルエピソードが配信された。この日が来てほしいと〈新シーズン公開のプレスリリース〉が、あってから…どれだけ心待ちにしたか分からない。

訪れてほしくない気持ちもあった…
【ストレンジャー・シングス】のファイナル第5シーズンは全部で8話。3つに分けて配信開始期間が設定され、11月末・12月末と複数エピソードが世界で配信開始。年の瀬に向けた仕事の繁忙期も…11月末、12月末までは公開日が、楽しみで仕方がなかった。

AIによる概要より
最終回とされるファイナルエピソードの8話が、1月1日〈お正月〉に配信となったのだが…。この日が来るのだけは、複雑な気持ちだった。10年続いた、作品が終わる寂しさと《終わり方によってはショックが大きい》。この2つからの〈恐怖心〉のほうが勝っていたのだ。

きっかけは【レオン】のマチルダで
大好きになったナタリーポートマンの
雰囲気に【ストレンジャー・シングス】の
主人公の女の子が似ていたから…
3回に分けられたそれぞれの配信初日は、ネットフリックスの〈サーバーがダウン〉するほどの人気ぶり。一部でクレームも出たらしいが、わたしはそれほどの人気と表現するある種の勲章的な、事象だと…ちょっと誇らしく感じたほどだった。
しかしながら、わたしの周りにファンはおらず…。それでもコラボ商品が発売されれば、今までは日本だと余裕で買えていたのに〈今年は即完売〉が多発するほど。わたし自身、日本でも最終話目前で本当に少しずつだが…【ストレンジャー・シングス】の人気は右肩上がりという肌感覚だった。

season1では
E.T.の世界が何度も広がっていて
音楽とともに観始めたわたしを
一気に画面の中に引き込んだ
そんな【ストレンジャー・シングス】との出会いは、コロナ期間中に契約したネットフリックス。契約しはじめた頃、いわゆる《ネトフリオリジナル作品》を…ここぞと、ばかりに観漁っていたのだった。しかし最初に観た時は世界観が大好きなのに、その大好きな世界観のトーンが話の展開的に劇的に暗くなると…何度も寝落ちしてしまったのが本当にショックだった。その時は正直この先の(その時、公開されていた)シーズン3まで観られるのか…。と不安になったこともあった。

単純にその時のわたしの
コンディションだった…と、
観返した今ならわかるが…
「なんでこのドキドキのシーンで?」
と我ながら思う苦笑
画面の色のトーンが急激に下がった途端
寝ては起きて巻き戻してから観て…と
「バーバラ~ァ?!」と叫ぶ
このシーンだけ4回くらいは観た気がする笑

を観ている人はこの頃、
全くおらず…
観始めたのがコロナ期間だったこともあり
周囲がしんと静まり返ったなかでの
〈自分だけの秘密の物語〉
のような気がしていた
わたしは洋画が好きで〈映画をよく観る〉と言っても…。うえには上がいるので、簡単に自分のことを客観的に《映画好き》とは胸を張って言えない部分がある…。そんなわたしでも幾度となく気がつく、オマージュが散りばめられた【ストレンジャー・シングス】はバンド名・映画のタイトルもセリフのなかに、ふんだんに使われ…。
作品の固有名詞などが直接的に出てこなくとも…セットの雰囲気や言い回しで他の作品にリスペクトを示している。わたしは音楽には疎いので…海外のサブカルに明るい人ほど「アレねっ」となる頻度は上がるはず。
そんな人は「わたしよりも更に楽しめるのでは?」と〈ほかの人の知識や経験に羨ましさを感じつつも〉1人で、ひっそりと観ていた。

「ゴ〜ストバスタ〜ズっ!♪」と
みんなが歌う姿から
溢れる楽しさに興味を持ち、
小さい頃「こわいからイヤ〜」と言って
観なかったことを後悔したくらい
そんな【ゴースト・バスターズ】に
重ねたシーンもいくつか出てくる

【ゴースト・バスターズ】のブースで
ゴーストトラップをみせてもらったときは
もはやわたしの中では
【ストレンジャー・シングス】の
キーアイテムでしかなかった
そんなわたしが、今では【ストレンジャー・シングス】の主人公のエル役のミリー・ボビー・ブラウンが来日すると知り…。彼女、見たさに「コミコン?何それ?」だったのにも関わらず…わたしは〈2023年のOSAKAコミコンで、コミコンデビュー〉するまでになった。笑

ミリー・ボビー・ブラウン
ナタリーポートマンに雰囲気が似ていた
少女はあっという間に大人の女性へと…
撮影の為「学校に行くことができなかった」
と語った彼女の目の奥はとっても悲しそうだった…
最初はこんなに素敵なドラマなのに何度観ても、寝てしまう…とシュンとしていた【ストレンジャー・シングス】だったが途中からあまりの疾走感・わたしにとっては適度なダークさ・POPな音楽・ファッション・80年代を表現した画面の質感全てがマッチしてあっという間に引き込まれ…。新たなシーズンを心底、心待ちにするようになって過ごした約7年だった。

観た母から「ウィノナ・ライダーでてるっ!」と
言われても全く分からなかったが
【シザー・ハンズ】の彼女だった

ウィノナ・ライダー
大自然の中の古民家で
わたしのはなしと人生のベスト映画でこのnoteを書くきっかけになったことや、【もののけ姫】の文章でも少し書いたのだが…。昨年の初夏〈大自然のなかの古民家〉に一泊する機会が訪れた。そこでお庭というか…空き地というか…森に地続きの草原をほんの少しだけ数人で散策することになった。ちょっと歩いたら人の気配でカエルやバッタが地面から、ぴょんぴょん逃げていくような草むらだった。
わたしはつい2、3時間まえに知り合いになった3歳女の子が、カエルを怖がるので…ずっと抱っこ状態で散策していた。(と言っても、わたしもカエルや虫には触れないので彼女が涙目で「そっちに行かないでぇ〜〜っ」と言う場所には、わたしも行きたくない。そのため、とってもいいペアだった…笑)

すると大人たちが「フキがあるっ!」と大人の膝より高い草むらにはいって行って、手でブチっと音をたてて採り「ほらっ!」と差し出しながら…。わたしと3歳の子のところに戻ってきた。「みてみて。ほら、トトロみたいになるよ。」とフキを手渡され…。
抱っこした3歳の子が持つフキの葉の傘の下にわたしも入れてもらい《こんなに、のどかな休日があっていいのか…》と「フキで炊き込みご飯しよう~」とはなす、みんなのあとを3歳の子の体温と重みをしっかり感じながら…。しみじみ古民家へと戻っていった。

おべんっとばっこに
おにぎり、おにぎり」のうた
の最後に出てくる
「スジのとーったフキっ」って何だろうと
長年、思っていたが…
この時初めて地面から生えている
現物を見た…笑
分岐点
【グッド・ウィル・ハンティング】の文章で書いた、小学生高学年の時のわたしの担任は《平成最後の熱血教師だったのでは?》と言うくらいの、当時としては珍しい男性教員だった。そんな彼は…なんと〈なわとびの8の字とび〉でスポーツで知名度もない公立小学生のわたしたちを、住んでいた都道府県大会の1位にまで導いたのだった。
彼と出会っていなければ…。多分わたしは全く違った人生を歩んでいただろう。小学校5年生になったわたしに、勉強というより〈自ら考え、発見することの楽しさ〉と〈熱中できることの贅沢さ〉を…。幼いながらに認識や言語化できずとも、感覚として刷り込んでくれたのだ。彼との出会いも、わたしにとっての分岐点だったかもしれない。

そんな担任と出会う前の小学校は同じ場所・同じ同級生のはずなのに…。数年前の中学年の、わたしには学校は〈なぜか地獄のような場所〉だったのだ。
小学校3年生の秋、父が亡くなった。どれくらいの期間だったかは定かではないが父が亡くなる直前まで、わたしは学校で荒れに荒れていた…。授業はサボるわ、席についていたとしてもガムは噛んでいるわ、当時父と同年代だった男性の担任の指示はガン無視するわ…。正直、周囲の子達や担任からしたら本当に〈いい迷惑な子〉だったと思う。

幼いころのわたしの家は
お菓子等まったく置いていないくらい
厳しかったのでガムがどこから
出てきたのかまったく思い出せないことだ
わたしの中でのちょっとしたホラーだ
「あの頃の周囲の同級生や担任には申し訳ない気持ちでいっぱいだ…」と書こうと思ったのだが…なんだか違和感のほうが、今も強いのはなぜだろう…。いつか言語化できる日が来ると強く思う…。
ただ、当時のわたしにはそんなアウトプットが精いっぱいで、今もごくたまに〈申し訳ない〉と思いつつも…なんだかこの場で謝るのも違う気がしてしまうのは、隠しようのない事実だ。
そしてそんな幼少期の、わたしの横には《同じくギャングエイジの少女Sちゃん》が必ずいた。
ギャングエイジ:発達心理学用語で、親から離れて同性の仲間と強い集団を作り、その中で価値観を形成し、親や教師に反抗的になる時期のこと。

両親に許可を得たこと等なかったが
髪を染めたい・ピアスをあけたいと
言ったことがあった
それまで一度もわたしに
Noと言ったことない父は
わたしを止めたのだった
あの時の愛情こもった言い回しは
今でも忘れられない
高学年の時の担任との出会いも後押しし、わたしは大学で小学校教員になるための養成課程に進むことになるのだが…。大学での発達心理の講義の中でギャングエイジという言葉を知り、《小学校3年生当時の、わたしそのもの》で…講義中、目をまん丸くしたのを今でもありありと思い出すことができる。
その時は学科のなかでも優等生キャラだったので、そんな幼少期だったなんて周囲の誰にも言えずにいた。今思えばそんな関係性しか構築できない、大学生だったわたしにも課題山積のような気がするが…。そんなわたしでなければ、ここまで映画を好きになっていない気もするので結果オーライと思っている。(※詳細はわたしのはなしと人生のベスト映画の文章、冒頭まで。)

この子たちの学校での様子は
描かれていなかったが…
どんなふうだったのだろうか…
一緒にいたときは想像力も乏しく、視野が狭かったこともあり…。後にわかることだが、わたしの隣にいたSちゃんの家庭はうまくいっていなかった。
そのSちゃんと共に、本当にいろんなことをして過ごしたのだが…。父の死をきっかけに、だんだんと話すこともなくなりSちゃんは不登校になり…。その後の彼女のことは今日に至るまで、よく知らずにいる。そしてわたしは、というと葬儀で周囲の大人たちから言われた「あなたが、お母さんを守るのよ」「お父さんは、あなたを自慢に思っているはず」という投げかけられる言葉により…。学校へ復帰したわたしは直前の〈相当な悪行〉とは、うって変わって《いい子》へと変貌した。ある意味前述した大学生活で、〈優等生だったわたしの始まり〉といってもいいと思う…。
あれから25年以上たった今でも父の葬儀・告別式で保護者に連れられ、お寿司で喜ぶ周囲の同級生とは全く違い…。まっすぐに底なしのような瞳で表情一つ変えずに周囲の様子を見ていた、Sちゃんのまなざしは今でも忘れられない。
ネタバレなしの感想

小さな町でいつも、つるんでいる4人で死体を探しに行くことに…。男の子たちならではのやり取りが繰り広げられ、たどり着いたその先にあったのは…。
上映中衣装も出演メンバーもほとんど変わらない。なのに引き込まれるのは原作の質か映画制作陣の手腕か。あなたは、どのシーンで心奪われるだろうか。(140字)
ネタバレありの感想

【羊たちの沈黙】を映画館で観てからだろうか…。過去の作品をいわゆる〈リバイバル上映で映画館で観ることができる贅沢さ〉を知ってしまった。
そんな2025年の年末2つの作品のリバイバル上映を知って絶対に映画館に行きたいと、ひそかに心の中で懇願していた。ホラーは苦手だけれど〈まだ観たことない【サイコ】〉と…〈幼少期に家で観て、植木の印象しか残っていない【シザーハンズ】〉だった。
「絶対に観たいっ!!!」と思っていたのに…。年末のバタバタで観ることができなかったのだ。

「あ~ぁ。午前十時の映画祭の【シザーハンズ】の上映、観る前に終わっちゃった…。」と【ストレンジャーシングス】の最終話を観終わり…。映画館の上映スケジュールを見ていると…。これまで映画館では、観たことのない【スタンド・バイ・ミー】が上映されるというではないか。
お正月休み明けの月曜日、有休を取ってお正月休みを1日延長し…。映画館へと向かったのだった。
そんな〈平日〉の映画館。10時半からの上映時間なので、そんなに人はいないだろう…。と思っていたら9割ほど席が埋まっていて、びっくりした。
悲鳴

住んでいる京都で字幕の洋画を観ると、海外の人も多いのでよく「ワオ」とか「オー」とか「オォ…シッ〇!」とか…大きな笑い声とか…複数個所からいろいろ聞こえてきたりするのだが…。わたしが【スタンド・バイ・ミー】を観たのは大阪・梅田。上映スクリーンに入る時は日本人しかいないように見えた、この日の映画館。
【スタンド・バイ・ミー】は、ちょっとハラハラするシーンはあっても基本〈男の子たちのやりとりでほのぼの映画〉と思って観ていた映画の折り返し地点…。明らかに日本人女性の、映画館じゅうに響く悲鳴が短い間に3回ほど聞こえてきた。ホラー映画でもないのに本当に珍しいことだったので、わたしはその悲鳴が聞こえてきた時。瞬間的に〈知らない隣の席の人との間で〉彼女に何かあったのでは…?と恐怖を感じたほどだった。

【ドクタースリープ】を観て
原作者《ホラーの帝王スティーブンキング》の
ファンになった
一時、サブスクでスティーブンキングと
検索しコロナ期間中に
原作作品を観漁っていたことがある
【ハリガン氏の電話】もそのうちの1つ
最初はいったい何事?!!と思ったのだがすぐに分かった。画面いっぱいにヒルが映っていたのだ。《今までのわたし》だったら、彼女のように大声で叫ぶことは我慢できたとしても…。彼女と全く同じ感情をいただいたことだろう。

小さい小さい画像で…笑
この画像を探す過程でヒルを英語で
リーチということを知った笑
しかし昨年の初夏、古民家でみんなでフキを採って「さあ、ごはんができるまでの間…。近くの大きなホテルの、お風呂へみんなで入りに行こう」と、いう時…。「替えの靴下と後は部屋着を持って…」と用意をしていた、みんなの間に映画館で聞こえたよりも《大きな悲鳴》がとどろいた…。ただ事ではないとすぐにわかって、飛んでいくと数人の足と腕にヒルが付いていた。

この表情だった…
わたしはと言うと〈3歳の女の子のおかげ〉で、深い草むらには入っていないし…。自然の中に入る時は長袖長ズボンでと、わかっていたので無傷だった。しかしながら大人たちはサンダルに、半そでで〈3歳の子にフキの葉を持たせたい&みんなで炊き込みご飯を食べたい〉とフキを採っていた。そんな大人たちは足と、腕と被害にあっていた。
ヒルという生きものを、この時初めて見たわたしは…。もはや驚愕で言葉も出ない。しかしながら本当に驚愕したのはこの後だった…。ヒルが噛んだ部分は、血が止まらないのだ。しかも少量の血ではなく、小さいちいさい噛み傷のはずなのに大量の出血をするのだ…。そして止血してもしても止まらないという、そのヒルの威力に驚愕した。【スタンド・バイ・ミー】の場合、コーディが噛まれてしまったのが、まあ場所が場所と言うのもあるが…苦笑 この年代の男の子が、あそこまでの大量の血を見ることはないはずだ。なのでコーディが大量の血をみて、あの反応になるのも納得だった。

古民家で30分以上、経っても止血できない騒ぎや…。さらには、お風呂場で血行が良くなり止まったはずの血が再度、止まらなくなった大人を何人も見ていたので…。映画館で彼女の悲鳴を聴きながら「いやいや大変なのはこれからだから…」と今までだったら彼女のような悲鳴を心の中で、わたしがあげていたはずなのに…。半年の間に大きく変わった自分に、びっくりしながらも…女性の悲鳴を後頭部に浴びつつ…冷静に【スタンド・バイ・ミー】を見ていた瞬間だった。
人生の岐路

この2日間の死体探しの旅は〈一生を振り返った時〉コーディとクリスにとって間違えなく、人生の分岐点として思い出す出来事だっただろう。

コーディーの文章の才能に気が付き誰よりも支え応援していたのは、4か月前に亡くなった大好きな兄だった。そのお兄さんの死後コーディーは今までのメンツでの《バカ騒ぎにも気乗りしなくなっていた》と冒頭、大人になったコーディのナレーションが入る。
そんなお兄さんの亡きあと、コーディーの才能を見出し…クールなのにコーディーにとって〈ごく自然〉と励まし支える発言をするのがクリスだった。
大人になったコーディが当時のことを振り返ったナレーションでも聞き流してしまうくらい、さらりとクリスのこと〈だけ〉を《親友》と言っていた。

どれだけ年月が経ってでも
手元に、かえってきたことを
心から願う…

経緯はどうであれ、コーディの兄の
帽子を持っている本人だ
クリスはコーディの文章の才能に気が付き「誰かが育てなければ才能も消えてしまう。君の親がやらないなら俺が守ってやる」と語るのだ…。もうわたしは、この言葉を聞いた時に泣いてしまった。こんなかっこいいことをさらりと言えるクリス自身だって、家庭に問題を抱えている。
クリスは不良グループのNo2に兄がいるため、弟も同じ素行だろうと周囲からみられてしまう。さらに極めつけの事件が、クリス自身を襲うが…誰にも言えずにいたがコーディだけには話すことができたのである。

クールにふるまっていたが…
耐えきれず誰にも言えなかったことを
コーディに打ち明ける
たった2日の間に2人の〈親友度合い〉は、急速に深まっていく。そしてコーディはクリスに進学について強く言及するのだ。
わたしが小学校高学年5年生のとき、いまでも忘れない大きなグランドで友人達から「中学受験をする」と聞いた。そもそも「コミコンってなに?」くらいの、わたし同様…。「中学受験ってなに?」と言う状態だった。そんなわたしに中学受験組のメンバーが、すごく丁寧に教えてくれた。
忘れもしない。雲一つなく気持ちよく晴れた日。わたしは小学校5年生のグランドで「このままでは自分がダメになってしまう、わたしの未来を切り開くには中学受験しかない」と雷に打たれたようだった。

教えてくれた彼らの名誉のために記すが
決してわたしに中学受験を
勧めるようなことはなかった
親切心で教えてくれていたと記憶しているし
何よりわたしが母子家庭であること
受験が精神的・金銭的にどれだけ大変かは
わたしより彼らのほうが
身に沁みて知っていたはずである
今まで一切勉強を家でするそぶりもなければ一時は授業態度も悪く同級生の保護者から、わたしの母に直接クレームも入っていた。そんなわたしが突然「中学受験をしたい」と言い出したのだ。この時一番、驚いたのは間違いなく母だろう。
この時、「中学受験をしたい」という言葉と併せて母に伝えたかどうかは記憶にないが…わたしは医者になりたかった。父のような人さらには、大切な家族が病気になった時の大変さ…。さらには亡くなった後に周囲の人がショックから事象的、精神的、肉体的にどのようなことが起きるのか身をもって知っていたので、そのような人たちを助けられるような人になりたかったのだ。それには中学受験しかないように思えた。
ここまでわたしが中学受験に固執したのも「このまま地元の中学に進むと、環境がどれだけ荒れているか」と言うのを〈噂で聞いていた〉ことが大きいとおもう。小学校3年生の悪行の数々を行っていた時の自分とその時の感情が決して心地よいものではなかったのを覚えているので、いかに簡単に自分が流されてしまうかもわかっているし…Sちゃんだけが悪いわけではもちろんないのだが…。彼女の比ではないパワーでの引きずり込まれたら、わたしはあっという間に流されるという変な自信もあった。


決して涙をみせるようなキャラではない【スタンド・バイ・ミー】のクリスが「自分のことを知らない、どこかへ行きたい…」と必死に訴える。そしてそんな彼に、コーディは「地元の中学に進んでも君は頭がいいのだから進学組に入るんだっ!」と強く説得する。
このシーンをみてわたしは気がついた…。
エメラルドグリーンのフェンスに取り囲まれたグランドで、中学受験について聞いた時が《わたしにとっての人生の大きな分岐点》だったと…。


さらに恵まれたことに中学受験をするメンバーとそうでないメンバーに格差が生まれないよう、担任のサポートも手厚かった。ここは【グッド・ウィル・ハンティング】で書いた《なわとび》の存在も大きかったかもしれない。さらに格差が生まれないようにするだけではなく…クラス内で授業内容の理解度別に児童を分け、受験組には先取りの内容を…。そして地元中学への進学組にも個々のレベル別で授業を進めてくれたのだ…。わたしが大学になって小学校教員の課程で勉強するうえで、制度的にも教員のスキル的にも相当に困難なことをしてもらっていたことが痛いほどわかった時…。彼への感謝が、一層深いものへとなった。
たまに帰省した時、地元の中学生のジャージ姿をみて思うことがある。あのまま地元中学のジャージを着ていたらと…。そんな想像をしている最中はホラーを観ている最中くらいの、嫌に静かな心拍数の上がり方だ。そして空想であっても思い浮かぶ〈IFの世界〉は、いまのわたしにとってはホラー以外の何物でもない。
大切な人を亡くした時の反応

【スタンド・バイ・ミー】を観るのはこれで2回目か3回目だと思う。幼いころに母が観ているのを横で見た気もするが…。定かではない。
大人になってから配信で観た時、正直なんだかとってもつまらなかった。《男の子がわちゃわちゃしているのを、ただ眺めている》ような…。
「これのどこが面白くて名作なのだろう」と家で一人で観たのにもかかわらず〈良さがわからない自分が恥ずかしくて〉心の中だけで、そっと首をかしげたのだった。

それが今回…。〈午前10時の映画祭〉でスクリーンで観て実はラストシーンまで、ほぼ同じ感情だった。それでも1回目に観たときと異なったのは…途中感情が突き動かされて号泣と言わずとも、途中でポロっと涙がこぼれたことだった。
しかしながら前回観た時にとは全く異なり今回【スタンド・バイ・ミー】のラストで突然として、涙が止まらなくなったのは…。ラストに近い死体を見つけクリスとコーディーと2人だけで倒木の上で話すシーンだ。

大切な家族を亡くしてどんなことをしていても、スクリーンの向こうにいるような…。そんな時間が、わたし自身とても長いこと続いていた。それこそ楽しみたいのに、スタンドバイミーの〈男の子特有のバカ騒ぎ〉を《俯瞰》してしまうような…この映画を観ていたようなわたしの感情は…。コーディが3人と共に過ごす中で感じていた、心情そのものなのではないかと気が付いたのだ。これが意図的に表現されたものだとしたら…原作の書き手、映画の作り手ともにすごすぎる…。と思った瞬間にもう、わたしは涙が止まらなかった。映画館で席を立つ沢山の人を気が付かれぬよう、観察したが…。わたしのようにここまで号泣した人はいなかったようである…
曲と字幕
わたしが知っているスタンドバイミーはジョン・レノンが歌っているものだ。幼少期このアルバムの中で特にわたしはスタンド・バイ・ミーが大好きだった。ただこの時は歌詞の意味なんて全く分からずに、メロディーとギターのリズムと、ジョンの声が好きというだけで聴いていたのだった。

よく聴いていた
幼いころに聴いていたので
カバーアルバムと知らずに
全部ジョンの曲と思って聴いていた笑
そんなことも全く忘れた小学校4年生の頃。ビートルズのマネージャー【ブライアン・エプスタイン】の映画の文章でも少し書いたことがあるのだが…1か月ほど小児病棟に入院したことがあり…。そこのプレイルームに『天使なんかじゃない』という漫画がおいてあり、病棟内の研修医の先生・女子高生・看護師さんの間で大ブームを巻き起こしたのだった。

大好きなこの漫画の作品を、退院後ブックオフで見つけて買ったのを覚えている。そんな『天使なんかじゃない』で数回登場するのが《スタンド・バイ・ミー》の曲だった。そこでわたしは初めて、スタンドバイミーの歌詞を調べた。すると曲名を知らずに車で聴いて大好きだったジョン・レノンが歌っていた、あのメロディと同じフレーズが聞こえてきて本当に驚いたのを昨日のことのように覚えている。
『天使なんかじゃない』ではヒロインのボーイフレンドでリーゼントの晃(アキラ)が好きな曲そしてヒロイン翠(ミドリ)との間の大切な思い出の曲としてスタンド・バイ・ミーが登場する。小学生当時当時、調べた和訳や…。母に沢山、観せられていた洋画から小学生当時でも〈ダーリン〉が《愛しい人・特別な愛する人》を指すのだと何となくであるが知っていた。
しかし今回ぼろ泣きした映画のエンドロールで流れる、スタンドバイミーの曲で有名なdarlingの部分を「友よ」と訳していた…。ラストシーンから、完璧なつながりにさらに涙は止まらなかった。
ただ今、落ち着いて調べてみるとdarlingは〈友人などにも「ありがとう、ダーリン」のように親愛の情を込めて使われる。〉とのことなので…。わたしの無知が《こんな訳し方も、あるのか。粋な訳し方をしてくれるではないかっ…。号泣》と言う感動の増幅に繋がったようだ。苦笑

両方で出てくる
great balls of fire火の玉ロックも
好きだが一回目に
【スタンド・バイ・ミー】を観た時は
気が付かなかったのだが…
この曲も劇中で使用されており
少しテンションが上がったシーンだった
それでも【サウンドオブミュージック 戸田奈津子さんからの宿題】で書いたようにnoteで映画についての文章を書き始めなかったら行っていなかったであろう、戸田奈津子さんの講演会。そこで映画字幕の翻訳の、ご苦労などを直接聞いていなかったら…英語が苦手なわたしは、ここまで字幕の1単語に感動はしなかっただろう…。

【インディー・ジョーンズ】ではなく
【インディアナ・ジョーンズ】と作品名を
さらりと呼んでいた戸田奈津子さんは
流石と思った一瞬だった笑
ストーリーテラーと追悼
【スタンド・バイ・ミー】を初めて観た時と違うことは、配信と映画館の違いなんかではかった。わたし自身の変化だった。
noteを始めて半年。映画の感想と言う形ではあるけれど〈わたし自身のはなし〉で、わたしは自分の今までのストーリーをアウトプットするようになった。そしてなぜか、ここ最近畳みかけるように《ストーリーテラー》と言うワードを多く認識するようになった。

のコーディは大人になって
文章を書いている
戸田奈津子さんの講演会でのハリウッドスターのエピソードも、ストーリーテラーのワードを強く認識した出来事のうちの一つだ。ハリソン・フォードとのプライベート写真を大きなスクリーンに出し…話していただいたエピソードは「彼はねぇ。自分のことを俳優(アクター)ともスターとも言わないのよ。物語の語り手《ストーリーテラー》と自分のことを表現するの…。」と語る戸田奈津子さんの表情はうっとりしていたし…聴いていたわたしは惚れ惚れするだけでなく周囲からも、感嘆の「はぁ~」と声が漏れ聞こえるほどだった。

長年同じ役のハンソロ役を
【インディージョーンズ】同様
務めるハリソン・フォード
さらにもう一つは…【ストレンジャー・シングス】のファイナルエピソードだ。重要なメインキャラクターが《ストーリーテラー》として最後のさいごに位置づけられるのだ。

一瞬のこのシーンでさえ
泣いてしまうアイテムがいっぱいある
後ろの絵だけで、わたしは今泣ける
そもそも初回観た時に、あまり魅力を感じていなかったわたしに「【スタンド・バイ・ミー】を映画館で観よう」という衝動に突き動かしたのは…。【ストレンジャー・シングス】だった。
何故なら【ストレンジャー・シングス】には洋画のオマージュが、ふんだんにちりばめられており…。【スタンド・バイミー】も、その一つだった。

【グーニーズ】【エイリアン】【死霊のはらわた】
【スター・ウォーズ】【スーパー・エイト】
【マッド・マックス】【ジュラシック・パーク】
他にもたくさんの作品への
オマージュが込められている…
【ストレンジャー・シングス】の脚本は複数人で書かれているが…。中でも企画をメインでし、脚本の中心人物は双子であるダーファ兄弟だ。このダーファ兄弟が幼いころから刷り込まれてきたサブカルが、【ストレンジャー・シングス】の作品の中に集結されている。ということは…。わたしの大ファンの作品である、生みの親がオマージュでリスペクトを示す作品のうちの1つが【スタンド・バイ・ミー】である。その〈良さ〉を、わたし自身体感できないままでいるのは…どうしても悔しかった。笑

右:【ストレンジャー・シングス】
さらに1月1日に【ストレンジャー・シングス】の最終話第5シーズンの8エピソード目を観終わってしまい…。喪失感がすごかったので、【ストレンジャー・シングス】関連の何かと、関わりを持ち続ける時間を無意識のうちに欲していたのかもしれない。

右:警官のホッパー

語りかけるホッパー
【ストレンジャー・シングス】のファイナルエピソードで、ホッパーはメインキャラクターのマイクに語りかける。「俺のようになるな…。ただ受け入れて、やるべきことをやれ…。」と…。そんな彼の言う言葉が、視聴者側のわたしにも向けられている気がして…。大好きな物語の終わりを、ただ受け入れポッパーの言うとおりにしようとしたけれど…。
茫然とした圧倒された余韻のまま年明けの初仕事から、仕事に向かえる気がしなかったのだ。

あまりにも素敵なラストを【ストレンジャー・シングス】のダーファ兄弟が用意してくれたのだが…。2時間と思えない圧倒的な熱量、圧倒され果てた末の余韻…。そんな中で見つけた【スタンド・バイミー】の上映。元々スケジュールの都合で、年休の取得は決まっていた為…。「これは、今行くべきっ
。」と劇場に向かったのだった。わたしの中で〈【スタンド・バイ・ミー】を観ること〉は10年間続いた《【ストレンジャー・シングス】への追悼でも》あったのだ。
さらに【スタンド・バイ・ミー】を観てびっくりしたのは…。意外な音に安堵感を覚える、わたしの変化だった。
前回の【ビューティフル・ジャーニー】のおまけの文章でも書いた、【兄を持ち運べるサイズに】は主人公が作家だ。そのためPCに向かうシーンや、タイピング音を効果的に使用していた。その時から徐々に感じていたのだが改めて【スタンド・バイ・ミー】のラスト観て確信した…。タイピング音にわたしは癒しを感じていたのだ。

オフィスを連想させ
ちょっとした緊張感や
仕事の重責を連想させる音だった
それはこの半年間で約20本の文章を書きあげた〈それぞれの達成感〉や、コメントやスキで読んでいただいたリアクションが…。パブロフの犬のようにわたしに刷り込まれた、この半年間の結果のように思えた。
「パブロフの犬」とは、ロシアの生理学者イワン・パブロフが行った条件反射の実験で、ベルの音と餌を繰り返し結びつけることで、ベルの音だけで犬がよだれを垂らすようになる現象を指し、学習や行動のメカニズム(古典的条件付け)を説明する有名な例です。この原理は、人間社会の様々な習慣形成や心理学に応用されています。
この現象だって大学時代
発達心理の授業で習ったことを
昨日のことのように思い出す

そしてなにより、コーディによって新たな人生を歩み始めたクリスだったが…。死因は首をナイフで刺されたことによる、失血によるショック死で即死だった。

この年末に【スタンド・バイ・ミー】の監督であるロブ・ライナーの悲しくも凄惨な訃報は…。状況は違えど…クリス同様、刺殺によるものだった。その事実に気が付いた時、わたしは涙が止まらなかった…

リバー・フェニックス自身も
早くに亡くなってしまう
何の因果か【シザーハンズ】で
主役を演じたジョニー・デップ
が経営するバーでの出来事だった
大切な人を亡くした周囲の人々の悲しみの、アウトプットのしかたは〈それぞれ〉なように…。1つの作品に対する思いや表現もそれぞれである…。
ただ今回初めて映画館で【スタンド・バイ・ミー】を観たわたしはラストの〈コーディとクリスのやり取り〉〈クリスとロブ・ライナーの死因〉〈スタンドバイミーの歌詞と曲〉すべてが、わたしに畳みかけてきて…。その結果エンドロールが終わるころには、わたしは嗚咽に近い状態だったが、周囲の立ち上がって帰る人々にそんな人は一人もいなかった。

ストーリーテラーであり続けたロブライナー監督(夫妻)と周囲の人の悲しみの想いの追悼として、この文章を書いたようにおもう。本当はもっと書きたいことがあるが…なぜかこればっかりは今、文章にするのは違う気がする…。せめてもの願いは、彼の作品や夫妻の死に影響された人が新たなストーリーテラーとしてプラスの作品が世に出ることを願うばかりだ…。それがどれだけ時間がかかるとしても、想像するに限られるがロブ・ライナー自身や周囲の悲しみに暮れる人々の癒しに繋がることを心から信じている…。

おまけ
戸田奈津子さんからの宿題はお休み
〈戸田奈津子さんからの宿題:アカデミー賞作品賞ノミネート作品を片っ端から観る〉は、今回お休みです…。調子に乗ってノミネート作品をリサーチするよりも、観たいと密かに溜めていた映画を観すぎました…笑
次回ノミネート作品の視聴予定は【クレオパトラ】に決めています。(戸田奈津子さんからなぜ宿題が出題されているかは…下記文章まで…。)
―年明け正月休みに観まくった作品たち―
2026年1月上旬

【メメント】【卒業】
【ノマドランド】
【世界一不運なお針子の人生最悪な1日】
【花束みたいな恋をした】
ドラマ【ギルモア・ガール】
【ストレンジャー・シングス】

シットコムのドラマ【ギルモア・ガールズ】
10年後のキャスト再集結を
今観ている最中…ファンが歓喜する
設定が多く観るのが楽しい
【ギルモア・ガールズ イヤー・イン・ライフ】
苦手なはずのホラー【IT】【IT/THE END】は、ストレンジャー・シングスが大好きな人にオマージュと言うよりもう、「ストシンそのものだから!」と言われて最初は恐々観たのだが…。あまりにも【ストレンジャー・シングス】そのもので、感動しているうちにあっという間に終わってしまった。

は【IT】にも出ている
ちなみに幼少期の【ハリガン氏の電話】の
主人公も出ていて驚いた
怖がるわたしに「【羊たちの沈黙】を絶対観たほうがいい」と勧めてくれた、上司が好きな作品が【IT】なのだが、正月早々彼と映画の話で盛り上がり…観てよかったなぁと、しみじみ感じた。
シザーハンズ

お正月休みに映画や海外ドラマを観すぎて出社すると…映画好きな会社の先輩から「映画館で観たいと言っていた、【シザー・ハンズ】観られた?」と聞かれた。そんなことを聞くということは〈先輩はきっと観たのだ〉と、その質問の途中で確信していた。「いや…それが…好きな映画の集まりとか、大好きな人たちとの忘年会でバタバタしていて観られませんしたぁ~。でっ??!観たんですか?」と確信を持って聞くと…。
やはり観ていて…笑 どんなところが良かったか。ティムバートンがどんな創作の歴史を辿ったか等、それはそれは端的に教えてくれた。
そんな、はなしを聴いて観たくないわけがない…。

幼い頃観た【シザー・ハンズ】は植木のシーンと
エドワードが当時ウィノナ・ライダーとは
知らなかったが…女の子をハグしたくても
傷つけてしまうためハグできない葛藤
しか覚えていなかった…
帰って速攻、観始めると…びっくりした…。人生のベスト映画や映画【エンツォ】の文章でもで書いたわたしが大好きな【アイ・アム・サム】でキーパーソンとなるアニー役の人が、エドワードの母親役で出て来たのだ。

外出と広場恐怖症
サムの隣人で、ルーシを育てる
アドバイスをする良き隣人

エドワードを自宅に連れて帰ってくる
さらに強烈なエドワードの隣人役には、わたしの大好きなドラマ【ミディアム】や…つい昨日まで観ていた【ギルモア・ガールズ】に富豪かつ親切なミア役で、出てくる(途中で女優さんが交代し当時話題になったらしい)彼女だった…。

2つの世界観を表現するティム・バートンは
美術セットで表現する天才だ…
【ストレンジャー・シングス】が終わってしまい寂しさに明け暮れていた時、2時間にも及ぶ、10年間のメイキングが公開された。そこでさらに驚いたのは、脚本のダーファ兄弟は幼いころから〈ティムバートンが大好き〉だったと本人たちが語ったことだった。

そういわれてみれば…【ストレンジャー・シングス】の裏側の世界(英語だとアップ・サイド・ダウン)と、現実の世界では全体的な色のトーンなど大きく分けて描くのはティムバートンにも通じるものがある。
しかし【シザー・ハンズ】を観返すまで気が付いていなかった、オマージュに驚いた…。

【シザー・ハンズ】のキム
はネオンをバックに「RUN!!!」と叫ぶ

イルミネーションを駆使し
息子とコミュニケーションを図ろうと試みる
(知らない人が、ここだけ読んだら
なんのこっちゃ?だろう笑)
【ストレンジャー・シングス】の過去のメイキングで知ったのだが、このシーンでライトを使うアイディアはウィノナ・ライダーの発案だったらしい。そしてコミュニケーションが取れるよになった息子から「RUN!!!」と伝えられるのだ。

【ストレンジャー・シングス】の中に、【シザー・ハンズ】のオマージュがあると気が付かず…。何より長年ファンの間でグッズやスマホの壁紙などで〈アイコン〉となるような名シーンを気が付かずに観ていた、自分にびっくりした年明けだった。
そして以前までは、身近にはいなかった【ストレンジャー・シングス】好きなファン。そんなファン同士のつながりができてきて、わたしの毎日を彩ってくれている。ドラマが終わった今でも…。わたしの生活の幅を広げてくれている【ストレンジャー・シングス】。まだまだ世界観に浸りたい…。
【ストレンジャー・シングス】のラストは、今までドラマでは結末を決めつける作品が多かった中で…視聴者側に結末の核心を、ある程度ゆだねるもので…わたしは大好きな終わり方だし、ラストシーンは…。ほとんど演技と言うより俳優さんたち自身が《10年続いた作品と別れることの寂しさ》が画面から溢れ出していて、切なさとともに〈終わりをわたしも受け入れる覚悟〉ができたように思う。
沢山のコメント

ここ最近、ありがたいことに沢山のコメントをいただくようになった。わたしの知り合いの方が読んでくれた場合には「直接こうしたら?」「こうだったね。」と言ってもらえたり…。
noteでは過去記事へのコメント、引用して文章を書いていただいたり、スキのリアクションだったり…。以前の文書から2週間ほどの間に様々な形で、本当に沢山のコメントをいただいた。
「長文なのにぶぶ漬け(=京都で「お茶漬け」のこと)のようにさらりと読めてしまいました」「映画の感想に《その人の本心が現れる》って本当にその通り」。
とってもストレートに「好きです」など…。

様々な過去の文章にコメントをいただくことも増え、だんだんとお返事が追い付かなくなってきてしまったのだが…すべてに目を通し、ニヤリとしたり時にはうるっときたり…。
noteを書く原動力以外にも、わたしの毎日を生きる糧となっています。
おしまい。
My Rules for Writing About Movies
I briefly mentioned this in my first post about a movie, The Substance (titled "Eggs, Chickens, and The Shining" 🍳), but here are "My Rules" for writing about movies on note:

—When Writing—
Spoiler-free reviews: Keep them under 140 characters.
Spoiler-filled reviews: Do not write a detailed plot summary.
The "Me" Story: Before talking about the movie, I always write a personal story that eventually connects to the film, serving as a self-introduction.

Before the Movie: A Story About "Me"
The Finale of a 10-Year Drama

On January 1, 2026, at 10:00 AM JST, Netflix released the final episode of Stranger Things. Ever since the press release for the new season, I can’t tell you how much I had looked forward to this day.

On the other hand, part of me didn't want January 1st to come...
The fifth and final season of Stranger Things consisted of eight episodes. The release was split into three parts, with episodes dropping in late November and late December. Even during the busy year-end work season, I lived for those release dates.

According to Google AI Overview:
The 8th and final episode was released on New Year's Day. I had complicated feelings about this. The sadness of a 10-year journey ending, and the "fear" that the ending might be too shocking—these two feelings outweighed my excitement.

The very first reason I started watching was that the protagonist reminded me of Natalie Portman in Leon: The Professional, whom I adored.
The popularity was so immense that Netflix servers crashed on each of the three release dates. Some people complained, but I felt a strange sense of pride, seeing it as a "badge of honor" for the show. While I didn't have many fans in my immediate circle, collaboration products that used to be easy to find in Japan were selling out instantly this year. I could feel the popularity of Stranger Things rising steadily in Japan as we approached the end.

In Season 1, the world of E.T. unfolded repeatedly, and the music drew me right into the screen.
My encounter with Stranger Things began during the pandemic when I first subscribed to Netflix. At first, I binged "Netflix Originals," but despite loving the world-building, I found myself falling asleep whenever the tone became dramatically dark. It was frustrating. I even worried if I’d be able to finish the three seasons available at the time.

Looking back, I know it was just my physical condition at the time, but I still laugh at myself: "Why did I sleep during the most suspenseful scenes?" Whenever the lighting on screen dropped, I’d nod off, wake up, and rewind. I think I watched the "Barbara?!" scene four times.

Back then, no one around me was watching it. Since it was during the pandemic and everything was quiet, it felt like my own "secret story."
I love Western films, but there’s always someone who knows more, so I hesitate to call myself a "cinephile" with total confidence. Yet, even I could spot the homages scattered throughout Stranger Things—band names, movie titles, and dialogue. Even without direct mentions, the atmosphere and phrasing showed deep
I often felt a sense of envy toward those with more knowledge of overseas subculture, thinking, "They must be enjoying this even more than I am," while I watched quietly by myself.

In the NHK drama Amachan, there’s a scene where everyone sings "Ghostbusters!" with such joy. It made me regret being too scared to watch it as a child. Stranger Things has several scenes that overlap with Ghostbusters. When I saw a "Ghost Trap" at the Tokyo Comic Con recently, I couldn't help but see it as a key item from Stranger Things.

I even went as far as making my "Comic Con debut" at the 2023 Osaka Comic Con just to see Millie Bobby Brown, who plays Eleven. The girl who reminded me of Natalie Portman had grown into a woman. When she spoke about not being able to go to school, her eyes looked so sad...

At first, I was downcast because I kept falling asleep during such a wonderful show. But eventually, the sheer momentum, the perfect level of darkness, the pop music, the fashion, and the 80s aesthetic all clicked. I spent the next seven years wholeheartedly waiting for each new season.

Later, when my mother watched it, she said, "Winona Ryder is in this!" I didn't realize it at first, but she was the lead from Edward Scissorhands.

At an Old House Deep in Nature
As I mentioned in my post about Princess Mononoke, I had the chance to stay at an old traditional house (kominka) in the middle of nature last summer. We went for a walk in a meadow that bordered the forest. Frogs and grasshoppers jumped away at the sound of our footsteps.
I ended up carrying a three-year-old girl I had met just a few hours prior because she was terrified of the frogs. (To be honest, I can't touch them either, so when she tearfully begged, "Don't go that way!" I was more than happy to oblige. We were a perfect pair.)

The adults shouted, "There’s butterbur (fuki)!" and stepped into the waist-high grass, snapping the stalks. They brought one over and said, "Look, it’s like Totoro’s umbrella." I stood there under the giant leaf held by the girl in my arms, feeling the warmth and weight of her body, thinking, Is it okay for a holiday to be this peaceful?

I had known the song about "fuki" since I was a child, but that was the first time I had ever seen it growing in the wild.
The Turning Point
In my post about Good Will Hunting, I wrote about my fifth-grade teacher—a passionate man who was rare for that era. He led our ordinary public school class to become the top jump-rope team in the prefecture. If I hadn't met him, my life would be completely different. He taught me the joy of discovering things for myself and the luxury of being absorbed in something.

Before meeting him, school had been a "hellish place" for me. My father passed away in the autumn of my third-grade year. Around that time, I was a nightmare student. I skipped classes, chewed gum in my seat, and completely ignored my male teacher. I must have been a huge nuisance to everyone.

I don't even know where I got the gum, as my house was very strict about sweets. It’s like a little horror story in my memory.
I feel a sense of guilt toward my classmates and teacher from back then, yet there’s a lingering feeling of dissonance I can't quite put into words yet. At the time, I was always with a girl named S-chan. We were in what developmental psychology calls the "Gang Age"—a period where children distance themselves from parents and form tight-knit groups with peers, often becoming rebellious.

I had never asked my parents for anything before, but suddenly I wanted to dye my hair and get piercings. My father, who had never said "no" to me, stopped me then. I’ll never forget the love in his voice
Influenced by my encounter with my high school teacher, I went on to pursue a degree in primary education at university. During a lecture on developmental psychology, I learned the term "Gang Age." It described my third-grade self so perfectly that I remember my eyes widening in the middle of the classroom.
Back then, I was playing the role of the "honor student," so I couldn't tell anyone about my rebellious past. Looking back, I think I had a lot of personal issues to work through, but I also feel that if I hadn't been that version of myself, I wouldn't have grown to love movies as much as I do now.

The three boys in Stand By Me. We don't see much of their school life, but I wonder what it was like...
At the time, I lacked imagination and had a very narrow perspective. It was only later that I realized S-chan, the girl who was always by my side, had a very difficult home life. We did everything together, but after my father died, we gradually stopped talking. She stopped coming to school, and to this day, I don't know what happened to her.
As for me, at the funeral, adults kept telling me things like, "You have to protect your mother now" or "Your father would be so proud of you." Those words changed me. When I returned to school, I transformed from a delinquent into a "good child." You could say that was the beginning of the "honor student" persona I carried into my university years.
Even now, more than 25 years later, I can’t forget the look in S-chan’s eyes at the funeral. While the other kids were just happy to be served sushi, she stood there with a bottomless, expressionless gaze, just watching everything.
Stand By Me: Spoiler-Free Review

Four boys in a small town set off on a journey to find a dead body. Through their uniquely boyish interactions, they reach a destination that changes them forever. With minimal costume changes and a consistent cast, the film draws you in through the sheer quality of the original story and the skill of the filmmakers. Which scene will capture your heart? (140 characters)

Stand By Me: Spoiler-Filled Review
Ever since I saw The Silence of the Lambs in a theater, I’ve discovered the luxury of watching "revival screenings" of classic films on the big screen.
At the end of 2025, I heard about two revivals I desperately wanted to see: Hitchcock’s Psycho (which I’d never seen) and Edward Scissorhands (which I only remembered for the topiary scenes from my childhood). But the year-end chaos got the better of me, and I missed them.

"Ah, I missed Edward Scissorhands at the 'Morning 10 Theater' festival..." I thought as I finished the series finale of Stranger Things. But when I checked the theater schedule, I saw they were showing Stand By Me—a film I had never seen in a cinema. On the Monday after New Year’s, I took a day off work to extend my holiday and headed to the theater. It was a weekday morning at 10:30 AM, so I expected it to be empty, but to my surprise, the room was 90% full.
The Scream

When I watch subtitled Western films in Kyoto, there are often international viewers who react out loud—"Wow," "Oh," or "Oh, sh*t!" But this was Umeda, Osaka. The audience seemed entirely Japanese.
I was watching the film as a heartwarming story about boys' banter, but then came the turning point. Suddenly, a Japanese woman’s scream echoed through the theater—three times in short succession. It was so rare for someone to scream like that during a non-horror movie that for a moment, I was terrified that something had actually happened to her.

After watching Doctor Sleep (the sequel to The Shining), I became a fan of the "King of Horror," Stephen King. During the pandemic, I binged his works on streaming, including Mr. Harrigan's Phone.
I soon realized what happened. The screen was filled with leeches. If it had been the "old me," I might not have screamed, but I would have felt the exact same revulsion.

However, during that trip to the old house last summer, something happened. We were picking butterbur and getting ready to go to a nearby hotel for a bath. As we were packing our clothes, a scream even louder than the one in the theater rang out. I ran over to find several adults with leeches attached to their arms and legs.

Everyone had the exact same expression as Gordie in this scene...
Thanks to the three-year-old girl, I hadn't stepped into the deep grass. I was also wearing long sleeves and pants, so I was unharmed. But the other adults, in their sandals
The other adults had been wearing sandals and short sleeves because they wanted to pick butterbur leaves for the three-year-old and make rice for everyone. They were the ones who got bitten.

That was the first time I had ever seen a leech. I was speechless with shock. But the real horror came afterward: the bleeding wouldn't stop. It wasn't just a little bit of blood; despite the small size of the wounds, they bled profusely. I learned that day how terrifying a leech’s power is—no matter how much you try to stop the bleeding, it just keeps coming. In Stand By Me, Gordie gets bitten in a particularly... sensitive spot. Seeing the amount of blood he dealt with, his reaction made perfect sense to me.
While the woman in the theater was screaming, I was thinking, "The real trouble is what comes next..." I was surprised by how much I had changed in just six months. I sat there calmly watching the screen while her screams echoed behind my head.
Crossroads of Life

This two-day journey to find the body was undoubtedly a turning point that Gordie and Chris would look back on for the rest of their lives.

Gordie’s brother, who had passed away four months prior, was the one who recognized Gordie’s talent for writing and supported him more than anyone. After his brother’s death, Gordie lost interest in the usual "messing around" with his friends. Chris was the one who stepped in to fill that void, noticing Gordie’s talent and encouraging him in a way that felt natural. In the narration by the adult Gordie, he casually refers to only Chris as his "best friend."

Chris tells him, "If someone doesn't look out for your talent, it'll disappear. If your parents won't do it, I will." I burst into tears at those words. Chris is so cool, yet he has his own heavy burdens at home. Because his older brother is the No. 2 in a local gang, everyone assumes Chris is a delinquent too. He had been keeping his pain bottled up, but he was finally able to talk about it with Gordie.

In just two days, the bond between the two deepened rapidly. Gordie, in turn, pushes Chris to think about his future and education.
When I was in the fifth grade, I remember standing on the large school grounds when my friends told me they were going to take middle school entrance exams. At the time, I was like, "What’s a middle school exam?" They explained it to me very kindly. It was a beautiful, cloudless day. Standing there, it hit me like a bolt of lightning: "If I stay here, I’ll be ruined. I have to take these exams to carve out a future for myself."
Up until then, I had never studied at home, and my attitude in class had been so poor that other parents had complained to my mother. She must have been the most shocked person in the world when I suddenly said I wanted to take the exams.
I don't remember if I told her this at the time, but I wanted to be a doctor. I had seen firsthand what happens when a family member gets sick and passes away—the emotional and physical toll it takes on everyone. I wanted to help people like that. To do that, I felt I had no choice but to pass those exams.
My obsession with the exams also came from rumors about how "rough" the local public middle school was. I knew how easily I could be influenced by my environment. I had a strange confidence that if I were pulled into a bad crowd with the same intensity I had in third grade, I would slide right back down.
When Chris, who usually never shows weakness, cries and says he wants to go somewhere where no one knows him, Gordie tells him firmly, "Even if you go to the local middle school, you're smart, so you have to stay in the college-prep track!" Seeing this scene made me realize something.
That moment on the emerald-green fenced school grounds, hearing about the exams, was the great crossroads of my life.
I was also lucky to have a teacher who supported both the exam-takers and the local-track students without creating a divide between us. He even split the class into levels so the exam-takers could work ahead while others focused on their own pace. Looking back now that I've studied education, I realize how difficult that was to pull off. My gratitude for him only grows deeper.
Sometimes when I go back to my hometown and see students in the local middle school jerseys, I think, "What if I had been wearing that?" Just imagining that "IF" world feels like watching a horror movie. My heart rate spikes in a cold, quiet way. To me, that alternate reality is nothing short of a nightmare.
Reactions to Losing a Loved One
I think this was my second or third time watching Stand By Me. I might have seen it out of the corner of my eye when my mother watched it when I was little, but I’m not sure. When I watched it on streaming as an adult, I honestly found it a bit boring. It felt like just watching boys mess around. I didn't understand why it was considered a masterpiece, and I felt a bit embarrassed by my own lack of appreciation.
But this time, watching it on the big screen at the "Morning 10 Theater," I felt almost the same way until the very end. The difference was that, halfway through, I found myself moved to tears. The dam finally broke during the scene near the end where they find the body, and Chris and Gordie talk alone on the fallen log.
For a long time after losing a family member, I felt as if I were watching life through a screen, no matter what I was doing. I realized that my previous inability to enjoy the "boys' banter" in this movie was because I was subconsciously mirroring Gordie’s own sense of detachment. If this was an intentional choice by the writers and filmmakers, they are geniuses. The moment I realized this, I couldn't stop crying. I looked around at the people leaving the theater, but no one else seemed to be sobbing as hard as I was.
The Song and the Subtitles
The Stand By Me I know best is the John Lennon version. I loved that album as a child. I didn't understand the lyrics, but I loved the melody, the rhythm of the guitar, and John’s voice.
When I was in the fourth grade, I spent a month in a pediatric ward. There was a manga there called Tenshi Nanka Janai (I'm Not an Angel), which was a huge hit among the doctors, nurses, and students. The song Stand By Me appears several times in that manga as a precious memory between the protagonists, Midori and Akira. That was when I first looked up the lyrics. I was so surprised to find that the melody I loved from the car radio was the same song.
In the end credits of the movie, the famous "Darling" in the lyrics was translated in the subtitles as "My Friend" (Tomo-yo). Seeing that perfect connection to the final scene made me cry even harder. I later learned that "darling" can be used as a term of endearment for friends, but at that moment, my "ignorance" allowed the translation to hit me with maximum emotional impact.
If I hadn't started writing about movies on note, I never would have attended Natsuko Toda’s lecture. Hearing her talk about the struggles of subtitle translation made me appreciate the weight of a single word in a way my English-hating self never could have before.
The Storyteller and the Mourning
My perspective has changed over the last six months. Through note, I’ve started outputting my own story. Lately, the word "Storyteller" has been following me everywhere.
In Natsuko Toda’s lecture, she shared an anecdote about Harrison Ford. She showed a private photo of him and said, "He doesn't call himself an actor or a star. He calls himself a Storyteller." The audience, myself included, let out a collective sigh of admiration.
Then there was the finale of Stranger Things, where a key character is positioned as a "Storyteller" at the very end.
The reason I felt compelled to see Stand By Me in the theater was Stranger Things. The show is packed with homages to 80s cinema, and Stand By Me is a major one. The Duffer Brothers, who created the show, poured all the subculture they loved as children into it. I felt I had to experience the "source material" to truly appreciate their work.
Watching Stand By Me was, for me, a way of "mourning" the end of Stranger Things.
I was also surprised to find comfort in a specific sound: the sound of typing. In the movie Beautiful Journey, the protagonist is a writer, and the sound of typing is used effectively. I realized during Stand By Me that I now find that sound healing. In the past, it reminded me of the stress of the office, but after writing twenty articles in six months and receiving comments and "likes," I’ve been Pavlovian-conditioned to associate the sound with a sense of achievement.
Finally, there is the tragedy of reality. Chris in the movie dies young, a victim of a senseless stabbing. In a strange twist of fate, River Phoenix, the actor who played him, also died young.
The way we process the loss of a loved one or a beloved fictional world is different for everyone. For me, this movie, the death of the characters, and the music all came crashing down at once. By the time the lights came up, I was practically wailing.
I wrote this piece as a tribute to the storytellers and the grief of those left behind. My only hope is that those affected by these works will become new storytellers themselves, creating something positive out of their sadness.
Bonus (Omake)
Movies/Dramas watched in early January 2026:
IT, IT: Chapter Two, Memento, The Graduate, Nomadland, The Worst Day of a Misfortunate Seamstress, We Made a Beautiful Bouquet, Gilmore Girls, Stranger Things.
I watched IT because someone told me it was "basically Stranger Things." I was terrified at first, but I was so moved by the similarities that I finished it in no time. Finn Wolfhard (Mike from Stranger Things) is even in it!
Edward Scissorhands:
I finally rewatched it and was shocked to see so many familiar faces. The actress who played Annie in I Am Sam (one of my all-time favorites) plays the mother who brings Edward home.
I also realized how much the Duffer Brothers were influenced by Tim Burton. The "Upside Down" in Stranger Things shares a lot of DNA with Burton’s aesthetics. There’s even a scene where Winona Ryder
In Edward Scissorhands, Kim (played by Winona Ryder) shouts "RUN!!!" against a backdrop of neon lights.
In Stranger Things, Winona’s character, Joyce, uses Christmas lights to try and communicate with her son. I learned from a "making-of" feature that this scene was actually Winona’s own idea. In the show, her son uses the lights to send her a message: "RUN!!!"
I was stunned to realize that this iconic moment—something fans have used for years in merchandise and wallpapers—was a direct homage to Edward Scissorhands. I had been a fan for so long without even noticing.
Lately, I’ve started connecting with other Stranger Things fans, and it has added so much color to my daily life. Even though the drama has ended, it continues to expand my world.
Regarding the finale of Stranger Things: many dramas try to wrap everything up perfectly, but this one left a certain amount of the conclusion to the viewer's imagination. I loved that. In the final scenes, it felt less like acting and more like the actors themselves were radiating the genuine sadness of saying goodbye to a project they had lived with for ten years. Seeing that raw emotion helped me find the resolve to accept the end of the story as well.
A Wealth of Comments
Recently, I’ve been blessed with many comments on my posts. When my real-life acquaintances read them, they give me direct feedback or suggestions.
On note, I’ve received comments on old articles, seen my work quoted in others' writing, and received so many "likes." Some of the feedback has been so kind: "Even though it's a long read, it went down as smoothly as bubuzuke (Kyoto-style dashi chazuke)," or "A person's true self really does come out in their movie reviews." Some people are even more direct, simply saying, "I love your writing."
While it’s becoming harder to keep up with every single reply, I read every word. Some make me grin, others make me tear up.
Beyond being the fuel that keeps me writing on note, these interactions have become the very sustenance that keeps me going in my daily life.
The End.
-This sentence is being translated by AI.-
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