「いい人」ってどこから?|APEXで出会ったチームメイトから考える“人への優しさ”
話を聞いてくれる人
愚痴や陰口を言わない人
頼みごとを断らない人
困っていると助けてくれる人
いろんな“いい人”に出会う。
私はよくFPSのオンラインゲーム【Apex Legends】で遊んでいる。
3人でチームを組み、広大なマップの中で最後の1チームになるまで生き残りをかけて戦うゲーム。
1人で遊ぶ場合は、見知らぬだれかとランダムでチームが組まれる。
顔も名前も年齢も知らない。
声すら聞いたことがない。
そんな人たちと、ほんの15分から20分程度の儚いチームメイトになる。
たった数十分。
この短い時間の中で「この人めっちゃいい人!」って思う人、「この人イヤだ」と思う人、両方いる。
私はその人たちを“いい人”と“イヤな人”、自分の基準で判断している。
このゲームには、おおまかに3つのコミュニケーション手段がある。
ボイスチャット(電話みたいに話す)
テキストチャット(文字で話す)
ピン(意思表示をできるゲーム内システム)

チャットやピンを使って適切な意思疎通をしてくれる。
文句や暴言が一切ない。
自分が倒れようとも味方を責めない。
むしろ「ごめんね」とテキストチャットを飛ばしてくる。
味方がやられたときに「ナイスファイト」と言ってくれる。
他人を蔑ろにすることなく、『連携』しようとしてくれる人を“いい人”だと思うことが多い。
自分がやられた瞬間、「ここに(自分をやった)敵がいる」のピンがうるさい。
「早く蘇生しろ」のピンがうるさい。
こういうピンの使われ方をすると、すごく助けたくなくなる。
さらには味方のことを考えないでアイテムを取っていく。
挙句の果てには暴言や文句を言ってきたり、キャラクターを使って嫌がらせしてくることも…。
こういう、『相手を一切見ない』人をイヤな人だと思うことが多い。
ゲームの画面には、キャラクターの姿しか映っていない。
でも、それを動かしているのは人間。
味方の援護に行かないと
味方はアイテム足りてるかな?
味方を気に掛けることができる人は、『画面の向こう側に人がいる』ということを忘れてない。
これは直接の人間関係でも同じことが言えると思う。
話しかけたときに目を見て返事をしてくれる(する)
忙しそうにしていたら「なにか手伝おうか?」と声をかける(かけてくれる)
意見を押し通すのではなく、「どう思う?」と意見を聞く(聞いてくれる)
目の前にいる人の気持ちを想像できる。
画面の向こうか、目の前にいるかの違いでしかない。
“自分”もだれかにとっての『いい人』かもしれないし、『イヤな人』かもしれない。
あるいは『どっちでもない』かも。
イヤな人よりは、いい人でいたい。
「自分はどんな関わり方をされたときに“うれしい”?」
これが『いい人』へのヒントかもしれない。
でも人によって感じ方が違うから、“全員にとって”のいい人になるのは難しいかも。
だからって、「いい人でいなきゃ」と思う必要もないと思う。
『いい人』になろうとするより、“相手も自分と同じ人間”であることを忘れない。
それくらいでいいんじゃないかと思っている。
『都合のいい人』と『いい人』は違う。
たとえば、頼みごとを断れない人。
相手を優先してるから、一見『いい人』。
でも本当は断りたかったのなら、それは優しさではなく自分を削っているだけ。
頼みごとに対して「ごめん、できない」と言える。
でも、相手の気持ちを想像した上で自分の意思も大切にする。
相手も自分も大切にできる人。
いい人=自分を犠牲にする人ではない。
相手には相手の事情があって、自分には自分の事情がある。
イヤなことは断る。
自分の意見を言う。
それでも、相手を雑に扱わない。
自分も雑に扱わない。
『自分も相手も、ひとりの人間として大切にできる人』
いい人ってもしかすると、そういう人なのかも。
「この人はどう感じてるんだろう?」
そして同じように、
「私はどう感じているんだろう?」
と、自分のことも考えてあげることが大切なんだと思う。
APEXで出会った、たった15分や20分のチームメイト。
5分もしないうちに負けることだってある。
顔も名前も知らないし、もう二度と会わないかもしれない。
それでも私は「この人、めっちゃいい人」と思うことがある。
相手をちゃんと“人”として見ている。
自分のこともちゃんと“人”として扱う。
私は、“一緒に”遊んでくれた人をいい人だと感じる。
▼オンラインの世界で出会う『暴言厨』を掘り下げる
▼『普通の基準』はだれが決めるの?
▼『ホラーの定義』ってなに?
▼対極にいる父と私の『おもしろい』の違い

『他の記事も読んでみてもいいよ』と思ってくだされば、こちらの地図から気になる記事を探してみてくださいね。
いいなと思ったら応援しよう!
うっかりチップをいただけると大喜びです。