【無料】貸金業務取扱主任者 独学ロードマップ|出題の半分は1分野に集中 2026年度
この記事は全文無料です。最後まで課金なしで読めます。まずは「どの分野を、どの順番で、どれくらいの時間をかけてやれば受かるのか」という地図だけ持ち帰ってください。各章の教科書+ドリルと、スマホで解ける問題集アプリは記事の最後にまとめてあります。
はじめに|この試験は「範囲が広い」のではなく「重みが偏っている」
貸金業務取扱主任者は、範囲だけ眺めると絶望的に見えます。貸金業法、利息制限法、出資法、民法、手形法、電子記録債権法、倒産法制、犯罪収益移転防止法、刑法、個人情報保護法、消費者契約法、景品表示法、そして財務・会計。法律初学者が目次を見て最初に折れるタイプの試験です。
ですが、実際の出題はまったく均等ではありません。50問のうち、半分以上が貸金業法まわりの1分野に集中します。ここを知らずに「民法もやらなきゃ」「会計もやらなきゃ」と手を広げると、いちばん出る分野が薄いまま本番を迎えます。独学の失敗パターンは、ほぼこれ1つです。
私がこの資格を取ったきっかけは、消費者向けのローン業務ではありませんでした。企業向けの貸付にも貸金業法が適用される場面があると分かったことです。
金融の実務にいると、貸付は「与信」と「契約」の話として処理されがちです。ところが業法の視点で見ると、そもそも登録が要るのか、書面はいつ何を交付するのか、金利は上限に収まっているのか、取立てはどこからが違法なのか——別のレイヤーのルールが上から効いてきます。ここを知らずに走ると、契約書としては完璧なのに業法違反、ということが起こり得ます。それに気づいて、体系的に押さえておこうと思ったのが出発点でした。
勉強してみて分かったのは、業法をきちんと知っている人が驚くほど少ないということです。民法や会計は勉強している人が多い。でも「貸金業法」となると、金融の現場にいても正確に答えられる人は限られます。だからそのまま差別化になります。会議で「それ、業法的にどうですか」と一言挟めるかどうかで、立ち位置が変わります。
そしてこの知識は、試験が終わってからのほうが効いてきます。上限金利を超えて払った利息はどうなるのか。時効が完成した債権に督促が来たら、何をすればいいのか。保証人になるとき、どこまで背負うことになるのか。 どれも、知っていれば選択肢が増え、知らなければ言われるままになる話です。
貸金業法・利息制限法・民法は、試験のためだけの知識ではありません。お金の貸し借りは誰の生活にも起こり得るので、覚えたことがそのまま生活の判断材料として残ります。私はこれが、この資格をとって一番よかった点だと思っています。
正直に書くと、独学で一番きつかったのは民法でした。貸金業法は業務のイメージがあるので入っていけるのですが、民法は代理・保証・時効・担保と、抽象的な概念が積み上がっていきます。条文を読んでも情景が浮かばない。ここで一度止まりました。
抜けたきっかけは、理解しようとするのをやめて、先に問題を解いたことです。「この場面で誰が何を主張できるか」を問題文の具体例で先に見てから条文に戻ると、急に像を結びました。民法は読んで覚える科目ではなく、事例で覚える科目でした。
もう一つの壁が時間です。平日の夜に机へ向かう体力は、たいてい残っていません。結局、勉強は通勤電車と昼休みの隙間時間に押し込むことになります。ただ隙間時間は分厚いテキストを広げるのには向きません。そこで用意したのが、スマホで一問一答を解ける問題集アプリです。電車で数問、自動採点で回し、間違えた論点だけ後で教科書に戻る。この往復に変えると、机に座れない日でも学習が前に進みます。
伝えたいことは2つです。①分厚いテキストの通読から入らないこと。 全体像 → 問題 → 弱点だけ深掘り、の順番が忙しい社会人には一番速い。②出題の重みどおりに時間を配ること。 「全部やる」ではなく「①を固めてから残りに行く」。これだけで合格はぐっと近づきます。
試験の全体像
まず事実関係を整理します。
実施回数:年1回(例年11月の第3日曜日に実施されています)
出題形式:四肢択一・50問
試験時間:2時間
受験資格:なし(年齢・学歴・実務経験の制限はありません)
合格基準:絶対基準ではなく、その年の難易度によって変動します。 おおむね50問中28〜31問(6割前後)が合格ラインとなる年が多い
出題分野:①法及び関係法令 ②貸付け及び付随取引の法令・実務 ③資金需要者等の保護 ④財務・会計 の4分野
※試験日・出題数・合格基準・受験手続は年度によって変わります。必ず受験年度の公式試験案内で最新情報をご確認ください。 上の内容は近年の実施実績をもとにした目安です。
ここで押さえてほしいのが、合格ラインが「6割固定」ではないという点です。難しい年は28問で通り、易しい年は31問必要になることがあります。つまり「30問取れば安全」ではなく、32〜35問を狙える状態を作って本番に臨むのが正しい設計です。目標を合格ラインちょうどに置くと、当日の1問のブレで落ちます。
出題4分野の重み|①だけで全体のおよそ半分
この試験の攻略は、この表を頭に入れた瞬間にほぼ決まります。数字は日本貸金業協会が公表している 「分野別の出題数の目安」(※2026年度時点)です。
①
・内容:法及び関係法令(貸金業法、利息制限法、出資法など)
・出題数の目安:22〜28問
・全体に占める割合:約44〜56%
・対応する章:第1章・第2章
②
・内容:貸付け及び付随取引の法令・実務(民法、手形・電子記録債権、倒産法制、犯収法、刑事法など)
・出題数の目安:14〜18問
・全体に占める割合:約28〜36%
・対応する章:第3章・第4章
③
・内容:資金需要者等の保護(個人情報保護法、消費者契約法、景表法、ADRなど)
・出題数の目安:4〜6問
・全体に占める割合:約8〜12%
・対応する章:第5章
④
・内容:財務・会計(家計診断、財務諸表)
・出題数の目安:2〜4問
・全体に占める割合:約4〜8%
・対応する章:第6章
・内容:合計
・出題数の目安:50問
・全体に占める割合:100%
・対応する章:
※協会が公表しているのは「◯問ちょうど」ではなく幅のある目安です。分野ごとの出題数は年度によって変動します。必ず受験年度の公式試験案内で最新情報をご確認ください。
①だけで全体のおよそ半分。 22〜28問です。合格ラインがおおむね28〜31問だとすると、①を8割取れれば、それだけで合格ラインの6〜7割に届く計算になります。逆に言えば、①を捨てて他分野だけで合格するのは算数として不可能です。②③④を全部満点にしても最大で28問前後、目安の下限どおりなら20問台前半にしかならず、合格ライン(おおむね28〜31問)に安定して届きません。
ここを固めずに民法へ行くのが、この試験の最大の失敗パターンです。
理由は分かります。法律初学者にとって、貸金業法は「条文の羅列」に見えて退屈で、民法は「教材が世の中に山ほどある」ので取り組みやすい。だから民法の勉強が進んでいるという実感が得やすい。しかし民法は分野②(14〜18問)の一部にすぎず、しかも出題は保証・時効・債権譲渡あたりに固定されています。民法を深追いした時間は、そのままリターンの薄い投資になります。
時間配分の結論
①(第1章・第2章)
・出題比:22〜28問(約半分)
・推奨する学習時間の配分:50〜60%
②(第3章・第4章)
・出題比:14〜18問
・推奨する学習時間の配分:25〜30%
③(第5章)
・出題比:4〜6問
・推奨する学習時間の配分:8〜10%
④(第6章)
・出題比:2〜4問
・推奨する学習時間の配分:5〜10%(減らしすぎない)
出題比とほぼ同じ配分ですが、①はやや上乗せ、④は出題比より上乗せにしてあります。理由は後述します(④はパターンが固定していて、投じた時間がそのまま点になるからです)。
⚠️ ただし、いちばん時間を食うのは第3章(民法)です
配分表だけ見ると、②は25〜30%で足りるように見えます。実際にやると、ここが一番きついです。
理由は3つあります。
他の分野と違って、暗記でどうにもならない。 貸金業法は「登録は3年」「年収の3分の1」と、覚えれば取れる問題が多い。民法は違います。代理・保証・時効・担保が絡み合った場面を渡されて、誰が誰に何を主張できるかを組み立てさせられます。
条文を読んでも情景が浮かばない。 私はここで一度止まりました。「催告の抗弁権」「物上代位」と読んでも、何が起きているのか像を結ばない。
2020年の改正民法が入っている。 保証意思の公正証書、個人根保証の極度額、時効の起算点、法定利率。古い教材や古いブログを読むと、そのまま間違えます。
だから、第3章だけは「早めに始めて、長く回す」でいってください。
第1章・第2章を仕上げてから入るという順番は変えません(民法は面白くて深追いしやすいので、時間的余裕がない状態で入るのが正解です)。ただし入ったあとは、試験日まで手を離さないでください。第4章や第5章に進んだあとも、通勤中に民法の一問一答を回し続ける。これが一番効きます。
そして民法は、読んで覚える分野ではなく、事例で覚える分野です。テキストを読んで分からなかったら、先に問題を解いてください。 「この場面で誰が何を主張できるか」を具体例で見てから条文に戻ると、急に像を結びます。私はこの順番に変えてから前に進みはじめました。
💡 問題集アプリの第3章だけを繰り返し回す使い方を強く勧めます。84問あるので、通勤で2〜3周すると事例のパターンが体に入ります。
章構成と、各章の役割
ロードマップ
・内容:勉強法ロードマップ(この記事・無料)
・対応する出題分野:―
・位置づけ:地図
第1章
・内容:貸金業法①:登録・主任者・業務規制・書面交付
・対応する出題分野:①
・位置づけ:最大の出題量。ここが土台
第2章
・内容:貸金業法②:上限金利・総量規制・過剰貸付防止
・対応する出題分野:①(核心)
・位置づけ:毎年必ず出る。得点源
第3章
・内容:民法①:契約・債権回収・保証・担保
・対応する出題分野:②
・位置づけ:出題は保証・時効・債権譲渡に集中
第4章
・内容:手形・電子記録債権・倒産法制・犯収法・刑事法
・対応する出題分野:②
・位置づけ:幅は広いが1問の深さは浅い
第5章
・内容:資金需要者等の保護:個人情報・消費者契約法・景表法
・対応する出題分野:③
・位置づけ:4〜6問。短時間で取り切れる
第6章
・内容:財務・会計:家計診断と財務諸表
・対応する出題分野:④
・位置づけ:2〜4問だが最もコスパが良い
学習ロードマップ(推奨順)
結論から言うと、番号順(第1章→第2章→第3章→第4章→第5章→第6章)でそのまま進めて問題ありません。 この試験は、後ろの章が前の章を前提にする構造になっているためです。
ただし「均等に進める」のではありません。第1章と第2章に、全体の半分以上の時間を投じてください。
1
・章:第1章 貸金業法①
・目安時間:25時間
・優先度:最高
・この順番にする理由:出題量が最大。登録・主任者・書面・取立て規制という「業法の骨格」。ここが無いと第2章の意味が取れない
2
・章:第2章 貸金業法②
・目安時間:25時間
・優先度:最高
・この順番にする理由:上限金利・総量規制は毎年必ず出る核心。計算問題も含むので、早く着手して長く回す
3
・章:第3章 民法①
・目安時間:15時間
・優先度:高
・この順番にする理由:保証・時効・債権譲渡・担保に絞る。民法全体をやらない
4
・章:第4章 手形・倒産法制ほか
・目安時間:12時間
・優先度:中
・この順番にする理由:幅は広いが浅い。制度の「使いどころ」で区別するだけで取れる
5
・章:第5章 資金需要者等の保護
・目安時間:8時間
・優先度:中
・この順番にする理由:4〜6問。個人情報保護法が中心で、常識で解ける部分も多い
6
・章:第6章 財務・会計
・目安時間:8時間
・優先度:中(実は高コスパ)
・この順番にする理由:2〜4問だがパターンが固定。直前期に仕上げるのが最も効率的
—
・章:総復習(全章シャッフル)
・目安時間:15時間
・優先度:—
・この順番にする理由:直前3週間。正答率が安定するまで反復
合計の目安:約108時間。 1日1時間なら約3.5か月、平日30分+週末3時間なら約4か月です。※学習時間は個人差が大きいので、あくまで目安として使ってください。
なぜ第1章を最初にするのか。 第2章の総量規制や返済能力調査は、第1章で扱う「登録した貸金業者が負う義務」という枠組みの上に乗っています。誰が、どの立場で、何を守らなければいけないのか。この土台がないまま数字(年収の3分の1、20%・18%・15%)だけ覚えると、似た数字が混線して本番で崩れます。
なぜ第2章を2番目に置くのか。 ここがこの試験でいちばん確実に点になる場所だからです。上限金利と総量規制は毎年必ず複数問出ます。しかも問われ方が安定していて、パターン演習がそのまま点に変わります。早く着手して、試験日まで何度も回してください。
なぜ第3章を3番目にするのか。 民法は「面白いので深追いしてしまう」危険な分野です。①を先に仕上げてから入ることで、深追いする時間的余裕がない状態を意図的に作れます。これは制約ではなく、設計です。
なぜ第6章を最後にするのか。 出題は2〜4問と少なく、内容も家計収支・財務諸表という直前期の「もう新しいことを入れたくない」タイミングでも吸収できる性質だからです。貴重な前半の時間を第1章・第2章に集中投下できます。
捨ててはいけない章|第6章は「数問しか出ない」から捨てる、が一番もったいない
多くの独学者が、第6章(財務・会計)を最後に回して、そのまま手をつけずに本番を迎えます。これがいちばんもったいない判断です。
理由は3つあります。
1つ目。合格ラインが1〜2問差の戦いだからです。 合格基準はおおむね28〜31問。つまりこの2〜4問は合否そのものです。「たった数問」ではなく「合否を決める数問」だと考えてください。
2つ目。出題パターンがほぼ固定しています。 家計収支から可処分所得を出す、源泉徴収票の項目を読む、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書のつながりを問う、流動比率や自己資本比率を計算する。毎年似た形で出ます。8時間かければ、この2〜4問のうち大半が安定して取れる状態になります。
3つ目。時間あたりの得点効率が全章で最も高いからです。 第1章は25時間で分野①(22〜28問)の大半を取りに行く章ですが、そこには「どうしても細かくて落とす問題」が含まれます。一方第6章は、8時間でこの2〜4問の大半がほぼ確実に取れる。1時間あたりの得点効率で言えば、第6章が最も良いのです。
同じ理屈で、第5章(4〜6問)も捨ててはいけません。 個人情報保護法の基本、消費者契約法の取消し・無効条項、景表法の表示ルール。ここは法律というより「常識にラベルを貼る」作業に近く、8時間でこの4〜6問の大半が見込めます。
捨てていいものは、この試験にはほぼありません。 削るべきは「章」ではなく「深さ」です。第3章の民法を法学部の講義レベルまで掘るのが無駄なのであって、第5章や第6章に手をつけないのは、単純に点を捨てています。
働きながらやるための、現実的な回し方
社会人受験生の最大の敗因は、「机に向かう時間」を前提に計画を立ててしまうことです。「毎晩2時間」という計画は、たいてい3日で崩れます。
前提を逆にしてください。机には向かえない。それでも進む形を作る。
平日|アウトプット中心(15〜30分×2〜3回)
通勤(行き)
・やること:アプリで前日の復習(苦手だけ解く)
・目安:10〜15問
昼休み
・やること:アプリで新しい章の問題
・目安:10〜20問
通勤(帰り)
・やること:間違えた論点だけ教科書パートを読む
・目安:1〜2論点
ポイントは、平日のノルマを「アプリで20問解く」まで下げておくことです。疲れている日でもこれなら開けます。「今日は教科書を10ページ読む」というノルマは、残業した日に必ず飛びます。
週末|インプット(2〜3時間)
平日に間違えた論点をまとめて教科書パートで読み直し、次の週に進む章を1つ読み込む。週末に新規インプット、平日にアウトプットという役割分担にすると、崩れにくくなります。
3〜4か月の週次スケジュール(例)
試験が11月中旬だとして、8月上旬スタートで16週のモデルです。
第1〜3週
・やること:第1章 貸金業法① 教科書 → ドリル → アプリ50問
・主な狙い:業法の骨格を作る。ここは急がない
第4〜6週
・やること:第2章 貸金業法② 教科書 → ドリル → アプリ50問
・主な狙い:上限金利の計算に慣れる。数字は毎日触る
第7週
・やること:第1章・第2章だけを横断で復習
・主な狙い:①(22〜28問)をここで一度完成させる
第8〜9週
・やること:第3章 民法① 教科書 → ドリル → アプリ50問
・主な狙い:保証・時効・債権譲渡に絞る。深追い禁止
第10〜11週
・やること:第4章 手形・倒産法制ほか 教科書 → ドリル → アプリ50問
・主な狙い:制度の使いどころで区別する
第12週
・やること:第5章 資金需要者等の保護
・主な狙い:短期集中。4〜6問を取りにいく
第13週
・やること:第6章 財務・会計
・主な狙い:計算パターンを固める。2〜4問を確実に
第14〜16週
・やること:直前3週の横断演習(全章シャッフル → 苦手だけ → 2日おき)
・主な狙い:弱点だけに時間を集中投下
※直前期を3週確保する前提です。逆算して、第6章を試験の3週間前までに終わらせるのが目標になります。ここが遅れると横断演習の時間が消えます。
3か月しか取れない場合
第7週の横断復習を1週から3〜4日に圧縮し、第4章と第5章を1週ずつに短縮してください。削ってはいけないのは第1章・第2章の6週間と、直前期の3週間です。この2つを守れば、3か月でも設計は成立します。
直前期(試験3週間前〜)の回し方
この段階では、新しいインプットを増やしません。 学習の性質を切り替えます。
ステップ1:全章シャッフルで1周(3〜4日)
章ごとに解くのをやめて、第1章〜第6章を混ぜてランダムに解きます。章単位で解くと「今は第2章の話だ」という文脈がヒントになり、実力より高い正答率が出ます。本番の問題用紙に章名は書いてありません。シャッフルで解いて初めて、本当の弱点が見えます。
本教材の問題集アプリは全6章合計503問(第1章〜第6章の各章50問ずつ)。まずこれを一巡してください。1日80〜100問、通勤の往復で回せる分量です。
ステップ2:間違えた問題だけを抽出(ここが本番)
1周して間違えた問題・迷った問題だけをリスト化します。ここでやりがちな失敗が「全体をもう1周する」こと。すでに解ける問題を解き直しても、点は1点も増えません。
やるべきは、間違えた問題の"論点"を教科書に戻って読み直すことだけです。答えを覚えるのではなく論点を理解する。だから戻る先は「その問題の解説」ではなく「教科書の該当セクション」です。
ステップ3:弱点リストを2日おきに回す(最後の1週間)
抽出した弱点だけを2日おきに繰り返します。翌日に回すと短期記憶で正解してしまい、リストから消えたのに本番で落とす、ということが起きます。2日空けるのがコツです。
回すたびにリストは短くなり、リストがゼロになったら合格ラインの手応えが出ます。 縮まないまま試験日が近づいたら、出題比の大きい第1章・第2章から優先的に潰してください。
ステップ4:数字と計算の"手"を鈍らせない(毎日)
上限金利(元本の区分ごとの利率)、利息の計算、総量規制の年収3分の1、可処分所得や財務指標の計算。この手の計算は毎日1問でいいので必ず触ってください。 数日空けると本番で手が止まります。通勤時間に1問で十分です。
直前期にやらないこと
新しい教材に手を出す(不安からの浮気は確実に点を下げます)
民法を深掘りする(③④に手をつけていないのに民法を掘るのは、配点の見誤りです)
徹夜(四肢択一50問を2時間集中して読み切る体力のほうが大事)
満員電車でも、スマホで1問
働きながらの独学でいちばん難しいのは、理解することではありません。時間をつくることです。
正直に書くと、私はまとまった勉強時間をつくることに、一度も成功しませんでした。夜は削れないし、土日は家族の時間です。だから途中で考え方を変えました。時間をつくるのをやめて、すでにある細切れの時間に押し込む。
使っていたのは、この4つだけです。
通勤の電車(往復で1時間弱)
昼休みの後半(食べ終わってからの15〜20分)
夜、寝る前の30分(体力が残っていれば)
ちょっとした待ち時間(5分、10分)
ただし、この時間に分厚いテキストは向きません。満員電車で参考書を開き、前回どこまで読んだか探して、5行読んだところで駅に着く。これを繰り返しても何も残りません。最初にこれをやって、失敗しました。
スキマ時間に耐えられるのは、1問解いて、その場で答え合わせができるものだけです。
だから、この教材の問題集はすべてスマホアプリにしました。ダウンロードするPDFではありません。片手で、吊り革につかまったまま解けます。
タップするだけで自動採点。その場で解説が出ます
間違えた問題だけをもう一度回せます
苦手な問題は端末に記録されるので、「苦手だけ解く」ができます
ホーム画面に追加すれば、アプリのように全画面で開きます
途中でやめても次に開いたとき続きから再開できます(1駅ぶんで中断してOK)
🎯 買う前に、8問だけ無料で試せます
実際の画面をそのまま触れる体験版を置きました。登録もダウンロードも不要、リンクを開くだけです。
📲 ホーム画面に置くと、アプリとして開けます
ブラウザで開いたままだと、毎回リンクを探すことになります。ホーム画面に追加すると、アドレスバーが消えて全画面になり、次からはアイコンをタップするだけで開けます。所要10秒です。
iPhone(Safari)
上のリンクを Safari で開く(LINEやXの内蔵ブラウザで開いた場合は、右下などの「Safariで開く」を先に押してください)
画面下の共有ボタン(□から↑が出ているマーク)をタップ
メニューを下にスクロールして 「ホーム画面に追加」
右上の 「追加」
Android(Chrome)
上のリンクを Chrome で開く
右上の ︙(3点メニュー)をタップ
「ホーム画面に追加」(端末によっては「アプリをインストール」)
「追加」→「追加」
追加すると、通勤中にホーム画面から1タップで前回の続きから始められます。オフラインでも一度開いた問題は解けます。
💡 うまくいかないときは、アプリの中にある 「📖 使い方」 を開いてください。画面つきの手順が入っています。
本番アプリと画面も機能もまったく同じで、問題数だけ8問に絞ってあります(本番は全500問超)。まず使い勝手だけ確かめてください。いまスマホで読んでいるなら、そのまま開けます。
教材の使い分け
教材は3層構造です。それぞれ役割が違うので、重複して買う必要はありません。
1. この記事(無料)|地図
勉強の順番と時間配分。迷ったらここに戻ってきてください。
2. 各章の有料note(教科書+ドリル)|理解
第1章〜第6章それぞれに1本ずつ、教科書パート+ドリル(問題+解答解説)をセットにしたnoteを用意しています。各500円で、その章84問(第6章は83問)のスマホ問題集アプリが付属します。読んで理解する層です。
まとめ買い(マガジン)もあります。第1章と第2章だけ単品で買う使い方でも構いません(出題比重を考えると、それが一番コスパは良いです)。
各章のnoteはこちらです。
第1章|貸金業法①:登録・主任者・業務規制・書面交付(最大の出題量) → https://note.com/n_akane0909/n/n6312a3bb725e
第2章|貸金業法②:上限金利・総量規制・過剰貸付防止(毎年必ず出る得点源) → https://note.com/n_akane0909/n/n7a6c0391fb08
第3章|民法①:契約・債権回収・保証・担保(いちばん時間を食う) → https://note.com/n_akane0909/n/n881fd2e481fd
第4章|手形・電子記録債権・倒産法制・犯収法・刑事法 → https://note.com/n_akane0909/n/n29ff183b978f
第5章|資金需要者等の保護:個人情報・消費者契約法・景表法 → https://note.com/n_akane0909/n/nde3158d49441
第6章|財務・会計:家計診断と財務諸表(時間あたりの効率が最も良い) → https://note.com/n_akane0909/n/nfba9c9043164
どれも前半(この章のゴールと導入部分)は無料で読めます。まず第1章か第2章を開いて、書き方が自分に合うかを確かめてからご判断ください。
3. 問題集アプリ|アウトプット
全6章500問超(第1章〜第6章の各章50問)を、スマホで一問一答・自動採点で回せるアプリです。全問に解説がついています。買い切りなので追加課金はありません。
全6章まとめて解けるアプリはこちら → https://note.com/n_akane0909/n/na6c20cf5c752
章の選択・全章シャッフル・苦手だけ解くの3モードで回せるので、直前期の「弱点だけ回す」運用にそのまま使えます。
なお、この全章まとめアプリに入っている500問超は、各章note(各500円)に付属する各50問のアプリと同じ問題です。新問は入っていません。第1章〜第6章をすべてお持ちの方が、問題を新しく手に入れる目的で買う必要はありません(詳細はリンク先の無料パートに書いてあります)。
おすすめの組み合わせ
とにかく最短で受かりたい:全章まとめアプリ + 第1章・第2章のnoteだけ単品購入
法律が初めてで、ゼロから理解したい:まとめ買いマガジン(全章+全章まとめアプリ)
隙間時間しか取れない:全章まとめアプリ中心 + 間違えた論点だけnoteで確認
テキストは持っていて、演習だけ足したい:全章まとめアプリのみ
⚠️ 制度・法令・上限金利や総量規制の数値要件・出題数・合格基準・試験日程などは、改正や年度によって変わることがあります。学習にあたっては必ず受験年度の公式試験案内および最新の法令をご確認ください。 本教材は独学の理解を助ける補助教材であり、合格を保証するものではありません。
まずは第1章「貸金業法①」から始めてください。 ここと第2章で、出題の半分以上が決まります。民法に行きたくなる気持ちを3週間だけ我慢できれば、この試験は独学で十分に届きます。
📗 全部そろえるなら、まとめ買いマガジンが最安です
全6章の記事(各500円)と全6章500問超アプリ(800円)を単品で揃えると 合計3,800円。
まとめ買いマガジンなら 2,480円(約35%オフ) で、収録記事すべてを読めます。
後から記事を追加しても、追加料金なしで読めます(改訂・章の追加も込み)
値上げしても、購入済みの方は据え置きです
→ まとめ買いマガジン(買い切り・2,480円):https://note.com/n_akane0909/m/me30299e19466
(このマガジンをフォローしておくと、章の追加・改訂の通知が届きます)
※この記事は全文無料です。
