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【日本人の意識レベル】アメリカと比較すると高い?※パワーかフォースか

日本人意識レベルがわかる~


「日本人の意識レベルって、高いの?」

日本人は、礼儀正しい。

公共の場では騒がず、列にきちんと並び、落とし物も戻ってきやすい。

災害時でさえ、比較的秩序を保つ。

では、日本人の意識レベルは、アメリカ人より高いのでしょうか?

結論から言えば、日本人の方が一律に意識レベルが高いとは、言えないようにも思えます。

日本とアメリカの決定的な違いは、意識レベルの「平均値」ではなく、その「分布」にある・・

日本は、中間付近に人が集まりやすい社会。

一方のアメリカは、意識レベルが低い人から高い人まで、格差が大きい社会です。

今回は、『パワーかフォースか』の17段階の意識レベルと、メタ認知5階層をもとに、日本人とアメリカ人の違いを考えていきます。

なお、この記事は、日本人とアメリカ人の優劣を決めるためのものではありません。

国民全員に当てはまる話でもなく、文化や社会構造から見た全体的な傾向についての独自考察です。

1.そもそも意識レベルとは?

意識レベルとは、アメリカの精神科医デヴィッド・R・ホーキンズ博士が、著書『パワーか、フォースか』の中で提示した、人間の意識状態を段階的に表したものです。

詳しくは、以下の記事で。

代表的な段階を簡単に紹介すると、以下のようになります。

  • 200未満:恐怖、欲望、怒り、プライドなど

  • 200:勇気

  • 300台:意欲、受容

  • 400:理性

  • 500:愛

  • 600:平和

  • 700以上:悟り

ここで大切なのは、意識レベルは、学歴や収入、社会的地位、知識量を表すものではない!ということ。

高学歴だから、意識レベルが高いとは限りません。

礼儀正しいから、意識レベルが高いとも限りません。

意識レベルとは、その人が・・

「恐れ」「欲望」「怒り」「プライド」「勇気」「理性」「愛」

など、どの意識状態を中心に世界を見ているか?を表したものです。

同じ行動をしていても、その内側にある動機によって、意識状態は変わります

さて、ここから先は、ちょっと耳が・・いや、自我が、痛む話になるかもしれませんが・・

つまり、自我の拒絶反応がでやすい話になりますが・・

是非、『理性的な視点』『客観的な視点』で、読んでみて頂ければと思います。

2.なぜ「日本人の意識レベルは高い」と信じたくなるのか?

日本人の意識レベルを考える前に、まず考えたいことがあります。

それは、「なぜ私たちは、日本人の意識レベルは高いと思いたくなるのか?」ということです。

人間には、自分が所属する集団を、他の集団より高く評価しやすい傾向があります。

心理学では、これを内集団バイアスと呼びます。

たとえば・・

「私は日本人だ」

「日本人は精神性が高い」

「だから、日本人である私も、高い側にいる」

という心理です。

自分自身を直接、「私は特別な人間です」と言うのは、少し抵抗がありますよね。

しかし・・

「日本人は特別だ」

「日本人は魂レベルが高い」

「日本人は世界的に見ても意識が高い」

そういう話なら、受け入れやすくなります。

自分が属する集団を高く評価することで、間接的に自分自身の価値も高く感じられるからです。

まあ、根底にあるのは「自分は特別でありたい」心理・・

「自分は価値がある存在だ」と思いたい本能ですよね。

さらに、人間には、自分にとって都合のよい情報ばかりを集めてしまう、確証バイアスもあります。

たとえば・・

「日本人は災害時にも列を守る」

「日本では落とし物が戻ってくる」

「日本の街は清潔」

「日本人は他人に迷惑をかけない」

こうした話を聞くと、「やっぱり日本人は意識レベルが高い」と思いやすくなります。

しかし、日本社会には、よい面だけではなく・・

  • 強い同調圧力

  • いじめや仲間外れ

  • 世間体への執着

  • 他人への嫉妬

  • 陰での悪口や攻撃

  • 過労を容認する風潮

  • 周囲と違う人を排除する心理

も存在します。

2025年のOECD統計では、日本の自殺率は人口10万人あたり約16人で、OECD平均(約11人)を大きく上回っています。

また、日本のひきこもりは、政府推計で約140万人程です。

日本は、世間体を気にする恥の文化のため・・

表向きは良くするけれど、その裏で、抑圧されたものが、可視化されない部分に出ている側面もある。

こう聞いてみて、どう感じますか?

日本人のよい面だけを見て、国民全体の意識レベルが高いと判断するのは、少し早いかもしれません。

もちろん、日本人の意識レベルが高い可能性を、最初から否定する必要はありません。

ただし、「日本人は、意識レベルが高い」という話は、日本人にとって非常に心地よい情報です。

だからこそ、普段以上に慎重に考える必要があります。

まあ、バイアスにとらわれないようにする必要がある!というわけですね。

3.礼儀正しさと意識レベルは同じではない

日本人は、世界的に見ても礼儀正しく、公共秩序を守る人が多いと言われます。

しかし、「礼儀正しいこと」と、「意識レベルが高いこと」は、必ずしも同じではありません。

たとえば、電車を待つ人が、きちんと列に並んでいるとします。

外から見れば、立派な行動です。

しかし、その人が列に並ぶ理由には、いくつもの可能性があります。

他人への配慮から並んでいるのかもしれません。

公平であるべきだという理性的判断から並んでいるのかもしれません。

一方で・・

「ルールを破ると周囲から白い目で見られる」

「変な人だと思われたくない」

「みんなが並んでいるから、自分も並ぶ」

そういう、恐れや同調圧力によって、並んでいる可能性もあります。

つまり、高い意識レベルによる自主的な行動ではなく・・

他人の目を気にした【他人軸】の行動にすぎない可能性も、あるわけですね。

「変な人と思われたくない」意識レベル100恐怖で、ただ、並んでいるだけかもしれない。

外側から見れば、行動は同じです。

しかし、その人の内側にある動機は違います。

愛や理性からルールを守る人と、恐れや世間体からルールを守る人では、意識状態も異なります。

日本社会は、外面的な秩序を保つ仕組みが非常に強い社会です。

しかし、外面的な秩序が整っているからといって、国民一人ひとりの内面まで、理性や愛を中心に生きているとは限りません。

つまり、「社会秩序が高いこと」と、「国民の意識レベルが高いこと」は、分けて考える必要がある・・

こう聞いてみて、どう感じますでしょうか?

4.日本人とアメリカ人、意識レベルは、どちらが高いのか?

では、こうしたバイアスをいったん外したうえで・・

日本人とアメリカ人を比べると、どちらの意識レベルが高いのでしょうか?

結論としては「日本人の方が高い」とも、「アメリカ人の方が高い」とも、単純には言えないのかもしれません。

なぜなら、日米の決定的な違いは、平均値よりも、意識レベルの分布にあると考えられるからです。

日本は、中間付近に多くの人が集まりやすい社会です。

一方のアメリカは、低い層から高い層まで、ばらつきが大きい社会です。

簡単に言えば、日本は均質化しやすい。

アメリカは格差が広がりやすい。

これは、収入や学歴だけではなく、価値観、精神性、メタ認知能力にも表れます。

5.日本は「中間付近」に集まりやすい社会

日本社会では、幼い頃から・・

「周囲に迷惑をかけない」

「空気を読む」

「感情をそのまま出さない」

「相手の気持ちを考える」

「みんなと協力する」

「集団のルールを守る」

そういうことを求められます。

そのため、腹が立ったからといって、その場で怒鳴り散らす人は、社会的に強く批判されます。

欲しいものがあるからといって、そのまま奪うことも許されません。

自分の感情や欲望をそのまま行動に出さず、周囲に合わせて調整する力が育ちやすい社会です。

これは、日本の大きな長所です。

感情や本能に完全に支配された行動が、表面化しにくいからです。

しかし、日本社会には反対側の作用もあります。

それは、周囲と違う価値観や、高い視点を持つ人まで、中間へ引き戻そうとする作用です。

たとえば・・

「普通はそうしない」

「みんな我慢している」

「変わったことを言わない方がいい」

「そこまで深く考えなくていい」

「空気を乱さないでほしい」

そう言われることがあります。

つまり日本社会は、極端に低い行動を抑える一方で、極端に高い思想や独自性も抑えやすいのです。

その結果、多くの人が、社会的に無難な中間付近へ集まりやすくなります。

日本は、意識レベルの低い人を、社会規範によってある程度引き上げます。

しかし同時に、高い意識や独自の視点を持つ人も、集団の平均へ戻そうとします。

さて、こう聞いてみて、思い当たることは、ないでしょうか?

6.メタ認知5階層で見る日本人の特徴

ここで、メタ認知5階層から、日本人の特徴を見てみます。

心理学『メタ認知』とは、自分を客観視する能力のこと。

このメタ認知能力は、個人差が大きいことが科学的に判明しており・・

メタ認知は、ざっくり次の5段階で、進化していきます。

第1層、メタ認知なし。

第2層、感情メタ認知。感情には気づける。

第3層、思い込みメタ認知。思い込みにも気づける。

第4層、本能的な自我のメタ認知。

第5層、メタメタ認知。

で、こちらのメタ認知階層と、意識レベルは、連動しているんですね。

人間の意識進化とは、メタ認知能力の進化だからですが・・

詳しくは、以下の記事で。

さて、日本人の多くは、第2階層の「感情メタ認知」付近に集まりやすいようです。

たとえば・・

「今、自分は怒っている」

「感情的にならない方がいい」

「この場では少し落ち着こう」

「相手がどう感じるか考えよう」

と、自分の感情から少し距離を取ろうとします。

これは、感情との完全な同一化から、一歩離れた状態です。

しかし、ここには注意点があります。

感情を客観視することと、感情を抑圧することは違います。

日本人の中には・・

「怒ってはいけない」

「迷惑をかけてはいけない」

「周囲に合わせなければならない」

「普通から外れてはいけない」

という思い込みによって、感情を抑えている人も少なくありません。

その場合、表面的には冷静でも、内側では怒りや不満が蓄積しています。

そして、その怒りが・・

陰口、無視、いじめ、SNSでの攻撃、立場の弱い人への圧力・・

そういう形で出ることがあります。

あるいは、感情抑圧の結果、うつ病になったり、アルコールや、SNSの依存症になったり・・

つまり日本人は、第2階層の感情コントロールまでは進みやすい。

しかし・・

「なぜ私は怒ってはいけないと思っているのか」

「なぜ普通から外れるのが怖いのか」

「なぜ周囲の評価にここまで支配されるのか」

という、第3階層の思い込みメタ認知には進みにくい。

日本社会は感情を抑える力を育てます。

しかし、その感情を抑えさせている社会的な思い込みまでは、疑いにくい構造になっているんですね。

第二次世界大戦を、思い出してみてください。

みんなで「戦争すべき」へと、突き進んでいき「いや、ちょっと待て。平和の道はないのか?」

そんなふうに「戦争すべき」の思い込みを、疑える人は、多くなかったようです。

「みんなが、そう言ってるから」「常識だから」で、同調する。

「いや、ちょっと待て。でも、それ、おかしくない?」

自分の頭で考える教育が、家庭でも学校でも、行われにくい・・

だから、メタ認知階層3【思い込みメタ認知】に進みにくい・・

そういう特徴が、日本にはあるのかもしれません。

7.アメリカは意識レベルの格差が大きい

一方、アメリカ社会では・・

「自分らしく生きる」

「自分の意見を主張する」

「個人の自由を守る」

「成功を目指す」

「権利を主張する」

こういったことが重視されます。

これは、低い方向にも、高い方向にも働きます。

低い方向に出ると、感情のまま怒る。

欲望を自由として正当化する。

自分の正しさを強く主張する。

勝ち負けや成功に執着する。

政治、宗教、人種、思想などと強く同一化する。

自分と違う人を敵だとみなす。

そういう形になります。

つまり、感情や本能、自我との同一化が、そのまま表面に出やすいのです。

一方で、個人の自由を重視する文化は、高い方向にも働きます。

社会の常識を疑う。

権威から自立する。

自分の思い込みを探究する。

心理療法や瞑想に取り組む。

既存の価値観を超えた思想を生み出す。

本能や自我の仕組みを深く観察する。

こうした人も生まれやすくなります。

つまりアメリカには、感情や本能と強く同一化した人(メタ認知階層1)も多い一方で、メタ認知階層3や4まで進んでいる人も目立ちます。

日本よりも、下の層と上の層の差が大きい。

アメリカには、怒りや欲望をそのまま行動に出す人がいる。

同時に、自我を深く観察し、何十年も瞑想や精神的探究を続けている人もいる。

この両極端が、同じ社会の中に存在しています。

8.日米の決定的な違いは「平均」ではなく「分布」

ここまでを整理すると、日本とアメリカの違いが見えてきます。

日本は、意識レベルが、中間付近に集まりやすい社会です。

極端に低い行動は、社会規範によって抑制されます。

そのため、治安や秩序は保たれやすい。

しかし、周囲と違う高い視点や独自性も、同調圧力によって抑えられやすい。

一方のアメリカは、低い層から高い層まで、幅広く分布しやすい社会です。

感情や欲望、自我が露骨に表面化する人もいる。

その一方で、社会的常識を超え、自我や本能まで客観視する人も生まれやすい。

一言で表すなら・・

日本は、集団の力によって人を中間へ集める社会。

アメリカは、個人の自由によって人の差を拡大する社会。

という違いです。

日本の同調圧力は、低い衝動を抑える働きをします。

しかし同時に、高い意識を持つ人を、周囲に合わせさせる働きもします。

アメリカの自由は、欲望や自我を増幅することがあります。

しかし同時に、意識進化や自己探究を加速させることもあります。

どちらが絶対的に優れているという話ではありません。

両国には、それぞれ異なる長所と課題があるようです。

9.日本人の意識レベルはアメリカより高いのか?

では、結局、日本人の意識レベルは、アメリカ人より高いのでしょうか?

日本人は、感情を抑え、相手に配慮し、公共秩序を守る点では、アメリカ人より安定して見えるかもしれません。

しかし、安定していることと、意識レベルが高いことは同じではありません。

恐れや同調圧力によって、自分を抑えている可能性もあるからです。

アメリカでは、低い意識状態が露骨に表れやすいため、国全体の意識レベルが低く見えることがあります。

しかしその一方で、思い込み、自我、本能まで客観視する高い階層の人も、日本より目立ちやすい。

そのため、「日本人の方が、意識レベルが高い」というより・・

「日本は意識レベルのばらつきが小さく、アメリカはばらつきが大きい」のかもしれません。

日本は、多くの人が中間付近に集まりやすい。

アメリカは、低い人も高い人も目立ちやすい。

平均値だけを無理に比較するなら、日米に決定的な差はない可能性もあります。

違うのは、平均よりも、意識レベルの格差のようです。

10.本当に見るべきは、国ではなく自分の意識レベル

「日本人は意識レベルが高い」

「アメリカ人は意識レベルが低い」

そのように国単位で優劣を決めた瞬間、私たちは再び、集団との同一化に入ります。

日本人は高いと信じて、安心したい自分。

外国人を低く見て、優越感を得たい自分。

逆に、日本を否定することで、自分は客観的で知的な人間だと思いたい自分。

そうした自分の心まで客観視することが、本当のメタ認知です。

問うべきなのは、「日本とアメリカのどちらが高いのか?」だけではありません。

今の自分は・・

恐れ、欲望、怒り、プライド、勇気、理性、愛・・

どこから世界を見ているのか。

怒ったとき、その怒りと一体化していないか。

周囲に合わせるとき、愛や配慮から合わせているのか。

それとも、嫌われる恐れから合わせているのか。

自分の正しさを主張するとき、本当に理性的に考えているのか。

それとも、傷ついたプライドを守ろうとしているのか。

国全体の意識レベルを知っても、自分自身の意識レベルが上がるわけではありません。

大切なのは、今この瞬間の自分の意識状態に気づくことなのかもしれません。

なお、自分の意識レベルを測定する方法は、以下で。

まとめ

日本人の意識レベルは高いのか?

今回の記事では、その問いを考えてきました。

結論としては、「日本人だから高い」「アメリカ人だから低い」と、国単位で単純に結論づけることは難しいようです。

むしろ、日米の違いは、意識レベルの「平均」よりも「分布」にあるのかもしれません。

そして、もっと大切なのは、日本人全体の意識レベルではなく、「今の自分」が、どの意識状態から世界を見ているのか。

ここに気づけるかどうか・・

幸いなことに、意識レベルも、メタ認知能力も、生まれつき決まるものではありません。

自分の感情に気づく。

自分の思い込みに気づく。

「本当にそうだろうか?」と、自分の常識を疑ってみる。

その小さな積み重ねが、少しずつ意識の視野を広げ、人間的な成長につながっていくようです。

自分の意識レベルは、今日から少しずつ育てていくことができます。

ともに、大人の趣味的に、意識進化・意識レベルの向上を、楽しんでまいりましょう。

意識レベルの上げ方や、意識レベル【完全解説】など、関連記事が以下となります。

また、メタ認知や、メタ認知5階層については、以下の記事が詳しいです。

さて、この記事は、名無き仙人(ななきせんにん)のnoteの記事でした。

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