患者さんに"伝わらない"は、AIで壊せる——薬剤師の実演まとめ【保存版】
はじめましての方へ。薬剤師のRaiです。エンジニアではありません。
私は「医療現場の"伝わらない"をAIで壊す」実演を、noteで50本以上書いてきました。このページは、その中でも読まれた実演シリーズを1本にまとめた保存版です。ここから読み始めてもらえたら、全体が10分でつかめます。
医療は「伝わらない」だらけ
添付文書は正確ですが、患者さんには読めません。検査結果は数字の羅列。外国語の患者さんには言葉の壁。同じ説明でも、80代の方と忙しい40代では伝わる形が違う。
この「正しいのに、伝わらない」を、AIは数秒で"翻訳"できます。ただし、安全に使うには型が要る。それを実演で見せてきたのが「壁シリーズ」です。
4つの壁——実演ダイジェスト
壁① 専門用語の壁
「本剤は肝代謝酵素CYP3A4により代謝され…」→「グレープフルーツジュースはこのお薬の分解をじゃまして、効きすぎる原因に。飲んでいる間は控えてください」
なぜダメか+どうすればいいか、まで補って腑に落ちる形に。
→ 実演を読む:https://note.com/rain_dual_ai/n/n5fad56bc13e5
壁② 言語の壁
「途中で良くなっても飲みきってください」→ "Even if you feel better, keep taking it until it is all finished."
飲みきりも副作用対応も、抜けずにやさしい英語へ。
→ 実演を読む:https://note.com/rain_dual_ai/n/nfbec4d834a7f
壁③ 検査値の壁
「HbA1c 7.8 H」→「過去1〜2ヶ月の血糖の"平均点"のようなもの」
ここの肝は「説明はさせる、判定はさせない」。あなたが大丈夫かどうかを決めるのは、AIではなく主治医です。
→ 実演を読む:https://note.com/rain_dual_ai/n/n5cf7d71e70e0
壁④ 読み手の壁
同じ血圧の薬の説明を、80代の方向け・忙しい40代向け・介護するご家族向けの3パターンに書き分け。トーンは変えても、中身は削らせないのがルール。
→ 実演を読む:https://note.com/rain_dual_ai/n/n88b0b69937a2
(番外編:資料を"対話で読む"AIノート活用 https://note.com/rain_dual_ai/n/n9b14b4725e9a もこの仲間です)
4つの壁、型は1つ
全部の実演で、やっていることは同じでした。
AIに「翻訳」をさせて、人間が「核の指定」と「検品」と「判断」をする。
そして安全のための3原則も、ずっと同じです。
患者さんの個人情報は入れない
AIに判定・診断をさせない
渡す前に、必ず有資格者が確認する
この型と3原則さえ守れば、AIは医療現場の頼れる相棒になります。逆に、ここを外すと危険物になる。シリーズで一番伝えたかったのは、実はこの線引きです。
全部、無料で読めます
実演5本は、こちらのマガジンにまとめてあります。順番に読むと型が身につくはずです。
📚 壁シリーズまとめマガジン(無料)
https://note.com/rain_dual_ai/m/m30e137ca5c75
「そのまま使える道具」が欲しい方へ
シリーズを読んで「自分の現場でもやりたい」と思った方向けに、完全版を用意しました。実演で見せた指示文に加えて、シリーズで扱わなかった6場面(吸入などの手技説明・小児の保護者向け・受診の目安・掲示物・研修クイズ化など)を足したテンプレ10本と、渡す前の検品チェックリスト10項目、NG集5つを1本にまとめています。
🧰 【完全版】患者説明"翻訳"プロンプト集(¥500)
https://note.com/rain_dual_ai/n/ncd912d157a64
型は上の無料シリーズで全部学べます。完全版は「考える時間を買いたい」方だけどうぞ。
おわりに
私の発信の芯は一つです。AIは道具、判断は人間。現場が主役で、AIは脇役。
毎日、医療×AIの実演や現場の話を書いています。ThreadsとXでも発信しているので、気が向いたらのぞいてください。あなたの現場の「伝わらない」が1つ減ったら、それがいちばん嬉しいです。
※実際の患者さんへの説明・服薬指導は、必ず有資格者の確認のうえで行ってください。
