GPT-6 Astraを使ってみた結論。パワポ・記事・研究で「任せるもの」と「任せないもの」が分かれた
こんにちは、れん学長です(2026年9月6日時点)。
先週、私は同じ日に正反対に見えるポストを2つ出しました。
朝は「Astraすごいわ。Fable 5.1を超える感じがする」、夜には「でもnote記事はFable 5.1の方がいいなぁ」です。
AIに任せたものを、結局自分で直している。そんなことが私もよくあって、モデルが賢くなるほど、任せた仕事と自分の手直しの境目が見えにくくなっていました。
そこで、パワポ12枚、note記事、研究の探索的な調査の3つを、GPT-6 Astraと他のモデルに実際に任せて比べました。
この記事では、その3つの結果と、私がたどり着いた「仕事の種類ごとの使い分け表」を書きます。読み終わる頃には、どの仕事をAstraに渡して、どの仕事を別のモデルに残すかを、自分の仕事に当てはめて決められるはずです。

まずは前提と、使い分け表の先出し
結果の再現性に関わるので、条件を先に書いておきます。
実施は2026年9月3日から6日で、GPT-6 Astraは推論設定xhigh、実行環境はCodexです。ローカルにファイルを作り、Mac版のPowerPointを操作できる状態で試しました。
比較相手はClaudeのFable 5.1と、Gemini 3.8 Flashです。
PR案件ではなく、自分の作業として試しています。
GPT-6 Astraがどういうモデルかは、発表初日に公式発表とXの先行事例を整理した記事があるので、そちらを見てもらえると早いです。
https://note.com/renkon40/n/n71c5f4f4dfcb
で、先に結論の表を置いておきます。
パワポや資料づくりは、GPT-6 Astraに直させる前提で任せます。
研究の探索的な調査とHTMLでのまとめは、GPT-6 Astraに任せます。
note記事の執筆は、Fable 5.1に任せます。
理由を3つ、順番に話していきます。
実験1 パワポ12枚:一発では終わらない。でも直させれば手直しゼロ

Astraの公式ページに「手本のスライドを渡すと、同じテイストで作る」という例があったので、私のいつもの解説スライドで試しました。
渡したのは、前に作った手本3枚とテーマです。スキルも画像生成も使っていません。
結果はこうでした。
初稿は約4分で12枚が揃いました。
気になる点があったので「あなたが納得するところまで直して」と頼み、修正は4回。私の手直しは0回でした。
別のオフィスソフトであるLibreOfficeで出したPDFでは合格なのに、PowerPoint本体で開くと「。」だけの行が5枚に残っていました。

左が私の手本、右がAstraが修正4回で仕上げた1枚目です。右のキャラクターは私の手持ち素材を渡したもので、Astraが描いた絵ではありません。
つまり、納品先がPowerPointなら、別のソフトで出したPDFの確認だけでは足りないということなんですね。
じゃあ最初からPowerPoint本体で作らせれば一発で終わるのか。これも試しましたが、一発では終わりませんでした。
句点だけの行は0件になった代わりに、飾り線が文章に重なる別の崩れが出て、使うトークンも同じくらいかかりました。
なので今は、スキルに細かい操作手順を書くより、完成物のデザイン基準だけ書いてAstraに任せる方が筋がいい、と考えています。トークンの消費が気になる方は、まず一発で出させて、細かい崩れは自分で直す方が安上がりです。
修正4回の中身と、時間・費用の表はこちらの記事にまとめています。
https://note.com/renkon40/n/nd9fc664c44f1
実験2 note記事:同じ記録から3モデルに書かせて、Fable 5.1を選んだ

私はnote記事をAIに書かせています。話した内容をもとにするので中身は固まっていて、気にしているのは口調と、変な文章が出てこないことです。
実験1の記録を渡して、Astra、Fable 5.1、Gemini 3.8 Flashの3つに同じ条件で書かせました。互いの記事は見せていません。
Astraは、研究やビジネス向けの硬い文体になります。れん学長の口調を指定したスキルを入れても、そこは矯正しきれませんでした。イントロで「この後を読みたくなる」感じを出すよう指示していたのに、状況説明から始まってしまいます。
Gemini 3.8 Flashは、いちばん自然でワクワク感が出ます。ただ、推測で言っていたことが断定に変わるなど、誇張や断定が混じるところがありました。
Fable 5.1は、ワクワク感は弱いのですが、自然に読めて手直しが少なく、スキルに沿って書いてくれました。
ということで、note記事は今のところFable 5.1です。硬い文章でよければAstraでも十分です。
Gemini 3.8 Flashの「自然だけど言い過ぎる」ところは、前に別の記事でも書いています。
https://note.com/renkon40/n/n1ccb4961f0c6
Fable 5.1に記事を書かせたときの検証はこちらです。
https://note.com/renkon40/n/nec06a4291499
実験3 研究の探索的な調査:Fableにしか任せられなかったことが、Astraでもできた

私は本業が研究者で、答えの分かっていないことを調べていく仕事があります。ここはこれまで、モデルを2つ使い分けていました。
GPT-5.6 Solは、1つの課題を深く掘るのが得意でした。プログラムを細かく検証して繰り返してくれます。
Fableは、私が思いついていなかった観点で調べて、図でまとめて、それをもとに議論できました。広く探索して整理する仕事はFableだけでした。
で、Astraになって、その「広く探索して、図とHTMLで分かりやすくまとめる」ところが、かなりできるようになっていました。
広く探索する力は同じくらいの印象ですが、HTMLでまとめさせたときの読みやすさが違います。Fableは長い文章で返してくるのに対して、Astraは認知的負荷が少ない形で出してくれます。
これは1日研究で使ってみた印象で、同条件の比較はまだしていません。ただ、Fableにしか任せられなかった探索が、Astraでもできるようになった、というのは大きな変化だと感じています。
ここは注意
使用量は多いです。パワポ12枚の実験は累計1,300万トークンを超え、標準のAPI単価で換算すると約18ドル相当でした。GPT-5.6 Solと比べてもトークンの消費は目に見えて増えます。
ベンチマークではAstraの低めの推論設定でもSolの最上位設定を上回るところがあるので、推論設定は低めから始めて調整するのがよさそうです。
実験1と2は、Astraが自分で作って自分で評価している部分があります。独立した評価ではありません。
動画で見たい方へ
記事だけだとイメージしにくい部分、ありますよね。
手本と完成版のスライドを並べて見比べるところ、3モデルの記事を並べて読み比べるところは、画面で見た方が分かりやすいです。
末尾のメンバーシップ案内は、私の声のAIクローンで作りました。作り方はこちらの記事に書いています。
https://note.com/renkon40/n/n80f0dbd7a031
動画はこちら👇️ https://youtu.be/x3rVRGc7T14
まとめ

パワポと資料づくり、研究の探索的な調査はGPT-6 Astra
note記事の執筆はFable 5.1。Gemini 3.8 Flashは温度は出るが誇張に注意
一発で完璧を期待せず、直させるか自分で直すかを先に決めておく
要は、最強のモデルを1つ選んで全部やらせるのをやめて、仕事ごとに任せる相手を変える、ということです。
まずは、あなたの仕事を「資料」「文章」「調べもの」の3つに分けて、それぞれ今どのモデルに頼んでいるかを書き出してみてください。書き出すだけで、次に試す組み合わせが見えてきます。
この記事が参考になったら、いいねやフォローで応援してくれると嬉しいです。次回は、Astraに研究の調査を任せたときの、実際の図とまとめの見え方について書く予定です。
あなたはどの仕事をAstraに、どの仕事を別のモデルに任せていますか。「うちはこの仕事だけはこのモデル」という組み合わせをコメントで教えてもらえると、次の記事のネタになります。
それではまた、れん学長でした!
📢 れん学長のAIツール実験室
メンバーシップでは、この記事では書ききれなかった実験ログや、AI活用の試行錯誤をもう少し踏み込んで共有しています。今回のパワポ12枚の修正4回の中身や、記事のブラインド比較の記録もこちらです。
2026年9月いっぱいは、初月無料で参加できます。価格や参加条件、どんな内容が読めるかは、入口記事にまとめています。
気になっていた方は、この機会にまず内容をのぞいてみてもらえるとうれしいです。
👉 メンバーシップの入口記事をのぞいてみる https://note.com/renkon40/n/nab9c378d2148
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