「みて考えよう!」は映画館だけじゃない~広報サポーターがつくった、それぞれの上映会のかたち~
私たちのアカウント名に使われている「みて考えよう!」というフレーズは、広報サポーター皆でアイデアを出し合って決めたものです。
これには「映画をみて、難民問題をちょっと考えるきっかけにしてほしい」という想いが込められています。
難民映画祭や今回の世界難民の日キャンペーンは、オンラインで気軽に作品を視聴できるのが、大きな特長であり魅力のひとつです。
一方で、「いつでも見られる」と思うと、つい後回しにしてしまうことも・・・。(個人の感想です笑)
「予定を立てて、誰かと一緒に作品を観る」という時間には、オンラインとはまた違った価値があるように感じます。
(実際、先日大井町トラックスで開催された上映会も、早々に満席となりました)
そこで今回は、世界難民の日2026キャンペーンの広報サポーター活動の中から、「みんなで観る」をテーマにした取り組みをご紹介します。
■「もしも わたしが あなただったら」対面イベント
20代の広報サポーターが中心となって企画した、10~20代向けイベントです。
六本木にある、Z世代が運営するコミュニティカフェ「um Cafe and Bar」で開催され、20名以上が参加しました。

プログラムは
・短編映画「ラジオ・ダダーブ」上映
・国連UNHCR協会職員による講演
・交流会
の3本立て
このような対面イベントは昨年秋の難民映画祭でも開催され、とても好評でした。詳しくはこちら ↓

約20分の短編なので観やすいですね

「難民について」分かりやすく解説します

「世界難民の日2026キャンペーン」について解説

気付いたことや感じたことを共有します

見つめ直す機会にもなります
今回は、参加者の皆さんにお土産として、上映作品「ラジオ・ダダーブ」の舞台であるケニアの紅茶をお渡ししました。
「大切な方と一緒にこの紅茶を飲みながら、本日の映画やイベントについて思い返していただきたい」
そんな想いが込められています。

ブレスレットとケニアの紅茶です


実苗さん(左から2番目) 。両サイドは葵さんの同期です
↓ 参加者の皆さんの感想は、こちらに詳しくまとめています。
■社内のコミュニケーションの場として
最近は社員の社会貢献活動を支援する企業も増えています。
広報サポーター・ながしまさんが働く会社では、月に1~2度、社会課題に関する映画鑑賞会を開催。
社員の他、社員の家族や友人、協力企業の方も参加できる、コミュニケーションの場として活用されています。
今回の「バーバリアン狂騒曲」も上映会のラインアップの1つとして、期間中2回の上映会を開催。トータル18名の参加があったそうです。


知る・考えるきっかけが生まれています
上映会後、参加者からは映画そのものだけでなく、「自分ならどう感じるだろう」「地域や文化によって受け止め方は違うのではないか」といった声も多く寄せられました。
・思い込みでボタンの掛け違いが起きてしまうんだと気が付いた
・コミカルに難民問題が描かれていて、とても見やすい映画だった
・この映画の人たちに限らず、どうしてみんな仲良くできないのか。戦争のない平和な世界が良いと思う
・よそ者が受け入れられるのは大変なんだなぁ・・・
・お店の品物を勝手に食べて叱られるシーンなど、文化の違いで発生する問題がリアルに描かれていて良かった
・最後に報いがあって良かった
・もしも私があなただったら、同じ行動をしたい
・わからないことが怖いという感情/差別につながる。まずは関心を持って関わってみたい
・自分の町に難民が来たら受け入れられるのだろうか・・・と考えてしまった
・人種の話でもある気がする。他県の人が引っ越して来ても受け入れられるけど、海外からの受け入れはビックリする
・互いが理解し合えるようなコミュニケーションがあるとイイ
・受け入れ方や受け入れる速度は人によって違う。レストランの女性は、受け入れが早かった。一方で、仕事が奪われると思う人もいる。美味しい料理が作れる人は、割と早く受け入れられるのかもしれない、と思った
・地方だと余計に偏見が強そう。受け入れ側が正しい情報を得ることが大事。情報が無いことが余計な偏見を生む
また、映画自体の感想ではありませんが
・日本の人口程の難民がいるとは衝撃だった
という声もあったそうです。作品をきっかけに、難民問題そのものについて知る機会にもつながりました。
■推し活仲間で集まったプチ上映会
一方で、もっと身近な形の上映会もありました。
「自分も何かイベントっぽいことがやりたい!」と思い、私が企画したもので、呼びかけたのは、UNHCR親善大使・MIYAVIさんのファン仲間です笑
「難民をテーマにした映画と、MIYAVIさんのDVD観ませんかー?」
そんなフランクな呼びかけに、なんと6人も集まってくれました!

カラオケBOXのプロジェクタールームを手配しての開催。
世界難民の日キャンペーンで公開していた「バーバリアン狂騒曲」は、約100分と長めの作品でしたが、画面に向けられた眼差しは真剣です。
終わって感想を聞いてみると
・文化背景が分からないと作品のユーモアを理解するのが難しい
・海外から働き手の受け入れが増えているので、日本でも起きている(起こりそう)な出来事だと思う
・国や人種、環境が違っても、人間模様の根底は案外同じなのだと感じた
などの声が上がりました。
作品のベースとなっている「ウクライナ難民はいいけど、シリア難民には抵抗感がある」という、ヨーロッパならではの感覚が、日本で生活しているといまいちピンとこない様子でした。
「そういった文化的背景に関して、事前レクチャーなどがあるといいのかも・・・」
自分にとってはそんな気づきも。
もちろん、その後はMIYAVIさんのLIVE DVDを観ながらおしゃべりに花が咲きました!


ほぼ全員がグッズTシャツを着ています笑
このように、たくさんの人が集まるイベントもあれば、友人同士で集まる小さな上映会もありました。
でもきっと、規模の大きさは関係ありません。
誰かと一緒に作品を観て、「どう思った?」と少し話してみる。
そんな時間が、社会課題を自分ごととして考えるきっかけにつながるのではないでしょうか。
イベントだけでなく、家族や恋人、友人と自宅で一緒に作品を観ることも、きっと同じ「みて考えよう!」の時間です。
世界難民の日2026キャンペーンは7月31日で終了しましたが、今年もまた秋には難民映画祭が開催されます。
「みて考えよう!」
この言葉が、もっとたくさんの場所で生まれたらうれしいです。
世界難民の日2026キャンペーン『もしもわたしがあなただったら』公式サイトはこちら
↓ チャリティオンライン上映作品「バーバリアン狂騒曲」について知りたい方はこちら
↓UNHCR親善大使・MIYAVIさんの特別ウェビナーのアーカイブはこちら
企画・実施:広報サポーター
高木葵・結城実苗/ながしまるみ/栗原智子
記事まとめ:広報サポーター 栗原智子
