FIREを達成しても働き続ける理由
1. 経済的な自立の先にあった「働く意味の変化」
私は、いわゆるFIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指してきましたが、現在、経済的には自立しているものの、早期リタイアはしていません。なぜ私が働き続けているのか、その理由を正直にお話ししたいと思います。
経済的な基盤を築いたことで、お金のために働くという感覚はなくなりました。働く意味は「生活費を稼ぐ手段」から「自己実現」へと大きく変わったのです。もちろん、仕事ですから、負荷がかかることも、思い通りにならないこともあります。しかし、昔のように日曜日の夜が憂鬱になることはありません。なぜなら、今は本当にやりたいと思える仕事をしているからです。
私は元々投資が好きでした。今、その「好き」を仕事にできていることに、大きな喜びを感じています。また、自分自身がお金に苦労した経験から、少しでも多くの人の「お金の苦労」を減らしたいという思いで情報発信を始めました。これもまた、お金のためではない、新たな活動になっています。
2. 社会とのつながりと幸福感
完全リタイアした後の課題として、「社会との接点の喪失」や「生きがいの欠如」があると感じていました。これは、作家の橘玲氏が『幸福の「資本」論』で提唱している「社会資本」(人間関係のネットワーク)の重要性につながります。
もし家にこもり、誰とも関わらずテレビだけを見て過ごす生活が続いたら、最初は楽かもしれませんが、すぐに飽きてしまうでしょう。人間は社会的な生き物であり、他者との関係や役割を持つことで幸福を感じます。
働くことは、そうした人間関係や社会との接点を維持するための大切な手段です。孤立することなく、常に新しい刺激を受け続けられる。これが、私が働き続ける大きな理由の一つです。
3. 「未来が縮小する」感覚への抵抗
FIREは、一般的に「支出の25年分」の金融資産を基準とします。私はそれを上回る金融資産を持っていますが、リタイアすれば、その資産は少しずつ取り崩されていくことになります。まだ40代の私にとって、資産が減り続ける未来は、なんだか楽しい気分にはなれません。未来が縮小していくように感じてしまうのです。
この先、新たに挑戦したいことや、やりたいことが見つかるかもしれません。その時の選択肢を広げるためにも、今は資産を減らすのではなく、さらに増やし続けたいと考えています。
4. 高年収を「もったいない」と感じる正直な気持ち
私は一般的な高年収のサラリーマンです。あと20年ほど働くとして、仮に今リタイアすれば、単純計算で1億円以上の収入を捨てることになります。これは私の性格かもしれませんが、コツコツとお金を貯めてきた人間としては、正直に言って「もったいない」と感じてしまいます。
5. サイドFIREの心地よさ
かつては猛烈に働いていた時期もありましたが、今は定時出社、定時退社の生活を送っています。晩御飯は自分で作り、子供と一緒に食卓を囲む。昔は叶わなかったこの生活を、今は心から楽しんでいます。
また、経済的な余裕があることで、会社での振る舞いにも変化がありました。以前は立場を考えて言いたいことも言えないことが多かったのですが、今は「自分が正しい」と思ったことは、臆することなく発言できるようになりました。
お金の心配がないからこそ、稼いだ分はより自由に使うことができます。生活費に縛られることなく、自分の成長や、家族との思い出、社会への貢献といった、より豊かなことに使える余裕が生まれたのです。
まとめ
いかがでしょうか。単に「仕事が嫌になったら辞める」というリタイアの概念ではなく、お金に縛られず、本当にやりたいこと、大切なことを追求するために働くという、新しい働き方や生き方を提案できる内容になったかと思います。
あわせて読みたい
▼FIRE後、私が500万円の車を買った話
▼そのFIREを実現した、土台の作り方
▼投資に、期待をしすぎない
【ここから先の話】
ここまで読んでくださったあなたに、正直な告白をします。
私がこの資産を築くまでには、FXで50万円を溶かし、テーマ型投資信託で失敗し、30歳まで投資を始められなかった回り道がありました。その全部を、包み隠さず1つのnoteにまとめました。
『元メガバンカーが資産2億円を築いた全戦略|40歳でサイドFIREを実現した方法』
・20代〜40代の資産推移(具体的な倍率で公開)
・ポートフォリオの詳細とその変遷
・私がやらかした失敗投資のすべて
・家賃・保険・通信費、固定費削減のリアルな数字
・実際に使っている証券会社・商品
きれいごとではなく、「何をして、何をしなかったか」を時系列で全公開しています。ブログやこの無料noteでは書けない、具体的な部分です。
約2万字・2,480円。ランチ2回分ほどで、私が20年かけて得た再現性のある戦略が、そのまま手に入ります。
このnoteでは、「サラリーマンからでも経済的自由を目指せる」方法を、実体験とともに発信しています。
▶︎【シリーズ記事一覧はこちら】
https://note.com/salaryman_fire/n/ncd952bb74f10
FIREや家計管理に関する実践的なノウハウは、
ブログ「お金の自由地図」 でもご紹介しています。ぜひご覧ください。
