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アドバイスを活かして成長する人の習慣

仕事をしていると、ときどき耳の痛いことを言われます。「説明が少し長いですね」「もう少し早く相談してほしかったです」「その進め方だと、周囲が入りにくいかもしれません」。言われた瞬間に「その通りだ」と思えることもあれば、「本当にそうかな」「今回は事情が違うのだけど」と、あまりピンとこないこともあります。

それでも私は、上司や同僚、さらには顧客からもらうアドバイスや指摘は、最高のギフトだと思っています。なぜなら、自分ではなかなか気づけない自分の行動を、他人が教えてくれるからです。

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指摘は、一度聞いただけでは消えていく

ただし、せっかくフィードバックをもらっても、その場で「ありがとうございます」と答えるだけでは、何も変わりません。言われた日だけは気をつけるでしょう。しかし、数日すると忘れてしまい、しばらくするとまた失敗をします。

これは、フィードバックを大切にしていないからではありません。人は日々たくさんの仕事をしており、一度聞いただけの言葉をずっと意識し続けるのは難しいからです。そこで私は、もらった指摘を残して、毎日見返すようにしています。

毎日5分だけ振り返る

やっていることは、とてもシンプルです。一日の終わりに、これまでにもらった指摘を書き留めたものを見返し、その日の自分の行動や言動を振り返ります。「今日はできたこと」「まだできなかったこと」「明日は少し変えてみること」の三つを、数行だけ書きます。

例えば「説明が長い」と言われているなら、「今日の会議では最初に結論を言えた。一方、午後の相談ではまた背景から話してしまった。明日は話す前に結論を一文で考える」と書きます。立派な反省文を書く必要はありません。5分くらいで十分です。

私は忘れないように、毎日リマインドを設定しています。「時間があったら振り返ろう」ではなく、生活の中に最初から振り返る時間を入れてしまいます。そうすると、忙しい日でも数分だけ立ち止まって、自分の行動を確認できるようになります。

すべての指摘を信じる必要もない

もちろん、他人からもらった指摘が、すべて正しいとは限りません。相手が状況を十分に理解していないこともありますし、その人の好みが混ざっていることもあります。ある場面では正しくても、別の場面では当てはまらないこともあります。だから、言われた通りに何でも変える必要はありません。

ただ、最初から「自分には当てはまらない」と捨ててしまうのも、少しもったいないと思っています。まずは受け止めて、少し試してみる。そして結果を見る。何度か試してみて、確かに仕事がうまく進むなら残せばいい。逆に、あまり効果がなかったり、自分の仕事には合わなかったりするなら手放せばいいと思います。

アドバイスは正解というより、自分を改善するための仮説として扱うくらいがちょうどよいのだと思います。

成長するためのループを生活に入れる

この習慣を続けていると、フィードバックをもらう意味が少し変わってきます。指摘を受けて終わりではありません。指摘を残す。毎日見返す。実際に試す。その日の結果を振り返る。そして、明日の行動を少し変える。この小さな循環が毎日回るようになります。

大きく成長しようとすると、「新しいスキルを身につけよう」「もっと難しい仕事に挑戦しよう」と考えがちです。それも大切です。ただ、すでにもらっているフィードバックの中にも、成長の材料はたくさんあります。それを一度聞いて終わりにするのか、何度も使うのかで、数年後にはかなり大きな差になります。

毎日5分、今日の自分を振り返る。それだけで、成長するためのフィードバックループを生活の中に入れることができます。

成長は、特別な機会を待たなくてもいい。毎日の習慣に変えることができます。

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