自分じしんの理解の進め方として納得できることを、重視してほしいって、そんなこと言っていたんじゃ… ええっ! そうだったかしら、先生の言葉として聞いた覚えはないけど、言われみれば聞いたような気もしてくる… これって何だろう… それはね、学生のほうが、ディスカッションの中で言ったことなんだよ! そのとき先生が微笑んで頷いていたはずだから… 連載 超訳プロレゴメナ 334 読書会編 224
第35回読書会(つづき)
須田隆雄:
この22節ですが、カテゴリー表に、まったく触れていませんね。21節の説明だけで十分だってことだったでしょうか?
山際このみ:
カテゴリー表は説明して解るものじゃないんでしょ! 使っていくことでその効果が見えてくるものって、先生も言ってたはずだよ…
桐川夢見:
それは、まだ、わたしは聞いたことないけど… ゼミでは、まだカテゴリーが出てきてないからでしょうね。
前島幸太郎:
たぶんそうだと思います… だけど… それに近いことは、実体や現象を考えるときに行ってたんじゃないでしょうか。
栗林雄太:
第10節だったと思いますが… 書かれてることを憶えていくのでなくて、自分じしんの理解として納得できることを、まず重視してほしいって、そんなこと言っていたんじゃなかったかな?
桐川夢見:
ええっ! そうだったかしら、先生の言葉として聞いた覚えはないけど、言われみれば聞いたような気もしてくる… これって何だろう…
山際このみ:
それはね、学生のほうが、ディスカッションの中で言ったことなんだよ! そのとき先生が… 微笑んで頷いていたはずだから…
桐川夢見:
そうっだった! 実体を把握できない人間が、実体を対象として理解できるのは、現象を介してだって、みんなの意見が一致したとき、そのときたんだと思う…
牧野照邦:
それは、先生の昔からの態度であり姿勢なんですね! 自分の考え方を一方的に押し付けるのが、大嫌いな先生ですからね…
池田幸男:
だから、カテゴリー表についても、覚えるのではなく、思考に重点を置いて活用していくことを、望んでいるのだと思いますね!
須田隆雄:
でもそれって、荒川先生の考え方なんでしょう… カントまでそうと言えるのでしょうか?
曽根康夫:
それって、須田君一流の問題提起ですね! 須田君だって、十分に解っていることを、議題にあげて、全員の意思統一を図りたいんだって、ぼくは考えているけど?
前島幸太郎:
ぼくは、その進め方で、構わないと思う! 須田君の考えを強制するわけじゃないのだから…
