「コペルニクス的転回」を裏づける、現象や仮象って言葉が、まとまって出てくるのは、13節の後半だったはずだけど… でも、池田さん、答えを言っちまってるよ… わたしは仄めかすだけでいいって思ってたんだけどね… 連載 超訳プロレゴメナ 203 読書会編 140
第17回目の読書会
デイスカション(承前)
曽根康夫:
その「ある方法」が、ぼく個人として実感できたのは、13節に入ってだったから、かなり先になりますよ。
栗林雄太:
そうなんですね、ぼくは、一年遅れてゼミ参加したから、そこをゼミではディスカションしてませんが、でもそれが何であるかは、プロゴメナを読んでいるだけで、理解ができたような気がしています。
桐川夢見:
もしかしたら、それが「コペルニクス的転回」なんじゃありませんか。
須田隆雄:
あいかわらず、桐川さんは鋭いですね。
山際このみ:
だって、ディスカションの冒頭から、曽根君が「コペルニクス的転回」の予告って… 言ってたんだ、ものね!
前島幸太郎:
でも、13節が読書会にの対象になるのは、早くても三ヵ月くらい先になるんじゃないのかな?
池田幸男:
それに、13節って、ほかの短い節と比較したら、10倍くらいあるんじゃないのかな? それに、「コペルニクス的転回」を裏づける、現象や仮象って言葉が、まとまって出てくるのは、13節の後半だったはずだけど…
山際このみ:
でも、池田さん、答えを言っちまってるよ… わたしは仄めかすだけでいいって思ってたんだけどね…
前島幸太郎:
でもカントって用意周到ですね、こんなところで「コペルニクス的転回」の予告をしてたんですね。ぼくはすっかり忘れていたけれど…
栗林雄太:
だから形而上学を学んでいくのには、読みっぱなしではいけないって言うことなんでしょう。再読で行間が読めるってことじゃないですか…
桐川夢見:
前島さんは、忘れてったと、言ったけど、いま行間を読んでるんじゃありません? その姿勢、わたしは素敵なことだって思ってるけど…
須田隆雄:
やっぱり、先生の助手として、完璧になるのは前島君より、桐川さんのほう先なんじゃないのかな…
山際このみが、呆れた顔で、須田君を見つめていた…
