一つの認識を科学として定めることを望むときは… その認識の特有な箇所を正確に決定することが必要… 超訳 プロレゴメナ 105 本編16
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すべての形而上学の認識の特徴
第一節 形而上学はどこから生まれたのか
一つの認識を科学として定めることを望むときは、まずその認識が、他のものが表している認識とは異なる箇所、つまりその認識の特有な箇所を正確に決定することが必要だ。
そうでなければ、多くの科学の間で認識の混乱が生まれて、どの一つの科学も徹底的に扱うことは、できなくなってしまうだろう。
どの科学でも次に掲げる三点でその特徴が示される。
対象の相違
認識の源泉
認識の種類
これが基本となって、科学の可能性と領域の考え方が決まる。
編集者付記:
プロローグ編18でも触れたが、上記はプロレゴメナの初読者には唐突感が免れないだろう。科学一般として考えれば、その確立のためにはとうぜんの基本認識だが、それは科学確立のための試行作業に取り組まなければ自分のものにはならない認識でもある。
これについては、後述の読書会ディスカションで具体例に触れて、初読者のイメージを喚起させたいと考えている。
