「7+5」を分析しても「12」には、たどり着かない… それは「7」に「1」を5回だけ加えていく作業の結果と観なければならない… 連載 超訳プロレゴメナ 150 読書会編108
超訳プロレゴメナ読書会 第十回から
ディスカション(承前)
曽根康夫:
経験からは得られない総合判断が、ここから明確に数学的判断として書かれています。
池田幸男:
冒頭に下記が観えますからね。
正しい数学的判断のすべてがア・プリオリによる判断で、経験からは得られない…
前島幸太郎:
そして「純粋な数学に限定して話を進めていく」として、『純粋理性批判』でも用いられた具体的な和の式が示されることになることになります。
桐川夢見:
ここに確かに具体的な数字が書かれているけど、その数字にこだわる必要はないのですね!
栗林雄太:
2つの数の和が新しい数になる、そんな考えでいいんでしょうか?
須田隆雄:
そのとおりだね、「7+5=12」じゃあなくって「7534+5023=12557」でも、いいってことだね!
山際このみ:
そんな数を挙げられたら、検討する前に、それが正しいか、検算しなければならないじゃない!
前島幸太郎:
話の筋道として直感で、命題を理解できるものを上げたわけで、「7+5=12」が3つの数でできているってことが大事なことだと捉えるべきでしょう。そして「7+5」を分析しても「12」には、たどり着かないって考えなければならないと思います。
池田幸男:
和を算出する行為は 分析ではなく、 直観で捉えるものだからですね。
須田隆雄:
ここには公理もありません! それは「7」に「1」を5回だけ加えていく作業の結果と観なければならないのでしょう。
栗林雄太:
インクリメント作業を5回繰り返すってことですね。だから、これは公理ではなくて数式ってことなんですね?
曽根康夫:
ある数Nに1を加えると、Nが変化する… こう観るべきものなのでしょう。
荒川先生が、近くにあったホワイトボードに、こんなことを書いていた。
N=N+1、N←N+1
