カントは現代数学に近い考え方を持っていた… 連載 超訳プロレゴメナ 186 読書会編128
超訳プロレゴメナ読書会 第十四回から
ディスカション(承前)
須田隆雄:
純粋数学とか純粋自然科学って言葉が登場してるけど、ここでの純粋とは、応用的なものは含まれないって考えればいいのでしょうね?
池田幸男:
それでいいと思います。『純粋理性批判』の純粋と同じものと観るべきでしょうね。
曽根康夫:
『純粋理性批判』のドイツ語の題名が、"Kritik der reinen Vernunft" であり、このなかのreinenが同等の意味で純粋を指していると、みればいいでしょう。
栗林雄太:
純粋数学が"reine Mathematik"で、
純粋自然科学が"reine Naturwissenschaft" って
なってますね。
この"reine"を、少し調べてみたら、「純粋」のほかに「混じりけない」って言葉も見つかりました。
桐川夢見:
純粋数学をキーワードにして検索すると、「群・環・体」って言葉がでてくるんだけど、これって集合論と関係があるものでしょうか?
曽根康夫:
それは、現代数学の一分野の「代数構造」で語られるものですが、まさしく集合の概念を基礎にして、発展しているものですね。
山際このみ:
そうなんだ! やっぱりカントは現代数学に近い考え方を持っていたんだね…
