資産運用を始めたきっかけ|29歳まで投資に興味がなかった僕の話
2017年、29歳だった僕は、投資にはまったく興味がなく、
「お金は銀行に貯金しておけば安心」
と本気で思っていました。
そんな僕ですが、2017年に資産運用を始め、気づけば9年間継続。
現在の評価益は850万円を超えています。
でも、投資を知ってすぐに始められたわけではありません。
興味を持ってから、実際にお金を投資するまで半年間何もできませんでした。
それも今思えば当然かもしれません。
当時の僕は独身の一人暮らし。
彼女はいましたが、まだ結婚を考えるタイミングではなかった。
お金について向き合うような大きなライフイベントがなかったのです。
この記事では、そんな僕がどうやって最初の一歩を踏み出したのかを思い出しながら書いてみようと思います。
結論から言うと、僕の背中を最後に押したのは、
「お金を増やしたい」
という気持ちではありませんでした。
「なんだか悔しい」
という今思えば少し変な感情です。笑
でも、その感情が僕の資産運用の始まりでした。
資産運用という世界を知った日
僕が資産運用に興味を持ったきっかけは、
『金持ち父さん 貧乏父さん』
という本を読んでからでした。
この本は当時仲の良かった友人に紹介してもらったのですが、少し複雑な経緯があります。
実はその友人、後から分かったのですがマルチ商法の会員でした。
その友人とは色々あって苦い思い出にもなっているのですが…
その辺はこちらの記事に詳しく書いています。↓
もちろん僕はマルチ商法には入会していません。
ですが、本に罪はないです。
内容はとても素晴らしいもので、この本を読んで初めて
「資産運用、やっておいた方がいいかも」
と思うようになりました。
半年間行動に移せなかった
とはいえ、すぐに資産運用を始めたわけではありません。
興味は持ったけど
「…資産運用って何をすればいいんだろう」
というところで止まってしまいました。
結局、半年間何もしませんでした。
でも、半年経ったある日、
ふと会社からの給与が振り込まれる銀行口座の残高を見て
「これ、このまま銀行に預けっぱなしでいいのかな…」
とぼんやり思いました。
社会人になってからも実家暮らし期間があったので、ある程度貯金は貯まっていました。
記憶は曖昧ですが、確か700~800万円くらい残高があったと思います。
「もうこれは余剰資金あるってことで良いよね…?」
「今動かないと一生動けない気がする…!」
そう思って重い腰を上げました。
今の僕からこの時の僕へ声をかけるとしたら、
「ここで行動に移してくれてありがとう!」
と言ってあげたいです。笑
とりあえず本屋へ・・・
平日の夜。
会社帰りのスーツ姿のまま、初めて本屋の資産運用コーナーへ向かいました。
今まで一度も立ち止まったことがない棚でした。
「株式投資…それは聞いたことある。」
「投資信託?"信託"の部分が怪しいな。」
「ETF?NISA?何それ?」
当時の僕はそんなレベルの感想でした。
そんな中1冊の本を見つけました。
山崎元さんの
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』
という本です。
この本に登場するのは、
「貯金500万円くらいあるけど、安全にお金を増やしたいッス…」
という人物。
「あ、今の俺じゃん。」
そんな気持ちで少し立ち読みしてみて、内容も分かりやすそうだったので購入してみました。
ちなみに最近、この本を久しぶりに読み返しました。
すると、当時は気にも留めなかった「個人向け国債」が気になり、人生で初めて10万円買ってみました。
そのときの話はこちらに書いています。↓
悔しさの正体
本を読み進めていくと、ふむふむ、投資ってギャンブルとは違うんだな。
ということが少しずつ理解できるようになりました。
具体的にどこの証券会社で口座を作ればいいのか。
どの商品を買えばいいのか。
そういったことも具体的に載っていて
「これなら自分にもできそう」
と思ったことを覚えています。
でも、この本を読んで一番印象に残ったのは、投資信託の説明でも、証券会社の選び方でもありませんでした。
一番印象に残ったのは、
「銀行は顧客から預かったお金を
運用・貸し出して収益を上げている。」
という内容です。
今思えば当たり前のことです。
でも当時の僕には、なぜかそれがすごく刺さったんですよね。
「銀行が、俺のお金を使って儲けている…?」
「俺のお金なのに…?」
銀行は何も悪くありません。笑
ただ、
「自分のお金なんだから、銀行じゃなくて自分が運用すればいいじゃん」
「なんでそれを今までやってこなかったんだ俺は…」
と初めて思ったんです。
これが冒頭でお話した
「なんだか悔しい」
という感情です。
そう思ったことが、投資を始める最後のひと押しになりました。
初めて50万円を投資した
本を読み終えた僕は、実際に証券口座を開設しました。
そして、最初に買った投資信託商品は
「ニッセイ外国株式インデックスファンド」
だったのを覚えています。
山崎元さんの本でおすすめされたから、という単純な理由です。笑
最初は50万円を一括で投資しました。
今なら普通に買付ボタンを押せます。
でも、初めて投資するときはやっぱり少し怖かったです。
「本当に50万円入れて大丈夫なのか…?」
そんなことを考えながら、購入ボタンを押しました。
一度自分のお金を投資すると、不思議なもので、それまで興味のなかった経済や株式市場についても気にするようになりました。
この50万円が、僕の投資人生の始まりでした。
「悔しい」から始まって9年
あの日から9年。
個別株にも手を出しました。
コロナショックも経験しました。
家を買って、金融資産が大きく減った年もありました。
転職して、投資に回せる金額が増えた時期もありました。
それでも投資自体はやめず、現在も毎月積み立てを続けています。
そして今は、インデックス投資を中心としたかなりシンプルな資産運用に落ち着きました。
振り返ってみると、僕が投資を始めたきっかけは、
「お金を増やしたい」
というよりも、
「自分のお金で銀行が儲けてるのが、なんか悔しい。」
そんな気持ちでした。
もし、あの日、重い腰を上げて本屋に入らなければ…
今でも、
「お金は銀行に貯金しておけば安心」
と思いながら過ごしていたかもしれません。
1,700円で買った一冊の本を読んで行動してみたら、今では850万円以上の利益を抱えることになりました。
今振り返ると、あの日、
会社帰りに本屋へ向かったことが、僕の人生を大きく変える一歩だったんだと思います。
29歳の僕は、当時そんなこと思ってもみませんでした。
ちなみに、あの日から9年間投資を続けた結果、30歳で約1,072万円だった金融資産は、38歳で約3,388万円になりました。
もちろん、これは投資の利益だけで増えたわけではありません。
結婚、住宅購入、子どもの誕生、転職など、色々な出来事を経験しながら資産も増減していきました。
その9年間の資産推移はこちらの記事で公開しています。↓
