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【滋賀県高島市】「離したらあかん!」びわ湖こどもの国で4歳児と湖水浴したら、妻の一言が最後まで効いてた

朝9時、びわ湖こどもの国の駐車場に車を停めて、思わず声が出た。

がらっがらやん。

空はきれいに晴れてて、まだ空気に熱がこもってない。数えるほどしか車が停まってない駐車場を見ながら、やっぱり朝一で来て正解やったなと思った。大津の家を出たのが8時前。1時間ちょっとのドライブで、この空き具合。

この日は妻が別行動で、俺と4歳の息子の2人。荷物を積んだキャリーを引きながら、湖のほうへ向かった。

——で、その30分後。息子は水に入らんかった。

「びびりやなー」と思ってた1時間

浜に着いて、水着に着替えさせて、いざ湖へ、というところで息子が止まった。

「こわい」

足首が浸かるかどうかのライン。そこから数十センチ、一歩も前に出ようとしない。

正直に書くと、そのとき俺が思ってたのは「びびりやなー。早く水に慣れてほしいわ」やった。せっかく1時間かけて来て、しかも朝一の一番いい時間帯を確保したのに、と。人に見せる用の心境じゃないけど、これが本音。

とりあえず俺が先に湖に入って、腰まで浸かった状態で「おいでー」と呼び続けた。引っ張ることはせんかった。というより、引っ張って泣かれたら詰むのが目に見えてたので、呼ぶ以外にやることがなかった、が正しい。

湖水浴場のエリアは、子連れの家族しか入れないようになっている。周りを見ると、どこの家も似たような感じで浮き輪を持って、似たような速度で水に慣れていってる。焦ってたのはたぶん俺だけやった。

「離したらあかん!!」

小一時間くらい経った頃やろうか。

気づいたら息子は、座って乗るタイプの浮き輪にまたがって、湖の上をぷかぷかしてた。あの「こわい」はどこ行ってん、と。ぷかぷかできてるなーと眺めてたら、こっちを見て真剣な顔でこう言った。

「離したらあかん!!」

——これ、前日に妻が言うたやつやった。

「ととから離れたらあかんで」

出発の前日、妻が息子に言い聞かせてた一言。それをこいつは湖の上で忠実に守っていて、俺が浮き輪から一瞬でも手を離すと本気で怒ってくる。妻は現地におらんのに、言葉だけが一日中、息子にくっついてた。

笑った。怖がってたのも、怒ってるのも、全部あの一言を守ろうとしてただけかもしれん。

ちなみに面白かったのが、同じ浮き輪でも「丸い輪っかに体を入れて浮くタイプ」は最後まで拒否したこと。座るのはOKで、囲まれるのはNG。この子の中には明確な線引きがあるらしい。次に浮き輪を買うなら、座れるタイプ一択やなと学んだ。

びわ湖こどもの国、実際の設備と金の話

ここからは実用情報。

入園は無料。湖水浴場も無料。かかったのは駐車場の500円だけ。 これはかなり強い。

湖水浴場の営業は例年6月下旬から9月中旬まで、10時から16時まで。更衣室とトイレがあって、トイレはきれいやった(更衣室は使ってないので中は不明)。

一番大事なのが、無料エリアと有料エリアの違い。

  • 無料エリア:日陰がまったくない。 テントは張れるけど、木陰ゼロ

  • 有料エリア:松林になってて日陰がある。BBQも可能

夏に一日いるなら、この差はかなりデカい。うちはポップアップテントを持ち込んで無料エリアで過ごしたけど、日陰の有無で快適さが変わるのは間違いない。

駐車場から水辺までは、そこそこ距離がある。 しかも段差を越える必要があるので、キャリーで運ぶときはそこで手間取る。それでもキャリーなしは無理。

水深と足元。 すぐ近くにブイが張ってあって、そのあたりで大人の顔が出るくらいの深さ。遠浅で急に落ちる感じはない。ただし足元は砂と砂利が混ざってるので、素足はしんどい。サンダルかマリンシューズは持っていったほうがいい。

9時着から13時撤収までの流れ

  • 9:00 到着。速攻で準備して湖へ

  • 〜10:00 1時間ほど泳いだり浮いたり。前半は例の「こわい」タイム

  • 休憩しておやつ

  • 中盤 泳ぐより、水際ギリギリを歩いて散策。息子はこれも楽しんでた

  • またおやつ

  • また泳ぐ

  • 休憩して片付け

  • 13:00 撤収

書き出して気づいたけど、昼メシを食った記憶がない。 たぶんおやつばっかり食ってて、まともに食べてない。そういう日もある。

アスレチック遊具も園内にあるけど、昼前は暑すぎて誰も使ってなかった。 水辺以外で遊ぶなら、時間帯を選ぶ必要がありそう。

混雑:13時には7割、しかも暑い

到着した9時は数台。それが帰る13時には駐車場が7割埋まってた。

しかも昼前になると気温がしんどい。混みはじめる時間と、暑さがきつくなる時間が完全に重なってる。だから結論はシンプルで、朝一が最高。混雑を避けられて、涼しくて、しかも駐車場を探さんでいい。夏休みシーズンに行くなら、9時着でも遅いくらいかもしれん。

持ち物:正解と、次への反省

持っていって助かったもの

  • キャリー(必須) テント、クーラーボックス、着替え。荷物は容赦なく増える。段差で苦労してもなお必須

  • ポップアップテント 無料エリアは日陰がないので、これがないと逃げ場がない

  • クーラーボックスいっぱいの飲み物 「多いかな」と思う量を入れていったのに、帰る頃にはほぼ空

持っていけばよかったもの

  • マリンシューズかサンダル 砂利があるので、これは次回必ず持っていく

  • 魚とり用の網とケース ……と書きたいところやけど、正直に言うと俺は魚を一匹も見つけられんかった。 他の家族は見つけてたらしい。網以前の問題かもしれん

  • 砂遊び用のおもちゃ 水を怖がってた序盤の1時間、これがあれば場が持った

  • 大人用のゴーグル これが最大の心残り。あの透明度なら、水中を覗いたらもっと遊べたはず

言いたいこと:琵琶湖、ちゃんときれいやし、ベタつかん


滋賀に住んでてもあんまり言われへんことを書いておく。

琵琶湖はベタつかん。 海から上がったあとのあの独特の塩のべたつきがない。上がってサッと流したら、それでさっぱり終わり。子連れで一番めんどくさい「帰りの支度」が、海より確実にラク。

そして湖北はきれい。 足元がちゃんと見えるくらいには澄んでる。琵琶湖に対してぼんやりした先入観を持ってる人がいるなら、一回北まで来てから言ってほしい。

海もいい。海はいいけど、琵琶湖もいい。 しかも人が多すぎない。この「多すぎない」がでかくて、子連れで場所取りに消耗せんで済む。

よくある疑問

Q. 琵琶湖って泳いで大丈夫なん? 湖北エリアは水が澄んでて、足元の砂や砂利が見えるレベル。監視のためのブイも張ってある。

Q. 何歳から行ける? 4歳児が浮き輪でぷかぷかできた。遠浅で急に深くならないので、水に慣れる過程を子のペースでやれる場所。

Q. お金はいくらかかる? 駐車場500円のみ。入園も湖水浴も無料。日陰とBBQが欲しければ有料エリアの利用料が別途必要。

Q. 最低限これだけは、という持ち物は? キャリー、日除け(テント)、飲み物、足を守るシューズ。この4つ。

ちなみにキャリーはこういうタイプです。段差を越えるので、タイヤが大きいほうがラクです。


Q. 何時に行くべき? 朝一。開場時間に着く前提で動いたほうがいい。

Q. 無料エリアに日陰はある?無料エリアは日陰がまったくない。テントは張れるが木陰はゼロ。日陰が欲しいなら、松林になっている有料エリアを使うことになる。

Q. 無料エリアと有料エリアは何が違う?一番の違いは日陰。有料エリアは松林で日陰があり、BBQもできる。無料エリアは日除けを自分で持ち込む前提。

Q. 足元は砂?裸足で歩ける?砂と砂利が混ざっているので、裸足はしんどい。サンダルかマリンシューズを持っていったほうがいい。

マリンシューズはこういうやつ。次は絶対に持っていきます。

Q. 駐車場から浜まで遠い?そこそこ距離がある。しかも段差を越える必要があるので、キャリーで荷物を運ぶときに手間取る。それでもキャリーなしは無理。

Q. 水深はどれくらい?急に深くなる?すぐ近くにブイが張ってあり、そのあたりで大人の顔が出るくらいの深さ。遠浅で、急に落ちる感じはない。

Q. 更衣室やトイレはある?どちらもある。トイレはきれいだった(更衣室は使っていないので中は不明)。

Q. 海と比べてどう?琵琶湖はベタつかない。上がってサッと流せば終わりなので、帰りの支度が海より確実にラク。

最後に

浮き輪の上で「離したらあかん!」と怒ってた息子に、帰りの車で「楽しかった?」と聞いたら、

「楽しかったー」

と即答やった。1時間かけて水を怖がってたやつと同じ人物とは思えん返事やけど、まあ、そういうもんなんやろう。

その場にいなかった妻の一言が、息子の中で一日中生きてたのも、なんかよかった。

駐車場500円で、この体験ができる。 海に行くほどの気合いも荷物もいらん。子どもが水を怖がっても、逃げ場も休憩場所もある。

もし「うちの子、水こわがるしなあ」と思って迷ってるなら、朝9時に、びわ湖こどもの国へ行ってみてほしい。 駐車場はたぶん、がらがらです。


息子と行った、他の場所の話

同じ高島市安曇川町で、3月にキャンプした話

この1ヶ月前、福井で大砲に取り憑かれてた日

この1週間後、暑さから逃げて屋内プールへ行った日

6か所の費用を全部まとめました


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