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『性格は顔に出る』って本当?|ばあちゃんが教えてくれたこと

「性格は顔に出るよ。無愛想な顔をすんじゃないよ。」

子どもの頃、父方のばあちゃんによく言われた。

(顔を見ただけで性格が分かるわけないじゃん。)

当時の私は、ばあちゃんの小言をムーディ勝山のごとく右から左へ受け流していた。

けれど大人になって、「人相」という言葉を知った。

あの日の小言は、本当にただの小言だったのだろうか。

ふと浮かんだ疑問を辿っていくうちに、ばあちゃんが伝えたかったことを少しずつ理解するようになった。

天国のばあちゃんズ、大好きなホラ吹きじいちゃん。

孫は今になって、昔の言葉からたくさんのことを学んでいるよ。

本当に、ありがとね。


眉間に皺を寄せやすい子だった

小学校に入学してから徐々に視力が低下した。
メガネはなんだか恥ずかしくて、できる限り裸眼で過ごした。

もちろん、あまりよく見えないから目を細める。
ついでに眉間に皺が寄る。

会話中も、別に不機嫌なわけじゃない。
自然と寄ってしまう癖がついただけのこと。

でも、周囲はそう思わない。

「目つきが悪い。」
「怒ってるの?」

そう言われることが増えていった。

ある日、いつものように裸眼でテレビを観ていた。
少し距離のあるテレビ画面を必死に見る私にばあちゃんが言ったんだ。

「眉間に皺を寄せないの!」

なんで怒られているのか分からなくて、なんでよと聞き返した。

そしたら、ばあちゃんはこう言った。

「大人になったときに、眉間に皺が寄るようになる。顔つきには、性格が出るんだよ。」

そんなわけあるかいな。

内心笑った私は大して気にしなかった。
だって、もし本当なら顔を見ればある程度分かるってことだと思ったから。

「はいはい。いつもの小言ね。」

生意気だった私は、ばあちゃんのありがたい言葉を受け流して、再びテレビ画面に食らいついた。

『エンタの神様』にですよ。が出てたから、ちゃんと観たかったのだ。

『人相』という言葉に出会った

そんなこんなで、ばあちゃんの言葉をすっかり忘れてハタチを迎えた。

身なりを気にするようになってから、眉間に皺を寄せることを極力控えたおかげで、アラサーの今でも眉間は綺麗だ。

しかし、いくら歳を重ねても「顔を見れば性格がうんぬん。」の意味は理解できていなかった。

そんな私が「言いたかったことはこれなんだ。」と分かるようになったのは人相という言葉に出会ったときだ。

人相とは、人の顔つきや容貌を表す言葉で、顔立ちから運命や吉凶を占う意味でも使われるらしい。

同時に、こんな言葉をネット上で見かけるようにもなった。

「性格や生活は、表情や振る舞いに表れる」

それをきっかけに、ばあちゃんの言葉が少しずつ身に染みるようになった。

生まれつきの顔立ちだけで、その人の性格を決めつけられないことは分かっている。

ただ、長年繰り返してきた表情や所作は、少しずつその人の雰囲気をつくっていくのかもしれない。

ばあちゃんが気にしていたのは、私の顔立ちではなく、眉間に皺を寄せるという「習慣」だったのではないだろうか。

そう考えたとき、ばあちゃんが言っていた「意味」を初めて理解できた気がした。


ばあちゃんが教えてくれたこと

父方の祖父母とは一緒に暮らしていたこともあり、いろんなことを教えてもらった。

家事や炊事を、自分でできるようになる大切さ

家族であっても挨拶をする重要さ。

足で扉を閉めない、足音を立てない、癇癪を起こす前に考える。

書いているのが恥ずかしいくらい出来の悪い子どもだったな、私。

ばあちゃんの言葉には、いつも「女なのに」「女だから」「女として」っていう言葉付きだった。

当時はすごく嫌で、出来の良い兄と比べられるのも腹が立って仕方がなかった。

それでも、今思い返せば「誰よりも根気強く叱ってくれた大人」だった。

怒られているうちが華
無関心になられたら終わり

そんな言葉も口うるさく言われたな。

なんか、涙が出そうになる。
ばあちゃんにはもう会えないから、余計かも。

正直、綺麗な思い出は少ない。
人間性まで素晴らしいばあちゃんとじいちゃんではなかった。

でも、長年生きてきて、嫌なことも苦しいことも耐え抜いてきた人たちだからこそ「重い言葉」だったなと思う。

そして、今度は私が年下の子たちに似たようなことを言っているんだ。

こういうのが「巡る」ってことなのかな。

正反対だった、じいちゃんの教え

父方のじいちゃんを一言で表すなら「ホラ吹き」だ。

本当かどうかも分からない小さいことから、「俺はトヨタの社長なんだ。」という言葉まで。

小さい頃は本気で信じていた。
本当なら豪邸に住んでいたのにね。ボロ借家だったけど気づかなかった。

そんなじいちゃんにはこんなことを教わった。

何を言われても生きたいように
やりたいように生きる

ばあちゃんとは正反対の人間。
一言も二言も三言も多いし、どうしようもないホラ吹きだったけど、私はじいちゃんが今でも大好きだ。


結局、「性格は顔に出る」のか

それは・・・分からない。

私は専門家でもないし、顔を見ただけでその人の性格が分かるとは言い切れない。

でも、眉間に皺を寄せる癖をやめて、愛想や話し方を意識するようになってから、周囲の反応が少し変わった気がしている。

それなら、ばあちゃんの言葉もあながち間違いじゃなかったのかも。

もし時間を戻せるなら——今度こそ、ちゃんと聞くのにな。

でも、時間は戻せない。
こうして思い出して、記録することしかできないのが少し悔しい。

でも、教えは日常の中に転がっている

何気ない風景を見て、「あの言葉はこういう意味だったのか。」と気づくことがある。

パスタを頬張りながら、ボーッと眺めていた他人の振る舞いから学ぶこともある。

こうやって自分の経験や気持ちを表に出すことで、見えてくるものがある。

意識していなかった「教え」は、意外と転がっているらしい。

偶然出会った歌や動物から、何かに気づけることもあった。

そう思うと、人生は面白い。

今日はどんなことに気づけるだろうか。

明日は何を学ぶだろうか。

明後日は?来月は?来年は?

私の冒険はまだ終われない。

Bamirah

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