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真説・セガハード─第6回 世界初公開!! セガサターンアクセラレーター「TRIP」基板と実機イメージ映像─


当時のセガハード開発者へ複数の関係者を集め、ロングインタビューによって、未発掘だった真相を明らかにし、後世にのこしていく企画「真説・セガハード」

第3回からは幻のセガサターンアクセラレーターTRIPトリップについての真相についての記事を世界初公開スクープとしてお届けしてきました。

TRIPトリップ編の最終回となる今回は、TRIPでどのようなビジュアルが実現できたのか、そしてTRIP版「シェンムー」はどうやって開発をしていたのか等、岡安啓司氏ら当時の関係者の証言と、TRIPのデモ映像、そして貴重な開発基板の写真やケースデザインのイメージや、コードネームの由来も初公開されます!
その他、セガ最後の独自3Dグラフィックスエンジンであり、当時突き抜けた技術を搭載していたアーケード基板HIKARUについてもお届けします!
最終回、怒濤どとうの新情報の数々と新ネタを公開します。ぜひお見逃しなく!

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TRIP版「シェンムー」はどうやって開発していたのか?

戸崎 TRIP版「シェンムー」はどれくらい開発が進んでいたのですか。セガサターンで作ったものをTRIP版に移植していたのかな?

戸崎健司【とさきけんじ】 セガでコンシューマゲーム機の開発部門に所属し、周辺機器などの開発を担当。セガ入社はメガドライブが発売された1988年。セガ退職はドリームキャスト撤退時の2001年。13年間セガのハード開発部門に在籍した当時の話はこちらの記事で掲載中。

直井 TRIPではあまり開発は進んでいなかったのではと思います。結局モノが完成しなかったので。ES(エンジニアリングサンプル)完成前には止めようって、鈴木裕さんが決定されてましたから。

直井純一【なおい じゅんいち】1991年に日立超LSIエンジニアリング株式会社に入社。SH-1、SH-2の開発に関わり、その後1994年9月セガに入社。第一設計部でセガサターンのコストダウン設計に従事。 1996年、セガサターン用グラフィックスアクセラレーター「TRIP」を提案し、開発を行う。その後、AMハードウェア研究開発部に異動し、セガAM最後の独自グラフィックスエンジン搭載のシステムボードHIKARUの開発に加わる。その後セガを退職し、ソニー・コンピュータエンタテインメントへ入社。PS3以降のゲーム機開発に従事。現在はゲーム業界を離れ、別の分野の仕事をしている。

矢木 シェンムーは「ドリームキャスト」にすると決めた時点で、(TRIPでやる話は)もうシャットアウトみたいなもんですよ。

矢木 博 【やぎ ひろし】1950年東京大田区生まれ。日本大学理工学部を経て、1975年セガ入社。システム2のアーケード基板開発をはじめ、MODEL2、MODEL3、NAOMI、NAOMI2、CHIHIRO(チヒロ)、TRIFORCE(トライフォース)、HIKARU(ヒカル)等を担当。家庭用ゲーム機ではゲームギアの開発を担当した経緯は第1回の記事を参照。

直井 だから、シミュレーターでちょっとテスト用の映像は作っていたかもしれないですけど、本格的な開発は一回もないと思います。ただ、進め方や仕様は何回か打合せでお伝えしました。

戸崎 FPGA版でソフト開発を始めたってこと?   どうやってAM2研側は開発をしていたのだろう?

直井 そこは私の推測でしかないんですけど、そもそもTRIP用に開発をしていたのか疑問なんですが…。

戸崎 過去の記事で、アクセラレーター用にソフトを作リ直していたって見た記憶があります。

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