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長安汽車、欧州15カ国350拠点から2027年650拠点へ――啓源初進出、PHEV・HEVも投入

    [メンバーシップ限定]中国の長安汽車が、欧州市場でのブランド展開と販売・サービス網の拡大を加速している。

    2026年10月12日、長安汽車はパリ・モーターショーで欧州戦略を発表し、長安啓源(CHANGAN NEVO)の欧州初進出を明らかにした。

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    すでに欧州で展開している阿維塔(AVATR)、深藍(DEEPAL)に啓源を加え、プレミアム、若年層向けテクノロジー、主流ファミリー市場をカバーするブランド体制を構築する。

    商品面では、BEVに加えてPHEVとHEVを欧州向けに紹介。技術面ではREEVも含めた複数の電動化方式を展開する方針を示した。

    さらに、2026年には欧州15カ国で350カ所を超える販売・サービス拠点を整備し、2027年には650拠点へ拡大する計画を発表した。

    欧州8社の現地子会社、800人超の従業員、80%超の現地採用率も明らかにしている。

    長安汽車の欧州事業は、完成車を輸出する段階から、ブランド、商品、販売、サービス、人員を現地で運営する体制へと移行しつつある。

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    AVATR、DEEPALに続き、啓源が欧州へ

    長安汽車は今回、長安啓源(CHANGAN NEVO)を欧州市場で初めて発表した。

    同社の趙非総経理によれば、2025年3月にはCHANGANとAVATRを欧州で発表し、同年9月にはCHANGAN DEEPALを投入した。

    AVATRは独創的なデザインと智能化を特徴とする新しいプレミアムブランド、DEEPALは若年層を対象とするテクノロジー・スポーツブランドとして位置付ける。

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    今回加わった啓源は、より幅広い一般家庭を対象とするブランドである。

    つまり、長安汽車は欧州で単一ブランドの販売を拡大するのではなく、異なる価格帯や顧客層を対象とする複数ブランドを展開する方針である。

    長安啓源は中国での展開開始から約3年間で、累計100万世帯に車両を提供したとしている。

    今回の欧州初公開では、Q05、Q06、A06の3車種を披露した。

    このうちQ05は、啓源がグローバル市場へ投入する最初のモデルと位置付けられている。

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    長安汽車によれば、Q05は中国のコンパクトSUV市場で6カ月連続販売首位となった実績を持つという。

    欧州市場では2027年初めの正式発売を予定している。

    ただし、今回の発表では欧州向けQ05の価格や具体的な販売開始国は示されていない。

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    欧州向けPHEVを追加、右ハンドル車も展示

    今回の商品発表で注目されるのは、BEV以外の電動化車両を積極的に紹介したことである。

    長安汽車は、DEEPAL S07 PHEVとS05 PHEVを欧州向けに披露した。

    S05 PHEVについては右ハンドル仕様を展示している。

    英国など左側通行の市場を含め、欧州の道路条件や利用環境に対応するための商品展開である。

    さらに、CHANGAN CS55PLUSには、藍鯨超擎(Blue Core)HEV技術を搭載した仕様を用意し、欧州で初公開した。

    長安汽車は今回、藍鯨超擎の技術体系がHEV、PHEV、REEVをカバーすると説明した。

    欧州市場ではBEVの普及が進む一方、国や地域によって充電設備、電力価格、走行距離、顧客の利用条件が異なる。

    長安汽車は複数のパワートレインを用意することで、異なる需要に対応しようとしている。

    ただし、今回展示されたPHEV、HEV、REEV関連技術のすべてについて、欧州での販売開始時期が確定したわけではない。

    今回確認できるのは、欧州向けの商品・技術戦略をBEVだけに限定しないという方向である。

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    AVATR T09コンセプトを世界初公開

    プレミアム領域では、AVATR T09のコンセプトモデルが世界初公開された。

    長安汽車は同車を、AVATRの新たな高級フラッグシップ系列の最初のモデルと位置付けている。

    車両はテクノロジーと高級感を組み合わせたSUVとして紹介された。

    ただし、今回の発表資料では、パワートレイン、電池容量、航続距離、価格、量産時期などの詳細は示されていない。

    また、長安汽車は天枢領航、天枢座艙、天枢底盤などの智能化技術も展示した。

    これらは、運転支援、車内智能化、車両制御を対象とする長安汽車の技術体系である。

    ただし、今回の展示が、各技術の欧州向け全機能の提供開始を意味するわけではない。

    欧州では現地の法規や認証への対応が必要となるため、展示技術と実際に利用可能な機能は区別する必要がある。

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    急速に進む中国のCASE(Connected&Cabin,Autonomous,Shared&Service,Electric)やAIについての最新情報。2018年から1日1本以上のレポート配信。毎朝8:00日刊中国モビリティレポートと適時号外レポート

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