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【本の紹介/裏話⑤】レシピだけではない、この本で伝えたかったこと

「いつか子ども向けの食の本をつくりたい。」

その思いが形になり、2024年12月、東京書籍から『子どもだけでつくれる 焼かないお菓子』を出版しました。

琥珀糖やフルーツサンド、グミ、チーズケーキなど、子どもでも挑戦しやすいレシピを紹介しています。

この本で伝えたかったのは、レシピだけではありません。


「なぜ?」「どうやってつくるの?」に応えたい

子どもだけでつくれる 焼かないお菓子

この本をつくるきっかけになったのは、子どもたちの「なぜ?」や「どうやってつくるの?」でした。

「お店みたいなフルーツサンドはどうやってつくるの?」
「ゼラチンはどんな飲みものでも固まるの?」
「グミって自分でつくれるの?」

そんなふうに、お菓子を前にすると次々に質問してくれます。そんな姿を見るたびに、子ども向けの食の本をつくりたいという思いが少しずつ大きくなっていきました。

レシピの向こう側にある楽しさ

「こはくとう」こはくってなんだろう。何でできているのだろう

お菓子づくりの魅力は、完成したものを食べるだけではありません。

材料を切ったり、混ぜたり、固まる様子を観察したり、ときには失敗したり。試行錯誤しながら完成させる時間そのものが、お菓子づくりのおもしろさだと思っています。

もうひとつ伝えたかったのが、「知る楽しさ」です。食は理科や歴史、文化とも深くつながっていて、その背景を知ることで、お菓子づくりはもっとおもしろくなります。

ゼラチンが固まりにくい果物がある理由や、お菓子のルーツなど、レシピの背景も楽しめる豆知識もたくさん盛り込みました。

「なるほど!」と思える発見にも出会ってもらえたらうれしいです。

「自分でできた!」という経験を届けたい

コンデンスミルクでつくる簡単アイス。自分でつくれる!

本づくりで何より大切にしたのは、「自分でできた!」という経験です。

子どもたちが安心して挑戦できるよう、身近な材料や道具を使い、安全面にも配慮しました。そしてページをめくるたびに、「次もつくってみたい」と思える一冊を目指しました。

イラストレーターの磯田裕子さんが描いてくださったネコ博士や子どもたち(とってもキュート!)と一緒に、私もお菓子づくりや豆知識の世界をご案内しています。

考えて、工夫して、完成したときに喜ぶ。そして、できあがったお菓子をひとりで楽しんだり、誰かと分かち合ったりする。

この本が子どもたちの「自分でできた!」という自信につながり、「もっと知りたい」という好奇心を育む小さなきっかけになれたら、これほどうれしいことはありません。

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子どもだけでつくれる 焼かないお菓子』原亜樹子著(東京書籍)
調理アシスタント/青木昌美さん、校閲/鷗来堂さん、ブックデザイン/川添藍さん、カバー・本文イラスト/磯田裕子さん、撮影/広瀬貴子さん、スタイリング/竹内万貴さん、編集・構成/本村のり子さん、プリンティングディレクター/栗原哲朗さん(TOPPANクロレ)(以上奥付順)

*2026年6月に第二弾『子どもだけでつくれる わくわく和菓子』原亜樹子著(東京書籍)も出版しました!

*下記は【本の紹介/裏話】の過去記事一覧です。


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