初めての方へ|家探しで集めた情報を「買う/見送る」の判断に変える
住宅ローンを調べる。
予算を考える。
相場を見る。
内覧で気になるところを確認する。
住宅購入では、調べることがたくさんあります。
ただ、情報が増えても、
「で、この家を買って大丈夫なのか」
という答えまで出るとは限りません。
私が住宅購入について伝えているのは、おすすめの物件や「この条件なら買うべき」という答えではありません。
予算、相場、物件の弱点、周辺環境、将来の売却まで確認しながら、
集めた情報を、自分たちが「買う/見送る」と決めるための
判断材料に変えること
です。
たとえば、
「内覧で気になった場所は、あとから変えられるのか」
「予算を上げるなら、その代わりに何を得られるのか」
「今は問題なくても、10年後に売るならどう見えるのか」
まで考えます。
住宅営業20年・350組超、購入5回・売却3回の経験から、自分で買って分かったこと、売るときに困ったこと、営業で見てきたことも含めて発信しています。
まずは、今の家探しの段階から読む記事を選んでください。
1.すでに気になる物件があり、申し込むか迷っている
気になる物件が見つかった。
夫婦とも悪くないと思っている。
予算や希望条件から大きく外れているわけでもない。
それでも営業担当から、
「ほかにも検討されている方がいます。申し込み、どうされますか?」
と聞かれると、答えが出ない。
住宅ローンや相場も調べたのに、
「で、この家は買っていいの?」
という最後の判断ができない。
そんな方に向けて作ったのが、
「この家、申し込んで大丈夫?」|夫婦で「買う/見送る」を決める最終判断5STEP
です。
「良い物件か」を知りたいのではなく、
「自分たちは、この家をどうするのか」
を決めたい方はこちらです。
2.まだ候補物件がなく、何から始めればいいか分からない
まだ気になる物件がない。
物件サイトは見ているけれど、何から決めればいいのか分からない。
そんな方に向けて、
「物件を気に入る前に、何をどの順番で確認しておくのか」
を9つのSTEPで整理したnoteを作っています。
良いと思える物件が出た日に、ゼロから考え始めなくていいように準備したい方はこちらです。
気になる物件が出たときに見る3つの判断軸
住宅購入では、すべての家庭に共通する正解はありません。
その中でも、気になる物件が出たときは特に次の3つを見ています。
1.買ったあとに変えにくいことは何か
壁紙や照明など、あとから変えやすいものがあります。
一方で、
立地。
日当たり。
周辺環境。
マンションの管理状態。
道路や隣地との関係。
など、買ったあとに自分たちだけでは変えにくいものもあります。
気になる点があったときは、
「気になるかどうか」だけではなく、「あとから変えられるか」まで分けて考えます。
2.買う理由と、見送る理由を両方作れるか
良いところを集めれば、どんな物件でも欲しくなります。
反対に、欠点だけ探せば、どんな物件でも怖くなります。
だから、
この家を買う理由は何か。
同時に、
何があれば見送るのか。
を両方考えます。
「気に入ったから買う」
「何となく怖いから見送る」
ではなく、自分たちなりに理由を残せる状態を目指します。
3.将来売るときにも説明できる強みがあるか
今の家族にとって便利な家でも、それだけで将来売りやすいとは限りません。
私は自分で住宅を売却した経験から、
「自分たちが好きな理由」と「将来売るときにも評価されやすい理由」は分けて見る
ようになりました。
駅距離。
周辺相場。
広さ。
管理状態。
生活利便性。
今は売る予定がなくても、
将来売ることになったときに、その家の強みとして説明できるものがあるか。
そこまで考えて購入します。
住宅営業20年でも、自分の家では判断を誤りました
住宅営業として家探しに関わってきましたが、それでも自分の購入ですべてうまくいったわけではありません。
最初に購入した築古マンションでは、約300万円をかけて室内をリノベーションしました。
自分たちの好みにはできました。
しかし売却するときには、
「自分たちが気に入る家」と「次の買い手にも評価される家」は同じではない
と実感しました。
購入するときに、室内はあとから変えられても、
手を入れても変えられない建物そのものの条件を、
購入判断に十分入れられていなかったからです。
ほかにも、
実際に住んでから分かった不便。
買うつもりで見に行ったのに見送った物件。
営業として、お客様が決断できなくなった場面。
売却するときに初めて気づいたこと。
そうした経験が、今の発信の土台になっています。
だから、住宅の知識を増やすだけではなく、
「それを、自分たちの購入判断にどう使うのか」
まで書くようにしています。
このnoteでは、物件の販売や不動産会社・金融機関の紹介を目的にしていません。
また、特定の物件について「買うべき」「見送るべき」と答えを決める個別相談も行っていません。
私が伝えたいのは、誰かに買う家を決めてもらう方法ではなく、
「何が分かれば申し込めるのか」
「どの条件なら見送るのか」
を、自分たちで考えるための判断材料です。
家探しで迷ったときに、
「この人なら答えを決めてくれる」
ではなく、
「この人の考え方を使えば、自分たちで決められそうだ」
と思ってもらえる発信を目指しています。
テーマ別に読みたい方へ|こんな記事も書いています
住宅購入で迷いやすいテーマの中から、いくつかを背景や判断方法まで詳しく整理しています。
中古住宅の内覧で、どこまで確認すればいい?
中古住宅は、室内がきれいだから安心とも、築年数が古いから避けるべきとも限りません。
室内だけでなく、外回り、水回り、設備、境界、修繕履歴、周辺環境など、
買ったあとに簡単には変えられない部分まで確認する
ための15項目をまとめています。
マンション購入で、あとから後悔しやすいことは?
マンション購入では、価格や間取りだけでなく、
売出価格ではなく成約価格を見る
管理や修繕を確認する
あとから変えられることと、変えにくいことを分ける
営業担当から急かされたときの判断を考える
など、購入前に確認しておきたいことがあります。
私が特に大切にしているのは、
買ったあとに変えにくいことほど、買う前に確認することです。
転勤や住み替えの可能性があっても、家は買える?
「転勤するかもしれないから家は買わない」
と決める前に、
実際に転勤したら家族で引っ越すのか。
単身赴任するのか。
売るのか。
貸すのか。
数年後に戻る可能性があるのか。
まで分けて考えると、判断が変わることがあります。
将来何かが起きる可能性だけではなく、起きたときにどんな選択肢を残せる家なのか
を考えるための記事です。
今の状態にいちばん近いものから読んでください。
