管理職が本当に助かる部下とは
数年前、ある若手社員にミーティング中に言われたことがあります。
「その進め方、あまりよくないと思います。」
その場では正直、何!?と思いました。他のメンバーもいる前で上司である私の進め方に真っ向から反対してきたのです。ただ、その指摘のおかげで効率よく業務を進めることができました。
今回はこのエピソードの部下のような「本当に助かる部下」について書いてみたいと思います。
空気を読まずに指摘できる
管理職も人間なので、当然間違えます。しかし間違いに気づいていても、部下の立場では忖度して指摘しづらいのが実態です。
冒頭のエピソードのように、チームのことを考えて指摘してくれる部下はその瞬間は扱いにくく感じることもありますが、後から振り返ると、そういう人のおかげで軌道修正できるのはありがたいです。指示された通りに動くだけでなく、違和感を飲み込まずに口にできる人の方が、長い目で見ると信頼につながっていくのだと思います。
「わかりません」と言える
わかったふりをして進めてしまう部下より、正直に「そこがよくわかりません」と言える部下の方が、管理職としては助かります。
わかったふりのまま進んだ仕事は、後になって認識のズレが発生したり、進みが悪かったりいいことがありません。「わかりません」は一見頼りなく見えますが、実際には手戻りを防ぐ、大事な発言だと感じています。また知ったフリをするよりわからないと正直に言って教えてもらう方がその人自身の成長にもなるので少し勇気がいるかもしれませんが、こちらとしても助かります。
自分の考えを持って相談してくる
「どうすればいいですか」だけで終わる相談と、「自分はこう考えていますが、どう思いますか」という相談では、管理職の負担が違ってきます。
後者のように自分の考えを持って相談してくれる部下は、たとえその考えが的外れでも、その時点で助言ができて進め方を修正できます。他の記事にも書きましたが、何よりこういう相談の仕方をする人は任せた仕事の中で自分なりに考える習慣がついているのだと感じ、評価の対象としてみています。
周囲の異変に気づいている
以前、口数の少なくあまり目立たない若手が「最近、〇〇さんの様子が少し変わった気がします」とぽつりと言ったことがありました。大した話ではないように聞こえましたが、業務の抱え込みによる不調の前兆であることが後にわかりました。仕事だけでなく周りの異変まで目を向けて気づきを共有してくれるのはありがたいです。
おわりに
「助かる部下」と聞くと、優秀で仕事をこなす人をイメージしがちですが、実際に管理職が救われるのは、空気を読まずに本音を言える人や、わからないことを隠さない人だったりします。取り繕うのではなく案外自分の気持ちを素直に見せることが、上司にとって助かることになるのかもしれません。
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私は自動車製品開発の管理職として、
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