「1日10分の家事」は10年で608時間。時短家電を"高い"と感じたときに私が使う計算式
ドラム式洗濯乾燥機、25万円。
ロボット掃除機、10万円。
食洗機、15万円。
家電量販店で値札を見た瞬間、「たしかに便利そうだけど……高いな」で引き返す。
これ、私は何年もやっていました。
でもある時期から、同じ値札を見ても迷わなくなりました。
理由は簡単で、「高い / 安い」で考えるのをやめて、計算するようになったからです。
今日は、私が時短家電や「時短投資」の前で必ずやる、たった1本の計算式を共有します。電卓アプリだけで30秒で終わります。
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そもそも「時短投資」とは
前提として、私は人生から「小さな義務」を消すためにお金を使うことを、時短投資と呼んでいます。
残業を減らしても、自由時間はぜんぜん増えませんでした。
原因は仕事ではなく、毎朝のヒゲ剃り、コンタクトの着脱、床の掃除みたいな、一回あたりは数分だけど、死ぬまで毎日発生し続ける作業のほうだったからです。
この考え方の全体像はこちらに書きました。
残業を減らしても、時間は増えなかった。30代管理職が「時短投資」に100万円使った話
計算式:「取り戻せる時間」を先に出す
やることは1つだけです。値段を見る前に、時間を出す。
1日に削れる分数 ÷ 60 × 365 × 使い続ける年数 = 取り戻せる時間たとえば、1日10分の作業を、10年ぶんなくせるとします。
10分 ÷ 60 × 365 × 10年 = 約608時間608時間です。まるまる25日ぶん、寝ずに作業し続ける量に相当します。
「1日10分」は、値札の前ではあまりにも小さく見えます。でも10年ぶん積むと、丸25日になる。これが、私たちが時短家電を買い逃す最大の理由だと思っています。
人間は、1日あたりの数分を、正しく積算できない。
早見表:あなたの「◯分」は、何時間になるか
いちいち計算するのが面倒なので、表にしました。スクショしてどうぞ。
https://daigovideolab.jp/?select=ai

数字で書くとこうです。
1日5分 → 1年30時間 / 10年304時間
1日10分 → 1年61時間 / 10年608時間
1日15分 → 1年91時間 / 10年913時間
1日30分 → 1年183時間 / 10年1,825時間
1日60分 → 1年365時間 / 10年3,650時間
1日30分を10年ぶん取り戻すと、1,825時間。週40時間労働で割ると、約1年ぶんの労働時間です。
食洗機で1日30分の皿洗いが消えるなら、それは10年で「働かなくていい1年」を買っているのと、時間の上では同じ計算になります。
次に、時間に値段をつける
時間が出たら、最後に自分の時給を掛けます。
取り戻せる時間 × あなたの時給 = その投資に出していい上限額問題は「自分の時給、いくら?」です。私は3つの決め方を使い分けています。
① 額面時給(いちばん保守的)
年収 ÷ 年間労働時間。年収500万・労働1,800時間なら約2,800円。
「これ以下なら明らかに買い」という下限ラインとして使います。
② 副業時給(いちばん現実的)
その時間で実際に稼げる額。副業の時給が1,500円ならそれ。
時間をお金に換える手段を持っている人は、これがいちばん正確です。
③ 「その1時間で何をしたいか」時給(いちばん効く)
子どもが起きている時間の1時間に、あなたはいくら払えますか?
私はここが本命だと思っています。取り戻した時間の使い道が決まっている人ほど、時短投資は正解になる。逆に使い道がない人は、時間を買っても結局スマホを見て終わります。
さっきの「1日10分 × 10年 = 608時間」に、時給2,000円を掛けてみます。
608時間 × 2,000円 = 1,216,000円121万円。つまり121万円までなら、その面倒を消す道具にお金を出しても、計算上は元が取れる。
だから私にとって10万円のロボット掃除機は、「高い」ではなく「1/12の値段」でした。
ただし、この式に通してはいけないもの
万能ではありません。私はこの3条件を全部満たすものだけに使っています。

条件1: 毎日(または毎週)発生すること
年に1回の作業は、この式では絶対に元が取れません。365を掛けられるものだけが対象です。年1回の面倒は、素直に我慢したほうが安い。
条件2: 自分がやらなくても品質が落ちないこと
掃除・皿洗い・洗濯物を干す。このあたりは機械がやっても結果がほぼ同じです。
一方で、やること自体に意味がある作業(家族に料理を作る、子どもと風呂に入る)を時短対象にすると、時間は増えても満足度が下がります。
消すべきは「義務」であって、「時間をかけたいこと」ではない。ここを間違えると、時短投資はただの浪費になります。
条件3: 一度払えば効果が続くこと
毎月お金がかかり続けるものは、この式のうまみが激減します。買い切り・施術・工事のように、払い終わったあとも効果が続くものが最強です。
実際に、私がこの式に通したもの
私はこの計算で、100万円ぶんの「小さな義務」を消しました。どれも上の3条件を満たしています。
医療脱毛(全身6回) — 毎朝のヒゲ剃りが消える。条件①②③すべて◎でした。
ICL(眼内コンタクトレンズ) — 毎日のコンタクト着脱と洗浄が消える。両眼60万円。
【ICL体験談】ど近眼パパが60万円かけた正直レビュー(¥100)
ロボット掃除機 — 床掃除が消える。これは近日、別記事で詳しく書きます。
ドラム式洗濯乾燥機(Panasonic NA-LX129EL) — 「洗濯物を干す」が消える。導入から5ヶ月、干す・取り込むの往復が丸ごとなくなりました。条件①②③すべて◎です。
https://a.r10.to/hg3lrZ
金額だけ見ると「そんなに使ったの?」と言われます。でも取り戻した時間で計算し直すと、ほとんどが数年で回収の終わる買い物でした。
まとめ:値札の前でやる4ステップ
1日に何分減る? を出す
÷60 × 365 × 使う年数 → 取り戻せる時間
× 自分の時給 → 出していい上限額
3条件チェック(毎日発生 / 品質が落ちない / 効果が続く)
「高いから買わない」は、判断ではなく判断の放棄でした。
30秒の計算をするだけで、買うにせよ買わないにせよ、後悔がなくなります。
今日、値札の前で止まったものがあれば、ぜひ計算してみてください。
時短投資の全体像はこちらから。
残業を減らしても、時間は増えなかった。30代管理職が「時短投資」に100万円使った話
ちなみに同じ日に、5年前の自分が毎朝つぶやいていた「定時退社ハック」を、管理職になったいま採点し直した記事も公開しました。
5年前の私が毎朝つぶやいていた「定時退社ハック」を、管理職になったいま採点する
こういう「時間の使い方の実験」を、毎週やっています。
よかったらフォローして、次の実験結果も見ていってください。
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