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東風吹かばフィンランド語空耳アワー

Duolingoで続けているフィンランド語。

koti-ikävä

という単語が出てきた。

koti(家)+ ikävä(恋しい、寂しい)
意味は「ホームシック」
読みは「コティ・イカヴァ」


ホームシックはコティ・イカヴァ

koti-ikävä
ハイフンでつなぐ単語,初登場。

kotiiikävä とつなげないのは、i が続いてしまうからだろうか。イーと伸ばすのではなく、それぞれの i を立たせたいのか。

コティイカヴァではなくコティ・イカヴァとナカグロをつける心に通じるものがあるのかもしれない。

「家」home は koto
「家で」at home は kotona

と覚えたが、kotoikävä とならないのは、これいかに?

Minulla on ikävä ◯◯
I miss ◯◯
◯◯が恋しい

Minulla on ikävä kotiin. 
I miss home.
うちが恋しい。

Minulla on ikävä sinua. 
I miss you.
あなたが恋しい。

恋しい恋しいkoti-ikävä。

道真が詠んだコチフカバ

コティ・イカヴァの音に既視感。

コチフカバ。

「東風吹かば」と言えば、太宰府に流された菅原道真の有名な和歌。

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春な忘れそ


「拾遺和歌集」に収録されている。教科書にも載っている。

左遷された大宰府で京都を懐かしんで詠んだ歌だと思っていたが、京都を去るときに詠んだ歌という説が有力のよう。

いずれにしても京都の自宅にあった梅にあてて詠んだ歌

春の風が吹いたら、香りを届けておくれ、(うちの)梅の花よ。主人がいなくとも、春(の訪れ)を忘れてはならないよ。

「淋しいよ」か「淋しくなるよ」の違いはあるけれど、「東風吹かば」は「コティ・イカヴァ」の歌と言えるのではないだろうか。

コティ・イカヴァ、ほぼコチイカバ。
コチイカバ、ほぼコチフカバ。

完全に韻は踏んでいないけれど、故郷を懐かしむ気持ちが共通している。

「東風吹かば フィンランド語」で検索したら

コチフカバとコティ・イカヴァが似ていると思った仲間がいるだろうかと調べてみたら、検索結果の一番上にAIがしゃしゃり出た。

菅原道真の有名な歌「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」のフィンランド語訳の一例です。

Kun itätuuli puhaltaa,
levittäkää tuoksunne, luumunkukat.

Älkää unohtako kevättä,
vaikka isäntänne on poissa.

単語の解説
Kun
  ~のとき
itätuuli  東風(itä=東、tuuli=風)
puhaltaa  吹く
levittäkää  広げなさい、漂わせなさい
tuoksunne  あなたたちの香り
luumunkukat  梅の花(luumu=梅、kukka=花)
Älkää unohtako  忘れるな(否定の命令)
kevättä  春を
vaikka  ~だけれども
isäntänne  あなたたちの主人
on poissa  いない、去った

※この訳は、意味を理解しやすいように意訳したものです。

とのこと。フィンランド語の勉強にはなった。Kiitos.(ありがとう)

さらに続きがあった。

「koti-ikävä」について
フィンランド語で「ホームシック」「故郷への恋しさ・慕わしさ」を意味する言葉です。

「東風(こち)」という言葉と、故郷を想う「koti-ikävä(コティ・イカヴァ)」の響きが重なります。 

お、コチとコティの響きが重なると気づいている!

こちらのnoteへのリンクが貼られていた。フィンランド語は出てこないが、達筆の東風吹かばに出会えた。

わたし調べでは「koti-ikävä」と「東風吹かば」を並べている仲間を見つけられなかった。

太宰府と梅ヶ枝餅

道真は梅を愛したらしい。大宰府名物「梅ヶ枝餅」はそこからかと思いきや、食べるものに苦労していた道真に「梅の枝につけて差し入れした」エピソードが由来だそう。

梅を愛し、梅に助けられた道真。梅の精のはからいかもしれない。

タイトル画像は「みんなのフォトギャラリー」で「太宰府 梅」を検索して出会った一枚。山嵐さんありがとうございます。東風と山嵐も連想ゲームのようで楽しい。

フィンランド語は空耳の宝庫

カタカナ語読みのフィンランド語は空耳の宝庫。

女性(nainen)は「ないねん」
動物(elain)は「えらいん」
猫(kissa)は「喫茶」

などなど。ついついダジャレを作りたくなる。大阪弁にもよく似ている。

ンとア行で終わりがちでマ行で始まりがちなフィンランド語。マサコが活躍する「かもめ食堂」もフィンランド語が聞き取りやすくて学習意欲をかに立ててくれる。

「一茶は俳句が得意っさ」もダジャレ。


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脚本家・今井雅子📚言葉遊びが好きな物書き 目に留めていただき、ありがとうございます。わたしが物書きでいられるのは、面白がってくださる方々のおかげです。