短編小説まとめ #027
こんにちは。財布野紐ゆるみと申します。
以下、これまでに書いた短編記事をまとめています。
なお前回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #026
261.席の話、人の話
カフェの席を長時間使うことについてのSNSの投稿から、「配慮」と「ルール」の違いについて考えるというお話です。(約1850字)
そこにルールや決まりがなかったとしても、目の前にいる誰かを見て、配慮することができる人間でありたいなと私自身、思います。
262.咲かない場所
四十年前の事故によって変わってしまった土地を守り続ける男と、その場所に残された記憶を描いたお話です。(約3300字)
時間が経てば出来事は過去になっていくけれど、そこで生きていた人にとっては、必ずしも「終わったこと」にはならないのかもしれません。
263.豆乳鍋
父親がいない家族の食卓に、新しい家族になるかもしれない男性が加わることで、子どもたちの中に生まれる戸惑いを描いたお話です。(約1500字)
家族のかたちや関係性が移り変わるとき、その変化は、本当か嘘か、偽物か本物かというように、簡単には分類できないものなのだと思います。
264.蟻地獄
文章を通じて他人と繋がり、自らの欲望のために相手を「獲物」として利用する物書きと、その相手との奇妙な関係を描いたお話です。(約4100字)
作品を足掛かりに、誰かの内側へ近づくこと。そこには、踏み込む方も踏み込まれる方も、どこか危うさが含まれているのかもしれません。
265.飲みどき
女が、土用のうなぎと頭痛薬をきっかけに、人生で触れるものにはそれぞれ「効く時期」があるということを考えるお話です。(約1000字)
あとになって気づいたときにはもう、同じようには受け取れない。そんな、見計らうべきタイミングの難しさやもどかしさを描いてみました。
266.変わる勇気
成功をうたう自己啓発コンテンツを見て、「変わること」と「自分で考えること」について考える会社員たちのお話です。(約2150字)
社会で生きる以上、周りの影響を無視することは難しい。怪しいものを見抜けるからといって、簡単に騙されないというわけではないのだと思います。
267.ポケットのシール
幼稚園で働く女が、参加カードにシールを貼るという園児のための仕組みを通して、その価値について考えるお話です。(約2400字)
皆勤賞や、連続参加してもらえるバッジ。そういったかたちに残る実績よりも、目に見えないところに大事なものがあるような気がします。
268.笑わせてください
自分の笑いを理解できない人を「素人」と切り捨て、他人を笑いの材料にしてきた芸人が、少し変わった舞台に立つというお話です。(約3500字)
当然のように認めてくれる人だけを集めた場所に居続けるだけでは、決して見えないものがある。そんな皮肉を込めて、描いてみました。
269.氷を受けない
家で決定権を少しずつ失っていった父親と、その姿を見ながら成長した娘が、冷蔵庫を通して家族のあり方を見つめるお話です。(約2250字)
便利な機能があっても必ず使えるとは限らないように、人にも、本来持っているはずのものを、使わなくなってしまうことがあるような気がします。
270.見積書
補助金の申請に向けて、まだ何も決まっていない段階から、取引先に見積書を依頼する会社員の姿を描いたお話です。(約2150字)
一枚の見積書の向こう側に、それを作るために誰かが使った時間があるように、働く人はみな、仕事に何かしらを捧げているのかもしれません。
また、お話がたまったらまとめようと思います。
よろしくお願いします。
※次回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #028
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【これまで書いたすべての記事は以下にまとめてあります】
財布野紐ゆるみ全記事まとめ
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