見出し画像

【文学フリマ挑戦】#21 MMPP Selection=選書|MMPP Publishing

▶ 1つ前のお話はこちら

「増えたなぁ」

気が付けば、マガジンが増えていました。

作品ごとに分けて。
連載ごとに分けて。
役割ごとに分けて。

少しずつ整理してきた結果です。

でも、一覧を眺めていると、ふと思いました。

「……で、どこから読めばいいんやろ」

作ったのは自分なのに、自分が一番迷っています。

MMPP Publishing「note」。
文学フリマ大阪14。
Works。
Lab。
One-Cut-Story。
短くて小さな物語。
Official Label。
Creators。
イベント案内。

ちゃんと分かれている。
ちゃんと名前もある。
ちゃんと意味もある。

それなのに、なんか迷います。

どこから読めばいいのか。
どれが入口なのか。
作ったのは自分なのに、自分が一番分かりません。

整理はしてきたはずでした。

背もたれに、深く身体を預けて、天井の灯りを見上げる。
眩しくて、すぐに目を落とした。

「はず……か」

分けて、置いて、積み上げてきた、はず。
でも、それで「見やすくなったか」と聞かれると、少し違う気がします。

「マガジンは、棚」

でも、それだけでは足りない。
どこから入るのか。
何を先に見るのか。

一つの言葉が浮かびあがりました。

【MMPP Selection=選書】

頬杖をつき、ぬるくなったグラスの結露を、人差し指でなぞる。

それは新しく何かを作ることではない。
すでにある棚から、どれを見せるかを決めることでした。
つまり、構造ではなく編集です。

棚(マガジン)は、分けるためのもの。
選書は、見せるためのもの。

読んでほしいものがある。

それを、どう見せるかを考えてみました。

推すというより、少しだけ前に押し出す。
並んでいるだけだったものが、少しだけ、選ばれるものに見えてきます。

カーソルが点滅している。
まだ何も変えていない。
それでも、私の手はもう、本棚のほうへ伸びていました。

「よし」

『タイムマシーン・ロッカー』、『短くて小さな物語』か、次は、どの子を紹介しよう。

でも、選書って、自分の本を並べることだけなんやろか。

そう考えた時、私の手は、もっと昔から置いてある一冊を手に取っていました。

【管理人の本棚】#01 わたしにとっての原点——本を読むきっかけ|『未来いそっぷ』 著者:星新一
(自分の書いた本ちゃうんかぁ~い!)


#22 売れない未来を全部考えたのに、さらに本を追加する話
#20 最初は二冊を文学フリマ大阪14に持っていきたかった。でも……
文学フリマ大阪14への軌跡|一覧はこちらからどうぞ


「短い文章が好き。」の作品一覧
 ▶ One-Cut-Story(断片・切取り)
 ▶ 短くて小さな物語(読みやすい短編)
 ▶ Lab(実験・断片・連作)

© 2026 MMPP Publishing
Home / Works / Creators / Lab /「note」/ Label / Legal / Contact


この記事が参加している募集