この12節では、ヌーメノンやフェノメノンの概念も登場を待っているように、思えてきますね。それをカントは、叡智的な世界って呼んだわけですね。そこからヌーメノンやフェノメノンが登場するわけですね。 でもこれって、ライプニッツを誤謬に導いたものです… 連載 超訳プロレゴメナ 220 読書会編 151
第20回 超訳プロレゴメナ読書会より
ディスカション(承前)
牧野照邦:
さらに、この12節では、ヌーメノンやフェノメノンの概念も登場を待っているように、思えてきますね。
曽根康夫:
それは、ぼくも感じています。ここなんか、認識の限界を言っているわけですが、じゃあ認識の限界を超えた世界ってもの、ぼくたちには、どうすることもできない世界ってものも、考えさせれます。
牧野さんが言っているのはここでは、ないでしょうか?
これは明らかに、直観が直接に得た総合的命題だ。当然のことだがこの直観は純粋にア・プリオリに与えられたものでなければならない。そうでなければこの問いを、暗黙的な確実なものと観ることはできなくて、経験的な確実性だけを持つものとなるだろう。この場合は、常にそうなっていると解っている時だけしか、ぼくたちの感覚が届く範囲だけでしか有効としか言えない。
前島幸太郎:
それをカントは、叡智的な世界って呼んだわけですね。そこからヌーメノンやフェノメノンが登場するわけですね。
でもこれって、ライプニッツを誤謬に導いたものです…
池田幸男:
それを乗り越えたところに、カントの偉大さがあるってことなんですね。
山際このみ:
その話は次回以降にしない? 荒川ゼミを1年以上履修してれば、納得できる話だけど、そうじゃない人もいるんだから…
栗林雄太:
ぼくは、荒川ゼミ履修1年未満ですが… でも、いよいよ、コペルニクス的転回が間際に迫ってきたって、予感もしてます
桐川夢見:
わたし未履修だけど、なんとなく、コペルニクス的転回の予測をしていました。でも、菅原さんや逸見さんは、眼を白黒してるかも… ふふっ…
(菅原、逸見は、社会科学研究会の一員で、桐川夢見と親しい友人)
須田隆雄:
それは、2月くらいになれば解るはずですよ!
山際このみ:
菅原さんには、丁寧に説明しなくっちゃね!
笑い声が全体に響いていた。
(須田隆雄と菅原郁恵は交際している。これは参加者全員がよく知っていることだった)
