今の超訳を最終稿だなんて、ぼくは考えていません! 君たちの意見を取り入れて改定していくことも、考えています。まあ、せいぜいプロトタイプって思っていてください。 連載 超訳プロレゴメナ 146 読書会編105
超訳プロレゴメナ読書会 第十回から
ディスカション(承前)
曽根康夫:
さっき引用した箇所の続きはこうなっています。
両者とも、確実に言えることがある。どちらも分析の原理、つまり矛盾則だけからは、それらが生まれる可能性はけっしてない。
この個所の、「矛盾則だけからは」が、とても気になりますね!
須田隆雄:
とくに、「だけ」ってとこは、ぼくも気になってしかたありません。
池田幸男:
総合的判断が成立するために、矛盾則を無視することはできないにしても、矛盾則だけから導き出すことができない、ってことなんでしょうね。
桐川夢見:
そういうことなんだ! でも、ここ、なんど読んでも解らなかったとこだけど…
山際このみ:
そうだね! ここは、超訳も再考が必要かもしれないね…
須田隆雄:
山際さんも、思ったこと、すぐ言葉にしてしまいますね!
栗林雄太:
それは、須田さんも思ってたってことなんですか? ぼくは、ぼく自身の理解力が不足しているとばかり思っていました。
荒川先生:
今の超訳を最終稿だなんて、ぼくは考えていません! 君たちの意見を取り入れて改定していくことも、考えています。まあ、せいぜいプロトタイプって思っていてください。
山際このみ:
いまの先生の言葉が、秋からゼミの方向を決定づけたよね。ゼミの全員が超訳に参加しているって…
前島幸太郎:
次も、ここまでのディスカションで、かなり解りやすくなっているのじゃないだろうか?
どっちもまったく異なる原理を必要とするが、それにも関わらずどのような推論からでも、奇妙に観えるかもしれないが矛盾則に従わなければならない。しかもそこからすべてを導き出すこともできない。なぜなら矛盾則に反することは決して許されないからだ。
曽根康夫:
矛盾則に反することはできないが、「まったく異なる原理も必要だ」っていうことなんですね。
池田幸男:
ここまでを前提として把握していれば、総合的判断の分類も、唐突には見えないのかもしれません。異なる原理の紹介としても…
